ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

四月の映画

2005-05-13 23:18:56 | 映画三昧
おお、せめて見た映画のタイトルくらいは記憶しておきたいものだ。それにしても幾ら使ったんだろう。
 記憶の断片小説。


○ローレライ
 日本映画の悪い見本。役者は豪華なので、そこんとこは見飽きない。この人たちで3本は映画作れるなと思いながら見る。綾波ソナー。

○エターナル・サンシャイン
 「マルコビッチの穴」を作った人たちのおかしくってかなしくってって感じはけっこう好きなのだ。でも、わたしは厳密には失恋をしたことがないので、失恋ってこういうものなのっていう肝心なところがよくわからないのだったりする。

○ディープ・ブルー
 そりゃあ確かに海の生き物たちはすごいけど、夜中にたわむれにNHKつけるとこういうドキュメンタリーやってたりするよね。1000円払うべきだったろうか。まあ、大画面の威力とかはあるけれども。こういう映画で一番重要なのは音楽だとおもう。というか、映画において一番重要なのは音楽なのではないかとおもう今日この頃だ。そういう意味でこの映画はちょっと残念だったな。

○Shall we Dance?
 作りがかなり忠実、でもところどころアメリカナイズ。リチャードはなにやったってかっこよくなっちゃうんだよ。バラとか持って様になっちゃうんだから。この映画のアメリカでの評判が気になるなぁ。メガネリチャード激しく萌え。

○コンスタンティン
 ブラック・キアヌがかわいい。天使とか悪魔とかそういう世界観が好きな人はきっと好き。わたしはとても好き。続編作れそうな終り方だったけど、続編できたら嬉しいなぁ。

○真夜中の弥次さん喜多さん
 好き勝手やり放題映画。好き嫌いははっきりキッパリわかれるであろう。わたしは好き。長瀬の男っぷりと七之助の女っぷりは見物。二人の手をつなぐ姿はなんだかおそろしく良くって、男女じゃあこういう恋愛は不可能かもしれないとしみじみ思ったわけだ。こんなにまっすぐ相手のことを想うなんてさ。人前で恥ずかしげもなく大人げもなく号泣するような。
 前半のどうしようもない展開は、後半ちょっとだけイイコトを言うための隠れ蓑というかめくらましだったのではないかとおもう。愛の物語、だよね?

○キッチン・ストーリー
 北欧映画。ある独身男性と、独身男性のキッチンでの動きを研究のために一日中椅子に座って監視しているおじさん。この設定だけで1時間40分ひっぱる。期待通り、観察されてるおじさんと観察しているおじさんとのあいだに友情が芽生えていくわけである。小さく笑えるほのぼの映画。

○舞台よりもステキな生活
 子供嫌いの劇作家が、近所に越してきた子供と触れ合って徐々に心を開いていく。設定を聞いただけでストーリーが最後までわかる系なのに、細部がなかなか凝っていておもしろく見れた。

○阿修羅の瞳(ビデオ)
 素で泣いた。向田邦子は本当にすごい。

○きょうのできごと(ビデオ)
 原作は既読。学生映画、みたいな感じ。特にどこがいいって感じでもなかったけど妻夫木くんと柏原弟が出てたからいいか。

○ヴァイヴレータ(ビデオ)
 学生映画っぽい。というのは、なんか、病んでる感じが。それにしても寺島しのぶ力。なんかすごくすごい。男主人公が本当に優しくて、あんなに優しい男は映画の中ですら始めて見た、とおもう。一度でいいからあんな優しい人と付き合ってみたい。

○コーラス
 筋はどこかで見たような感じ。よく出来てはいたけれど。とにかくあの男の子の歌がすごい。歌だけ歌ってればいいのではないか。