遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

夜 食

2022-09-18 16:20:09 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年9月18日(日)

夜 食 : 夜食喰ふ

大正時代以前には、陰暦8月1日の「八朔」や秋彼岸の
頃から「夜なべ」(夜、鍋をかけながら仕事をする事)
が始まった。

夜なべは夜業であり男は主に藁仕事、女は糸紡ぎや繕い
などをしたとある。
若者等は「夜なべ小屋」に集まって集団で行動した。
この夜なべの後で食べたのが「夜食」の始まりのよう。
雑炊やうどん等を食べた様である。
母さんのうた(よく流行ったなー、)


今では夜なべは廃れて夜食も減り、代わりに学生達が
受験勉強で深夜まで机に向い、親達が子のために夜食
を作り、部屋へ運んでいる。

夜間に食べる軽食の意味合いとなっている。
卵雑炊などを、

また以前は残業するのが当たり前の時代で在った。
私も現役の頃には、毎晩のように残業をし、夜8時を
過ぎると夜食を取り、出前などの残業飯が用意された。
2時間程で切り上げる時にも、残業パンが支給される。
(いずれも、事前に残業予定を申告する制度があった)
今では、働き方改革で殆どが残業禁止の時代である。
夜、5時の定時に帰るのが当たり前で、定時になると
夜警が回って「消灯」をして行くようだ。
勿論、緊急時(納期が迫る。突発事項発生等)の場合
には、事後に直ちに代休を取らねばならぬようである。
それでも、所定時間オーバーした場合はサービス残業
(無給)も止むを得ず、、(然しこれは後に罰則が、)
懐かしき、古き佳き時代の思い出である。

アッ、そうそう、、若き頃には週末になると友人宅で
徹夜マージャンをよく行っていた。4人集まれば囲む。
「雀荘」(街の麻雀屋)は12時まで、、それ以上は
各家庭を持ち回りである。
うどん等を作り、、

夜泣きそばを、、

その家のカミさんは大変である。夜中に夜食を出す。
時には、夜泣きそばを、、(これも古き佳き時代?)
そう言えば、今の若い人達は麻雀(マージャン)等
はヤラヌそうである。(雀荘も絶滅種か?)

今日の1句

夜食喰ふ徹夜マージャン昭和かな  ヤギ爺