山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

#地震発生から86日目=「本人たちによる防災会議」⑥

2011年06月04日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から86日目(6月4日、土曜日)。
 また、大震災発生から86日目の新しい朝を迎えた。

 今日は「本人たちによる防災会議」(略称 本防災)⑥である。
 
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 本防災準備のために次の本を購入した。

 「増補版 地震から子どもを守る50の方法」(2011年5月15日初版第3刷発行)
 著者 国崎信江
 発行所 (株)ブロンズ新社

 本防災を進める上で、参考になるハッとした箇所、なるほどと思った箇所を引用する。

【引用始め】

 大地震は必ずやってくる

 「日本に住んでいる限り、地震から逃れることはできない」
「いつ起きるか」わからないだけで、大地震は必ずやってくる。(p.4)

 小さい子どもを守るのは親の責任

 大地震は、住みなれた家を破壊し、生活を一瞬のうちに奪ってしまいます。突然の出来事に動揺してパニックを起こすのは、人間だったら当然のこと。でも、小さい子どもは、自分の身を自分で守ることはできません。子どもを守ることは親の責任です。
 災害を100%防ぐことはできませんが、家を補強したり、家具や家電を固定することで、被害を最小限にとどめることはできます。(p.5)

 防災は「毎日、少しずつ」が基本

 「包丁1本でも、出しっぱなしにしない」
 そんな小さな心がけが、命を守ることにつながるのです。
 子どもを守るためにふだんからできること、いざというときの的確な判断、十分な備え、避難生活を快適にするワザ。地震の脅威にただ怯えるのではなく、家族全員が生き残るための工夫をいかにとり入れるかで、私たちの生死は、はっきりわかれるのです。

 防災は「毎日、少しずつ」が基本。いっぺんに何もかもやろうとするから難しいのです。
 「電子レンジをジェルマットで固定する」だけでも、昨日より一歩、安全に近づいているのです。

 まずは、まわりを見回して、できるところから、はじめてみてください。(p.6)
 
【引用終わり】

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 私たちは東日本大震災の発災以来なんとなく不安である。しかし、この不安もだんだんと日常の生活にまぎれていずれ忘れてしまうに違いない。
 しかし、いつどこで何が起きるかわからない状況にありながら、大丈夫だろうと考えがちである。でも、確率的に災害はいずれ起きる。
 生きている限りそれは逃れられない。
 そうであるならば、負担にならない程度の準備をしておかなければならない。
 そうすることで、自分だけでなく、家族のため、子どものため、施設の利用者のため、ひいては地域のためになるからである。
 「毎日、少しずつ」なにがしかの生活の安全に備える活動をやっておくことで、いざという時に役立つ。
 「本人たちによる防災会議」でも、これを基本的な考え方において実施する。   
     
 「毎日、少しずつ」の防災活動で、「明けない夜はない」と前向きになれる。
 (ケー)