①5月9日12時の天気図 気象庁HPより引用
②5月9日12時の全国ウィンドプロファイラー風向風速分布図 気象庁HPより引用
5月9日は、山梨県内各地で晴れ渡り、気温が上がりました。
県内各観測地点の最高気温ですが
勝沼 で 30・4℃
甲府 で 30・1℃
古関 で 29・9℃
大泉 で 29・5℃
韮崎 で 28・9℃
大月 で 28・0℃
河口湖 で 27・9℃
切石 で 26・2℃
南部 で 26・1℃
山中 で 24・3℃
となっています。
勝沼と甲府では本年初真夏日、他の各地点も、切石と南部を除いて本年最高気温を観測しました。
引用図①②より、本州の南海上に高気圧がありますが、この高気圧の上空3000m付近まで、時計回りの気流(高気圧性循環)となっており、この高気圧が背の高い(暖気に覆われた)高気圧であることがわかります。山梨県内は、この高気圧性循環のほぼ真下となっており、暖気に覆われた高気圧のほぼ真下ということで、下層が顕著な下降気流となり、いっそう昇温した ことが、本日の暑さにつながった と私は考えます。
本日のように、県内全域が背の高い高気圧に覆われて昇温が予想される場合、県内各地では、ほぼ全域で気温が上がりますが、とりわけ、中西部の盆地地域中心に気温が上がります。
本ブログ前記事で紹介した、東部大月周辺が甲府付近より先に気温が上がり、最高気温も高くなるタイプとは異なる気温分布となるわけですね。