へえ〜!そうなんだ!山梨県

山梨に特化した自然現象を紹介!
連絡先は
tenki@air.ocn,ne.jまでよろしくいお願いいたします!

台風12号はゆっくりと北上続ける。県内では東部富士五湖や峡南中心に大雨 土砂災害や洪水には厳重に警戒!

2011-09-01 22:41:16 | インポート

①9月1日気象庁発表の台風12号進路予想図 気象庁HPより引用※台風12号の進路予想は最新の情報を利用してください!

111200

②9月1日21時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版) 気象庁HPより引用

20110901210000

③9月1日21時現在の全国レーダーアメダス解析雨量図 気象庁HPより引用

20110901210000u

大型で強い台風12号は本州の南海上をゆっくりと北上中です。

台風12号は、引用図①より、2日深夜に、紀伊半島~四国の地域にかなり接近、上陸する恐れが強まってきました。

引用図②より、本州上には、Ⅰ:台風を取り巻く雲の集団と、Ⅱ:台風の縁を廻るようにして流れ込んできた暖湿流、それに、Ⅲ:日本海にある500hpaの谷に前面に広がる上空3000m付近の上昇流域(この部分の下層では暖湿流を呼び込んでいるのです。) それぞれに伴う帯状の白輝域が見られ、前記ⅠとⅡの影響で紀伊半島や関東西部や甲信地方南部で強い降水域が広がっています。

群馬県の伊勢崎では1日17時までの24時間に297・5㎜の降水量を観測したほか、山梨県内では富士五胡地方の山中で1日18時40分までの24時間に245・5㎜を観測したほか、南部でも24時間降水量は200㎜を超えました。

ただ、今回のような、暖湿流流入で地形的特性で雨雲が発達して生じる大雨の場合、山の風上にあたる地域では降水量が多くなるものの、隣接した風下にあたる地域では、風上地域より降水量はぐっと少なくなる特性があります。

県内東部地域の上野原では24時間降水量は100㎜を超えましたが、上野原より西へおよそ30kmしか離れていna

い大月では、暖湿流が県内に流れ込んでくる方角(南~南東)の風下に当たっているため、24時間降水量は、30㎜を若干上まった程度どまりでした。

ただ、今後も、東部や富士五湖、それに峡南地域を中心に大雨が降り続きますから、土砂災害や洪水には充分に警戒してください!