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冬将軍北日本へ到来!山間部中心に積雪も!

2011-11-15 23:48:09 | インポート

①11月15日18時の天気図 気象庁HPより引用

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②11月15日18時の日本付近雲画像図(赤外画像で拡大版) 気象庁HPより引用

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③11月15日18時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用

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11月15日は、全国的に冬型気圧配置が強まり、北日本の上空には強い寒気も流れ込んだため、北日本の日本海側では、平野部でも降雪となった箇所がありました。

また、北海道や東北地方の山間部を中心に積雪となり、青森県の酸ヶ湯では、15日22時までの24時間に28cmも雪が降り積もり、15日22時現在、青森県の一部地域には大雪注意報が発表されております。

引用図②より、冬型気圧配置時の寒気の吹出しに伴う筋状の雲は、その発生地域が北海道や東北では、大陸からすぐの箇所となっており(離岸距離が狭くなっています)、北日本中心に強い寒気が流れ込んでいることを示しています。

さらに、引用図③の水蒸気画像上では、U字型に、白くぼやけ帯状の画像域が本州の南半分に現れていて、その北側には、やはり白くぼやけ帯状の画像域が縞状に連なっています。これは、冬型気圧配置に伴って、本州付近の上空に強い寒気が流れ込んできている証拠で、当該白くぼやけ帯状の画像域では、上空3000m付近の上昇流域に対応するもので、寒気吹出しに伴う筋状雲が帯状になって発達しやすい場所でもあります。

冬型気圧配置時は、山梨県内では、盆地を中心に乾いた晴天となりますが、上空寒気の勢力が強く、等圧線の幅が狭まって本州中央部で風が強まる場合(おおむね北陸地方沿岸で、風速20mを超す箇所が出始め、北陸地方周辺で大雪警報クラスの降雪となる場合)は、北部や西部の山間部で降雪となり、積雪となる場合もあります。

幸いに、今回の冬型では、本州中央部で風が強まることはなさそうで、明日16日にかけても乾いた晴天が続きそうです。

ただ、明日16日の朝の最低気温予想は、甲府で4℃、河口湖で1℃。ぐっと冷えそうです!