山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から106日目「知的障害児が災害時困ること」

2011年06月24日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から106日目(6月24日、金曜日)。
 また、大震災発生から106日目の新しい朝を迎えた。

 早朝、新聞を郵便受けに取りにでる。生暖かい空気。なんか気持ち悪い。空一面、楕円状でさまざまな濃淡をした雲が東の方角に激しく動いている。ほんの一部分が青空をのぞかせている。庭先の赤いバラが目立つ。

 さて、知的しょうがい者が災害時に困ることをまとめている資料を見つけた。
 次に引用する。
  
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【引用始め】

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/disaster/2007seminar_houkoku/index.html
 障害者と災害─障害者が提言する、地域における協働防災のすすめ─災害時要援護者支援のための提言資料集 2007年3月 障害者放送協議会 災害時情報保障委員会 日本障害者リハビリテーション協会

知的障害者が災害時に困ること

1)知的障害の特徴が理解されない場合がある。(周囲にいる人が知的障害と判断できない場合がある)

2)周囲の人からの状況説明を理解できない場合がある。

3)周囲の人に自分のこと(氏名・住所・連絡先など)を説明できない場合がある。

4)身体障害などとの重複障害がある場合、理解されにくい。(コミュニケーションが困難)

5)災害による異常事態で情緒不安定やパニックなどが起こることがある。

6)知的障害者がひとりでいる場合、災害情報が防災放送や防災無線・有線などで伝達されても、内容の理解や対応に困難がある。
 
 【引用終わり】

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 以上、知的しょうがい者は自分のことがきちんと説明できない、また相手の説明が理解できないといったコミュニケーションギャップが生ずる。
 さらに、災害による異常事態にどう対応していいかわからず、混乱をきたす。
 即座にどうすべきか判断できず、適切な行動をすることが難しい。

 こうした人たちのために、地域の理解を進める対策が必要である。地域の人々と知的しょうがい者との日常的なつながりを積極的に求めることである。
 災害時にあって「明けない夜はない」とするにも、日常の地道な対策がいる。
 (ケー)