平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から93日目(6月11日、土曜日)。
また、大震災発生から93日目の新しい朝を迎えた。
さて、今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑬である。
「本人たちによる防災会議」の開催目的は、知的しょうがい者たちが集まり、防災について自分たちの安全行動を身につけることである。
この人たちが身につけた安全行動を、地域や施設に戻って他の人たちへ伝えることができるようにすることも大きな課題である。
本人たちが感じた東日本大震災の恐怖から始まって、災害時には自分の身にどんな危険が迫るか、その疑似体験も必要である。
防災センターなどの体験コーナーなども利用したり、被災地訪問、映像等を含めた防災に関する資料収集により、リアルな体験が今後の防災に対する行動にも影響する。
実際、こうした計画がどの程度できるか不安である。
障がい者本人がどのぐらい集まるかまだはっきりしてないし、時間的制約があるし、資金的な制約も大きい。
他の団体からも協力を得なければならない。そうしたところとの連携・協力をするにしても事業展開の意義や理念をていねいに説明し、納得してもらう必要がある。
そこで、いろんなルートに働きかけたりするのだが、向こうにも都合があってこちらが考えたとおりにはいかない。
こんなことは当たり前の話だが、それを乗り越えないと目的を達成できない。
どうも、仕事が思い通りにいかないことのぐちになってきた。
知的しょうがい者が防災活動に関心を持ち、いざという時にそれを活用できることに1歩でも近づく事業にする意義をもっともっとアッピールしていく。
それはまだ始まっていないのだから、周りが不安を持つのは当たり前。実際やっていく中で理解が進むよう努力するしかない。
************************************************
本防災準備のために次の本を購入した。
「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社
本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。
【引用始め】
ガラスの飛散を防ぐ
「暗闇でガラスを踏み、大ケガ」「横腹を切り、血だらけ」など、地震で割れたガラスによる被害が多発した。(p.22)
なんとか家具の下敷きにならず、無事に身を守ることができたとしても、夜に地震が起こったら、暗闇の中を手さぐりで進まなければなりません。割れたガラスを踏んで大ケガ・・・・・・そんなケースも少なくありません。(p.22)
家の中を見渡せば、掛時計、額、鏡、食器棚、写真たてなど、意外にガラス製品が多いことに気づきます。これらにはガラス飛散防止シートを。万が一ガラスが割れても、破片が飛び散らないので、破片でケガをするリスクを減らすことができます。
【引用終わり】
************************************************
東日本大震災があったから、もうしばらくはこうしたことが起きないだろうと安心できない。マグニチュード7クラスの首都直下型地震が起きる確率はここ30年以内で70%という予測がある。さらに、今起きてもおかしくない。
山形市だって比較的大きな地震がないから大丈夫といった雰囲気がなきにしもあらずのところがある。だが、ただたまたま起きないだけで、地下のエネルギーをためこんだ活断層がいつ動き出すとも限らない。直下型地震の危険性はないのだろうか。
しかし、こんなことを言い出したらきりがない。
そのためにも、できるだけの対策をしておかなければならない。
ガラス飛散対策なんてほとんどしていない。盲点であった。
ちょっとした工夫によって、「明けない夜はない」ことを実現できる。
(ケー)
また、大震災発生から93日目の新しい朝を迎えた。
さて、今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑬である。
「本人たちによる防災会議」の開催目的は、知的しょうがい者たちが集まり、防災について自分たちの安全行動を身につけることである。
この人たちが身につけた安全行動を、地域や施設に戻って他の人たちへ伝えることができるようにすることも大きな課題である。
本人たちが感じた東日本大震災の恐怖から始まって、災害時には自分の身にどんな危険が迫るか、その疑似体験も必要である。
防災センターなどの体験コーナーなども利用したり、被災地訪問、映像等を含めた防災に関する資料収集により、リアルな体験が今後の防災に対する行動にも影響する。
実際、こうした計画がどの程度できるか不安である。
障がい者本人がどのぐらい集まるかまだはっきりしてないし、時間的制約があるし、資金的な制約も大きい。
他の団体からも協力を得なければならない。そうしたところとの連携・協力をするにしても事業展開の意義や理念をていねいに説明し、納得してもらう必要がある。
そこで、いろんなルートに働きかけたりするのだが、向こうにも都合があってこちらが考えたとおりにはいかない。
こんなことは当たり前の話だが、それを乗り越えないと目的を達成できない。
どうも、仕事が思い通りにいかないことのぐちになってきた。
知的しょうがい者が防災活動に関心を持ち、いざという時にそれを活用できることに1歩でも近づく事業にする意義をもっともっとアッピールしていく。
それはまだ始まっていないのだから、周りが不安を持つのは当たり前。実際やっていく中で理解が進むよう努力するしかない。
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本防災準備のために次の本を購入した。
「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
著者 国崎信江
発行所 (株)ブロンズ新社
本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。
【引用始め】
ガラスの飛散を防ぐ
「暗闇でガラスを踏み、大ケガ」「横腹を切り、血だらけ」など、地震で割れたガラスによる被害が多発した。(p.22)
なんとか家具の下敷きにならず、無事に身を守ることができたとしても、夜に地震が起こったら、暗闇の中を手さぐりで進まなければなりません。割れたガラスを踏んで大ケガ・・・・・・そんなケースも少なくありません。(p.22)
家の中を見渡せば、掛時計、額、鏡、食器棚、写真たてなど、意外にガラス製品が多いことに気づきます。これらにはガラス飛散防止シートを。万が一ガラスが割れても、破片が飛び散らないので、破片でケガをするリスクを減らすことができます。
【引用終わり】
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東日本大震災があったから、もうしばらくはこうしたことが起きないだろうと安心できない。マグニチュード7クラスの首都直下型地震が起きる確率はここ30年以内で70%という予測がある。さらに、今起きてもおかしくない。
山形市だって比較的大きな地震がないから大丈夫といった雰囲気がなきにしもあらずのところがある。だが、ただたまたま起きないだけで、地下のエネルギーをためこんだ活断層がいつ動き出すとも限らない。直下型地震の危険性はないのだろうか。
しかし、こんなことを言い出したらきりがない。
そのためにも、できるだけの対策をしておかなければならない。
ガラス飛散対策なんてほとんどしていない。盲点であった。
ちょっとした工夫によって、「明けない夜はない」ことを実現できる。
(ケー)