遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

秋黴雨

2022-09-24 16:46:04 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年9月24(土)

秋黴雨 : あきついり、秋霖

秋といえば、秋晴れ、秋日和等と素晴らしい好天を想う。
然し今年の様に、むしろ天気が悪く雨天が多い様である。
毎年9月中旬から10月中ば頃までは、「秋の長雨」と
いわれる一種の雨季に入る。(台風シーズンでもある)
秋雨はどこかうそ寒く沈み、浮き立たないようだ。


この「秋黴雨」や「秋霖」は、一層淋しい語感を含んで
いる言葉。

蕭条(しょうじょう)と降る雨は冷たく寂しい雨。
細かく、時には梅雨のように降る雨をいう。
この「秋黴雨」という季語は芭蕉の発句には見当たらず、
芭蕉の没後に用いられ始め、次第に広まっていった様で
ある。

ここ2週連続、3連休を直撃するように台風が発生して、
連休を利用して旅行に出かけようとする「行楽」の足を
止めてしまった。今回の台風(15号)は大型ではない
が、大雨が東海地方(中でも静岡県を中心に)を襲った。

土砂災害が発生し、死傷者も出ている。
我が家でも連続して、ベランダ等の物を退避させた。

明日は、学区の運動会(3年ぶり)を規模を縮小して
開催する予定である。今朝は雨も止み若干、風は強いが
何とか開催できそう、、、。

早朝から何度も天を眺め、公園の地面の泥濘状態を確か
める。体育委員の方は会場(中学校)へ出かけ、グランド
の準備(整備)を整える。
例年は午前・午後を通し競技を行い弁当も準備する。
今年は半日で人数も各町内3,40名、競争などの対抗戦
は止め、演技(玉入れ等、親子が楽しむゲーム)中心。
それでも子供達は待ち遠しい様で、不安げに空を見上げる。

今日の1句

秋黴雨天眺めをる果てもなく  ヤギ爺