北鎌倉 円応寺を参拝 (閻魔堂、十王堂) 2 からの続き
本堂正面に閻魔大王が迎えてくれます。(ちょっとびっくり! 怖そう 迫力が大、どこか笑っている?)
右回りで拝観するようになっています。
正面
並びは向かって左側:4体の王像、 中央:3体の王像、 右側:3体の王像
05 閻魔大王坐像
亡者が冥界で出会う10人の王といわれている十王が、閻魔大王の両側に鎮座しています。
1)初七日の秦広王、
2)二・七日の初江王、
3)三・七日の宗帝王、
4)四・七日の五官王、に生前の罪を取調べられます。
その結果によって、
5)五・七日(35日)の閻魔大王が、六道(天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄)の何処に生まれ変わるかを決定されるそうです。
向かって右側に安置されている王坐像(3体)
01 ⇩知覚禅師像
01 秦広王:初七日
02
02 初江王;二・七日
02
03 宗帝王;三・七日
正面
04 五官王;四・七日
05 閻魔大王;五・七日(三十五日)
06 変成王;六・七日
61
向かって左側に安置の王坐像
2
07 七・七日(四十九日)
08 平等王:百ヶ日
09 都市王;一周忌
10 五道転輪王;三回忌
延命地蔵;柔らかい顔
延命地蔵(女性!)
02 初江王:二・七日
初江王坐像の写真が掲示されています。
鐘楼堂
珍しい茅葺の屋根、前には、地蔵尊と石塔があります。
本堂側からの眺め、拝観受付;寺務所?
境内の様子
手水鉢(今は使われていない?)
石仏や石灯籠
いくつかの石碑、仏像、石仏が並んでます。
4
鐘楼堂の前の手水鉢に浮かぶ、銀杏の葉と赤い金魚の姿
2
以上
コメント;
1)閻魔王坐像
閻魔堂に安置される円応寺の本尊。運慶の作とされ、晩年に死に瀕した運慶が冥界へ赴き、閻魔大王に「お前の生前の罪は重く、本来なら地獄に行かせるところだが、もし私の像を彫り、それを民衆に拝ませ正しい道へと導くならば娑婆に戻してやろう」と言われ、この像を作ったというエピソードが伝えられている。ただ、閻魔像の胎内文書には建長二年(1250年)とあるが、運慶は1224年(貞応三年)に亡くなっている。いずれにしても希少価値は高く、国の重要文化財に指定されており、そのどこか笑っているようにもみえる表情から「笑い閻魔」とも呼ばれる。
2)十王像
十王とは地獄において亡者の審判を行うとされる十人の王のことで、秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻魔王、変成王、泰山王、平等王、都市王、五道転輪王からなる。それぞれに役割が決まっており、亡者は各王のもとで様々な取調べを受け、六道(天、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のどこに行くのかが決められるとされる。円応寺の十王像の中では木造初江王坐像が1251年(建長3年)仏師幸有によって作られたもので、最も古いが現在は鎌倉国宝館に寄託されている。
(出典元:ネット情報)