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台風17号昨夜遅く県内西部を通過 

2012-10-01 16:27:42 | インポート

①9月30日21時の天気図 気象庁HPより引用

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②10月1日3時の天気図 気象庁HPより引用

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台風17号は、昨日9月30日19時過ぎに愛知県東部に上陸。その後本州を北東へ速度を上げて進んで、21日21時~22時頃、山梨県内西部を通過、10月1日3時には宮城県東部へと進んでいます。

筆者自身、本ブログで、昨日の記事で、今回の台風17号が仮に、山梨県静岡県境付近から長野県東部へと進路を取るなら、県内では盆地地域や地形的に南北方向へ開く山の斜面や谷間にあたる地域など中心に暴風に見舞われると書きましたが、今回の台風17号、山梨県西部を通過したことで、前記した暴風に見舞われると指摘したコースからやや東に外れたため、風は幾分抑えられました。

それでも、最大瞬間風速は、河口湖で27・0m毎秒 甲府で25・8m毎秒で、10分間の平均でも最大で、両観測地点で13m毎秒~14m毎秒と、交通機関が影響を受け始める程度の強風を観測しました。

③山梨県内地形図 グーグルHPより引用

Photo

山梨県内が特に風速が強まりやすい台風の進路は、本ブログ昨年9月30日の記事を参照頂ければ一目瞭然ですが、県内全般的に南~南東風が数時間継続して吹く気圧配置となる進路となります。台風の中心が、静岡県境付近を通過する場合、南~南東風が県内では、富士川沿いや富士山周辺を気流が迂回して収束し強まれてたり、富士山や御坂山地から吹き降りる山越えのおろし風が強まったりするためです。

一方、今回の台風17号で、富士五湖地域の一部では、30日夜、一時、時間雨量換算で100㎜を超すような猛烈な降水を観測していますが、台風17号の移動速度が早かった点が幸いして、24時間降水量は、富士五湖地域や峡南地域で100㎜を超えた箇所があるものの、甲府など盆地地域では、おおむね40㎜~70㎜程度で済みました。