山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

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#地震発生から100日目「百箇日を一区切り」

2011年06月18日 | 災害
 平成23年(2011年)3月11日(金)14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(マグニチュード9.0)から100日目(6月18日、土曜日)。
 また、大震災発生から100日目の新しい朝を迎えた。

 地震や津波で亡くなった人たちは、100日忌をむかえた。
 心からご冥福を祈る。各地で合同葬が行われる。
 そのひとこまを伝える毎日新聞の記事を引用する。

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【引用始め】

 東日本大震災:発生から100日 釜石で身元不明者合同葬

 東日本大震災の発生から18日で100日目となるのを前に、岩手県釜石市大只越(おおただごえ)町の石応禅寺(せきおうぜんじ)で17日、「身元不明者合同葬」(釜石仏教会主催)が営まれた。行方不明者の家族ら約300人が参列し、冥福を祈った。

 釜石市では16日現在、866人の遺体が見つかったが、うち132人は身元が分かっていない。野田武則市長は引き取り手のない遺骨箱を前に「市としても遺骨が一日も早く遺族の元に戻るよう努力していく」と弔辞を述べた。

 大槌町の避難所で過ごす小国育子さん(58)は、釜石市内に住む親戚が行方不明。「黒く迫ってくる津波を思い出すと夜も眠れない」。同市野田町の仮設住宅に身を寄せる岩鼻冨久左エ門さん(78)は兄が行方不明という。「100日を一区切りにして最後のお別れに来た」と話した。【山田尚弘】

 毎日新聞 2011年6月17日 21時17分(最終更新 6月17日 21時17分)
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110618k0000m040087000c.html
    
【引用終わり】

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 「100日を一区切りにして」と踏ん切り付けようとする先祖伝来の知恵が百箇日にはこめられている。亡くなった人たちの分までも、生きている人たちが真っ当な生き方をするようにというお示しなのである。
 少しずつではあるが、被災地に復興の兆しが見える。気仙沼の陸に打ち上げられていた大型さんま漁船が大型クレーンと大型移送車を使って3日間かけてようやく海に戻すことができたとの報道をみた。このあと新潟で修繕し、8月のサンマ漁に出るというのだ。 
 
 「明けない夜はない」ことを信じて前向きに取り組んでいる人たちに拍手を送りたい。こうしたことが、後に続く人たちに勇気を与えるに違いない。
 (ケー)