山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆おしゃれをして街へでかけよう

2011年06月09日 | 日記
全日本育成会の機関紙「手をつなぐ」の3月号をなにげなく読み返してみました。
あの大きな地震があった月の機関紙は、ちゃんと読んでいなかった気がしたのです。

特集は『おしゃれをして街へ出かけよう』でした。
そうか~おしゃれか~と思いつつ読んでいたら・・・

障害のあるなしにかかわらず、子どものころは、母親が中心に子どもの服装や髪形を決めますが、その後はどうでしょうか。
大人になったのに、母親や支援者が決めていませんか?


という文章が目に飛び込んできました。
う~ん。そうかも・・・と反省しました。

「おしゃれ」は人生を楽しむ大切な要素のひとつです。
誰にでも当たり前に関心があることにもかかわらず、知的障害のある人には「おしゃれ」を知る機会、情報提供、意思決定がされてこなかったのかもしれません。


ますます納得してしまいました。

親としては「おしゃれ」というよりは、人に不快感を与えないような服装とか、本人が動きやすい服装・・・ということは考えてきたつもりでした。

ある講演会で、講師の方が「いくら動きやすい(支援しやすい)からといって、何歳になってもジャージや体操着ばかり着せられている方もいらっしゃるけど、どう思われますか?」とおっしゃっていたことは頭に引っかかっていましたので、それは絶対にしないぞ!と思っていましたが・・・

だって、ウチの子は言葉もないし、自分で決めるなんてできないわよ!
と思われる方もいらっしゃると思います。
でも、どんなに障害が重くても好き嫌いの意思表示は何らかの方法で表現しているはずですよね?

ウチの子も言葉はありませんし、洋服の好みに強いこだわりはないようです。
でも、この機会にこの服装や髪形は年齢にマッチしているのだろうかともう一度考えて、ちょっと年齢に合わせたおしゃれな洋服も着せてあげようかなと思いました。

みなさんも、お子さんの「おしゃれ」についてちょっと考えてみませんか(F)

#地震発生から91日目=「本人たちによる防災会議」⑪

2011年06月09日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から91日目(6月9日、木曜日)。
 また、大震災発生から91日目の新しい朝を迎えた。

 早朝外に出る。朝刊をとるためである。
 小鳥のさえずりがあたりに響く。それに混じって、カッコウも盛んに「カッコウ、カッコウ」と響かせている。
 薄赤色のぼたんがすべて花ひらいた。
 むくげの葉っぱは青々と上方に向けて勢いがある。
 空一面、青空。雲ひとつない。朝日がまぶしい。西の山々は薄ぼんやりと見える。

 さて、今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑪である。
  
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 本防災準備のために次の本を購入した。

 「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
 著者 国崎信江
 発行所 (株)ブロンズ新社

 本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。

【引用始め】

 収納場所にも工夫

 下駄箱、食器棚、冷蔵庫、クローゼット・・・・・・あらゆる戸棚に飛びだし防止のフックが付いていること。大地震が起きたとき、中の食器や荷物が飛びだしてきて、家族を襲う凶器となるのを防ぐためです。(p.20)

 家具が滑りださないように、家具の下にゴムマットを敷く、高い位置の棚には重いものや割れるものは置かずに、落下しても害の少ないポリ容器などを置くようにするなど、収納場所にも工夫が必要です。こうした些細なことが、いざという時に生死をわけるのです。(p.20)
 
【引用終わり】

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 防災に対する構えは、常日頃の些細な準備が重要だ。
 特に、家庭内の物の置き方ひとつによって生死をわけるとなると、何気なく棚の中、棚の上に積み重ねるのがいかに危険かがわかる。
 身の回りにある物の置き場所から再点検しておくことだ。

 身の回りが安全であるか見直してみよう。そこから「明けない夜はない」生活が保障される。
 (ケー)