ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

人にかりた本のこと

2005-05-17 00:49:24 | 日記
 本を読んでいたら、いつのまにか誰もいなくなっていた。家族全員、もう寝たらしい。目の前のテーブルには化粧水と美容液パックとオレンジジュースと綿棒とメガネケースがお行儀よく並んだまま、テレビは内村Pつけっぱなし、であった。使ったものは片付けよう、自分。
 今、友人に借りた菊地成孔を読んでいるだけども、人に借りた本というのはその存在自体がとてもおもしろい。一度あの子のフィルターを通してるんだーということを常に頭のどこかで意識しながら読む。この人の文体は、あの子にとっては麻薬らしい。そうなのかー、へぇー、ふーん、と思いながら読む。おもしろい。
 クラフト・エヴィング関係の本はほとんど弟から借りて読んでいるわけだけど、多分この「人から借りてる」感が癖になってるんだとおもう。まあ、クラフト・エヴィングを教えてあげたのはわたしだから、そのくらいの恩恵は受けていいはずだ。とおもう。

 杏仁豆腐たべたい夜中、コンビニ行きたい誘惑。いかんのぅ、心が元気になると、積極的に孤独を感じたくなるから。夜中のコンビニ、一人カフェでコーヒー、窓際のタバコ。