山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

◆うれしい報告!

2011年06月21日 | 日記
先日、酒田育成会主催で行われた「家族支援ワークショップ」に参加してくださった三川町育成会の事務局の方から嬉しいFAXが届きました。

家族支援P、とても有意義に参加させて頂きました。

ぜひ酒田又は鶴岡で開催するときに、一緒に取り組ませて頂けたらと存じます。

子に障がいがある、なしに関わらず母業をしていると、日々の生活に追われ自分の「目標」「夢」について考える時間も忘れている日々です。

「○○くんのママ」と呼ばれ、「名前をなくした女神」とTVの題名のようです。

ありがとうございました。



こちらこそ参加していただいてありがとうございました。
参加して感じていただけたとおり、先日行ったワークは子どもに障がいがあってもなくても、毎日毎日、忙しく生活している親御さんが、ちょっと立ち止まって自分自身の事を見つめ直してみることができるような内容になっています。

障がいのある子どもの事だけを考えればいいのだ!
家族は二の次だ!と頑なに思っていらっしゃる方は別ですが(全国の情報によると、まれにいらっしゃるそうです)この家族支援・障害認識のワークショップを沢山の方に体験していただき、家族みんなが自分らしい人生を歩んでいく、きっかけ作りのお手伝いをさせていただきたいと思っております。(F)





◆今週の主な予定

2011年06月21日 | 業務
6月23日(木曜日)
本人の為の防災会議
実行委員会
県総合福祉センター
午後1:30~

6月24日(金曜日)
やまがた社会貢献基金協働助成事業
事業実施に係る補助事業者説明会
県庁601会議室
午前10:00~
助成金がいただけることになりました
 (山形市育成会)

6月26日(日曜日)
おかえりなさいコンサート
白鷹町ハーモニィプラザ
午後1:00開演


#地震発生から103日目「ケア付き仮設で安心」

2011年06月21日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から103日目(6月21日、火曜日)。
 また、大震災発生から103日目の新しい朝を迎えた。

 知的しょうがい者の避難所生活も厳しいものがある。急激な生活の変化に緊張の連続。今までできていたこともできなくなる。体調が著しい不調をきたす人も多い。
 少しでもそうしたことを解決するために、ケア付き仮設住宅を建設しているところがある。次が毎日jpに掲載された紹介記事である。

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【引用始め】

東日本大震災:ケア付き仮設で安心…石巻の社会福祉法人

 東日本大震災の被災地・宮城県石巻市で知的障害者の入所施設「ひたかみ園」を運営する社会福祉法人が、障害者と家族のためのケア付き仮設住宅を建設している。家族や自宅を津波で失った知的障害者も多いが、一般の避難所での集団生活は困難が伴う。ケア付き仮設住宅で生活基盤を支える狙いだ。入居予定者は「ケア付きなら安心」と今月中の完成を心待ちにしている。【細川貴代】

 同園は震災直後に避難所となり、入所していなかった人も含め知的障害者と家族らが身を寄せ、今は約70人が暮らす。大半がケア付き仮設に入居予定だ。

 佐藤紀久子さん(70)もその一人。夫忠義さん(73)や長男智哉さん(30)と避難生活を送る。智哉さんは重度障害があり、忠義さんも手足が不自由。女川町の自宅は津波で流され避難所に入ったが、智哉さんがストレスで大きな発作を繰り返したため同園に移った。一般の仮設住宅での暮らしも困難と考え、ケア付き仮設住宅への入居を決めた。紀久子さんは「何かあっても安心だと思った」と話す。

 ケア付き仮設住宅は、同園を運営する社会福祉法人「石巻祥心(しょうしん)会」が同市須江小国の法人敷地内に建設中。23日ごろに完成予定だ。

 生活相談を受けるスタッフが24時間常駐し、相談支援や緊急時対応のほか家事や通院を支援する。障害者単身用14室と世帯用40室の2種類があり、単身用は共用部分に台所と居間があるグループホーム形式。日本財団から建設費用約1億7000万円の助成を受けた。入居期間は2年間、水道光熱費は実費負担となる。

 同法人の宍戸義光理事長は「家や介護を担ってきた家族が亡くなるなど障害者を取り巻く環境は厳しい。ずっと仮設にとどまるのではなく、本人や家族が仮設を出た後にも地域生活ができるような支援をしていきたい」と話している。

毎日新聞 2011年6月16日 21時17分
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110617k0000m040083000c.html
 
 【引用終わり】

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 3か月が経過してようやく安心した生活ができそうである。ケア付き仮設住宅に入居してここから新たな生活をやり直すことになる。まず、住居が確保できたことによって、次へのステップに進むことができる。今までやっていた生活に少しでも近づく道筋づくりの一過程である。
 それにしても、日本財団による建設費1億7千万円の助成は大きい。こうした素速い助成を得ることができたればこそ、ケア付き仮設住宅の完成につながった。
  
 こういう話しを聞くと「明けない夜はない」との思いがだんだん強くなってくる。
 (ケー)