山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から85日目=「本人たちによる防災会議」⑤

2011年06月03日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から85日目(6月3日、金曜日)。
 また、大震災発生から85日目の新しい朝を迎えた。

 今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑤である。
 
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 本防災準備のために次の本を購入した。

 「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
 著者 国崎信江
 発行所 (株)ブロンズ新社

 本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。

【引用始め】

 自分の命を守るのは自分自身(p.2)

 「自分の命を守るのは自分自身」-私たちができるのは、正しい防災の知識を身につけ、非常時に冷静な判断を下せる頭と、的確な行動をとれる足場をもつこと。

 未曾有の災害に直面したとき、私たち1人ひとりが正しい防災知識をもち、日頃から準備と備えをしておくことで、被害は最低限に抑えられるのです。

 災害はいつ襲ってくるかわかりませんから、日頃からの防災意識の高さが生死を分けます。

【引用終わり】

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 本防災が目指すのは、知的しょうがい者が非常時においてどう行動すればよいかを学ぶ場である。
 東日本大震災が起きたこの時期だからこそ、意義がある。
 災害をみんなが意識し、なんとかしなければと思っている。誰もが不安な気持ちをもち、ああすればよかった、こうすればよかったと考えている。
 だからこそ、この時期をおいて他にない。
 しっかりした対応が今しておかなくて、いつすると将来必ずなる。
 災害は忘れた頃にやってくるからである。
 私たちは、目前のことに精一杯で他が見えなくなる。大震災のことだっていつの間にかあーあの時大変だったなあと思い出す時期が必ずやってくる。
 防災準備は今をおいて他にない。
 知的しょうがい者にとっても、家族や施設での防災対策が今しっかりなされなければならない。いつかできると悠長なことは言っていられない。
 そうした対策を少しでも前に進めて、障がい者自身が自らの命を守る方策を身につける必要がある。  
     
 いざという時のためにやれることはやっておく。「明けない夜はない」と言えるようにするために。
 (ケー)