令和4年8月29日(月)
鶴舞公園の酔芙蓉
酔芙蓉は、アオイ科・フヨウ属の落葉低木
中国原産の芙蓉を改良した園芸品種、一重・八重咲きがある。
同じ花が朝の陽射しの中では純白に開花し、午後2時頃にな
ると薄紅色に染まり、夕方になると殆どの花が萎んでしまう。
夏から秋にかけて大輪の花を咲かせ、朝・昼・夕と花の色の
変化が、まるで酒に酔い顔が赤くなる様子から、「酔芙蓉」
の名が付けられた。
樹木の高さは1~5mで、5弁の一日花が咲く。
葉は10~20cm程の掌状で、5~7に浅く裂け互生する。
芙蓉によく似た花に木槿(ムクゲ)があるが、芙蓉の花との
違いは、花の雌蕊が5つにカーブするように曲がっているの
が「芙蓉」で、真直ぐなのが「木槿」である。
最も区別し易いのが葉っぱで、芙蓉の葉は大きな掌状裂けた
(5~7)形で、色は明るい緑色をしている。
木槿の葉はやや小さめで、葉の縁がのこぎりの様なギザギザ
の切込みが在る。
芙蓉の花のいろが変わるのは、日照や気温が影響していると
推測されるがハッキリした事は判らないようである。
名古屋市お鶴舞公園内の酔芙蓉の花が見頃を迎えている。
この花の咲く「芙蓉園」に入ると、紅潮した顔がそこかしこ
を彩る様子は、まるで宴会場のよう。
宴もたけなわだが、ぐでんぐでんに酔った花は少しずつ萎み
始めていた。そろそろお開きの時間が来たようだ、、、。」
(中日新聞朝刊、酔芙蓉開花紹介記事より、引用した。)
今日の1句
しなだれる火点し頃の酔芙蓉 ヤギ爺
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