
花椿です。
最近、俺の好きな女リストへ入れた女優が瀬戸麗子である。
1958年(昭和33年)に新東宝映画で宇津井健が主演した「スーパージャイ
アンツ~鋼鉄の巨人」でデビューして1961年(昭和36年)に新東宝が倒産
するまでに26本の映画に出演したのが確認できる。 その後の消息は不明であ
り会社の倒産で引退を余儀なくされたのかもしれない。
(一流スターは他の映画会社へ移籍しているが、瀬戸麗子は一流じゃないので)
ヒロインを演じたのは「続スーパージャイアンツ」の1作のみで、他の作品では
2番手の扱いならまだいい方であり、俺が見た中では「黒線地帯」のように売春
婦の死体を演じただけってのもあった。
なお4年間でたった26本というのは少ない気がするが、これは確認できた作品
のみで全部ではない。 ネット検索したらテレビの連続ドラマ(時代劇)に出て
いたという目撃情報もあるので(テレビの資料に瀬戸麗子の出演者名が確認でき
るのでこれは確実とのこと)、案外、映画とテレビの両方を掛け持ちしていたの
だろうか。
俺が見たのは映画9本だけであるが、瀬戸麗子が見たいあまりに「スーパージャ
イアンツ」のDVD-BOXまで買った。 これ4枚組で26500円もしたぜ。
新東宝の第5期スターレットというだけで生年月日など詳細は全くわからず、ま
さに正体不明の美人女優なのであるが、当時の新東宝には三ツ矢歌子、大空真弓、
池内淳子、久保菜穂子、小畑絹子、万里雅代、三原葉子、松浦浪路などの主演級
の女優がぞろぞろといたから、結局、中堅女優のままで飼い殺しだったのかも。
まあ、なんにせよ長身だし俺好みの女だね。
□写真(上)
「太陽族と社長族」(1958年)
久保菜穂子、小畑絹子と3人娘で主演している。 スカーフを頭から被るのが
この時代の流行だ。 スカーフを巻いて白い手袋でもしたら昭和30年代の女そ
のままだな。
□写真2番目
「女体渦巻島」(1960年)
中華風のドレス着用であるが日本娘の役だ。 悪い一味に誘拐されてクスリ漬け
にされ香港に売春婦として売られる女である。
□写真3番目
「花嫁吸血魔」(1960年)
右は新東宝が誇るハンサムタワー4人男の一角、高宮敬二だと思う。 瀬戸麗子
はヒロインの池内淳子に次いでセリフが多いが、その池内に嫉妬して殺そうと企
む悪い女を演じている。
□写真4番目
「黄線地帯(イエローライン)」(1960年)
「網走番外地」で有名な石井輝男監督の作品だ。 瀬戸麗子は神戸のカスバに生
きる売春婦の役。 ちょっと厚化粧すると妙にプロの女っぽく見えるので石井監
督の作品では特に目立つ。 左の男はハンサムタワーズの一人、吉田輝雄だね。
□写真5番目
「花嫁吸血魔」(1960年)の一場面。
じゃあね、
2018年5月16日、午前1時15分記。