山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆今週の主な予定

2011年06月13日 | 業務
6月13日(月曜日)
東南村山地区関係機関挨拶回り

6月14日(火曜日)
全国事務局長会議
東京・科学技術館
PM:13:00~

6月16日(木曜日)~6月17日(金曜日)
山形県知的障がい者相談員研修
東根市・東紅苑
PM:13:00~
講師:県障がい福祉課課長   太田 宏明氏
講師:サポートセンターゆあーず所長 二関 郁子氏 

6月17日(金曜日)
社会福祉法人天童まいづる会 天童ひまわり園
設立式典
天童市社会福祉センター
PM:13:00~



◆家族支援ワークショップin酒田(報告)

2011年06月13日 | 研修会
6月11日(土)PM13:30~
酒田市総合福祉センター2階の大会議室を会場に「家族支援ワークショップ」を開きました。

今回は比較的年齢の高い育成会の会員さんと、地元の小学校の特別支援学級へ通っているお子さんの保護者で、育成会の会員にはなっていない方の参加がありました。

なかには、庄内町の会長さんの参加もありましたし、三川町の副会長さん、事務局の方の参加もあり、地元の育成会でもワークショップを開いてみたい!との事で見学を兼ねて参加をしてくださっていました。

全体の進行を務めさせていただきましたが、私自身、ここまで年齢の幅が広い(30歳代~80歳代)参加者の方々とワークをやるのは初めてでしたので、ちょっとドキドキでした。

ワークの目的とルールの説明のあと、参加者のみなさんには、ちょっとした自慢話を交えた自己紹介をしていただきました。
そして、それを聞いていたみなさんから大きな拍手をもらって、少し照れながらも表情が柔らかくなっていかれました。

パワーポイントを使い”学習テーマ”「家族にも支援が必要です」を見た後は、親子関係チェックリストで子どもとの心理的な距離がどうなっているのかを確認したり、あなたの夢プランシートで、親になる前に自分が描いていた夢は何だったのか。
今現在の夢は何なのか?実現するには何をすれば良いのか?などを書き出し話し合ってみたりもしました。


ワークショップ終了後にアンケートを書いていただきました。
自分の考えていたこと(忘れていたこと)の再発見ができた。
今までの勉強会は、子供についてだけだったが、親の人生、家族の役割など、内容が新鮮だった。
自分自身を見つめなおし、目標を再確認できた。
自分の目標を持って生きるという事は大切だなぁと思いました。
久しぶりに若い方との話にパワーをもらった。
様々な年代、性別、立場など、すべて異なる人たちと共通の会話が出来ることがとても良かった。
等々・・・好評のようで、嬉しかったです。
また、今回、酒田特別支援学校の保護者の方への周知がうまくなっていなかったようで、参加がなかったのが残念だった。
という感想もありました。

池田会長も、研修後に「今現在子育てをしている保護者の方に知ってもらいたい内容だったな~。俺たちも当時は、将来のことなんて考えていなかったけどね」とおっしゃっていました。

酒田手をつなぐ育成会では、今年度にもう一度「家族支援ワークショップ」を開催する予定だそうです。
ご自分の地元だけでの研修が難しいと思っている育成会の参加も歓迎してくださるようですよ。
今回参加された三川町育成会の事務局の方も、次回一緒にワークショップに参加する方向で考えてみるということで帰られましたので、他の庄内地区の各支部の育成会でもお考えいただければ、県育成会事務局としても大変ありがたいことです。(F)

#地震発生から95日目=「本人たちによる防災会議」⑮

2011年06月13日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から95日目(6月13日、月曜日)。
 また、大震災発生から95日目の新しい朝を迎えた。
 
 さて、今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑮である。

 障がい者の被害状況が、みやぎ支援センターニュース「ゆい」No.17(2011年6月2日)によれば、次のように、今もって把握できないことがわかる。
   
 「宮城県からは、障害のある人の被害状況が公表されました。
 その内容は、亡くなられた障害のある人が15人、安否未確認が7人というもので、宮城県全体で亡くなられた9120人、5200人の安否未確認と比較すると、あまりにも少なすぎます。実はこの被害者数は、県内の障害者支援事業所を通じて県が把握した人数であり、障害のある人たちの被害の実数ではありません。
 県行政さえも、未だに障害のある人たちの被害実態を把握できないのです。」

 今後、障がい者たちは、大震災でどのような被災にあったか一つ一つの事例を細かく拾っていくことで、いざという時に役立てることが重要になる。

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 本防災準備のために次の本を購入した。

 「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
 著者 国崎信江
 発行所 (株)ブロンズ新社

 本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。

【引用始め】

 とにかく逃げ道を確保!

 被災者アンケートによると、約半数が「地震でドアやふすまの開閉が難しくなった」と回答。(p.28)

 家が古かったり、耐震設備が十分でない場合は、早く逃げだすことが先決です。家の中のどこにいても、外に出られるように、逃げ道の確保を、玄関や窓、ベランダをチェックしましょう。(p.28)

 阪神・淡路大震災のとき、集合住宅などでは、ドアが変形し、速やかに避難できなかったケースが多発しました。歪んだドアは、大人の男性が体当たりしてもビクともしません。こうなると、玄関から脱出できなくなり、中に閉じこめられてしまいます。(p.28)
   
【引用終わり】

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 地震では家の中に閉じこめられて出られなくなることがある。
 そのために、ドアを直ちに開けて逃げ道を確保することが大事。
 しかし、震度7といった強烈な揺れの中で落ち着けと言ったって、立っていることもできない。それで逃げ道確保も困難。まず、身の安全を確保してから後のことを考えるときに、逃げ道をどうするかはとっさに判断するしかない。
 
 いろんなことをふだんから想定しておけば、被害を最小限に食い止めることができ、「明けない夜はない」と前向きな生活につながる。
 (ケー)