遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

中秋の名月

2022-09-11 16:38:21 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年9月11日(日)

中秋の名月 : 芋名月

昨日(9月10日)は中秋の名月、満月が重なった。
名月は見られた?

陰暦の8月15日、昨日9月10日は中秋の名月を賞でる
行事で、中国から伝わってきたものだが日本ではそれ以前
から、月は暦として生活に大きく関わって居り、「十五夜」
は農耕上の重要な折り目となっていた。農耕の拘わりを示す
ものとして、芋や枝豆等を供える事とし、中秋の9月0日は
芋を供える「芋名月」ともいわれている。
銘菓 芋名月、


後の月と云われる陰暦9月13日(10月15日)は「豆
名月」ともいう。
中秋の名月は年中でこの月が最も澄んで美しいとされる。
その一つは季節が佳く、秋草や虫の音、夜露や涼風などの
風物の佇まいが一層月を明澄にするようである。
この名月がかかる夜を「良夜」という。
港の上空、少し雲が、、、直ぐに晴れて、

また、8月15日(9月10日)の夜が雲に覆われて月が
見えない事を「無月」(むげつ)という。月は見えないが
然し、空はどことなく明るく名月が出ている様に感じさせ
る。見えない月を心で思い描く情趣で余韻があるという。

「お月見どろぼう」

中秋の名月の日に、名古屋近郊の一部では変わった風習が
在る。「お月見どろぼう」といって、お月見のお供え物を
この日に限って盗んでもよいとされる行事。
子供達は竿の先にクギ等をくっ付けて、お供え物のお団子
(今ではお菓子)等を盗って帰った。
愛知県の日進市や名古屋市東区、緑区、三重県の四日市市
桑名市等に伝わる風習である。
江戸時代、「五穀豊穣を願い子供は神の使いで、お供え物
を持っていかれるとその年は豊作になる」と伝えられた。

新聞記事、、
日進市では毎年子供達が楽しみにしている行事で、夕方に
集り町内の家々を回り「お月見どろぼうだヨ」と声をかけ
玄関先に置いてある「お菓子」を一人1個ずつ貰い歩く。
町内を一周すると数10個が袋一杯に、、、、。・
最近ではオモチャや小物(クラフトで作った置き物等)も
あり、若いお母さん等も(家の承諾を得る)一緒に、、、


名古屋城




今日の1句

ひつそりと月見る人を探しををり  ヤギ爺