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花椿です。
表題どおり雑誌「映画ファン」の昭和30年3月号をげっとした。 価格はヤフ
オクで1000円+送料205円=1205円。 青森県の古本業者の出品物で
あるが、届いてびっくり。 めちゃくちゃな美本だった。 もちろん64年間の
経年変化はあるのだろうがシミ、シワ、折れ目、汚れの一つも無いウルトラ級の
美本だといえる。 古書特有の臭いさえ感じない。 青森県の誰か個人宅でデッ
ドストックになっていた奴が出て来たんじゃないかと想像する。
これほど美本の専門雑誌は東京神田神保町の古書店ならば1万円はすると思う。
それが青森県の業者はたったの1000円なのだからめちゃくちゃに良い。 ま
さに感動したね、俺。 で、さっそく同じ業者に別の映画ファン(若尾ちゃんが
表紙になっている)をさっき入札した。 2時間後に判明するけどたぶん俺で決
まると思う。
この映画ファンを買った理由は特にない。 ヤフオクの写真を見たら綺麗だった
のと、山本富士子のカラーピンナップが紹介してあったのも俺の買い意欲を刺激
したと思う。
個人的な事を書けば俺が生まれたのが1955年(昭和30年)2月3日であり
まして、この雑誌の発売日(恐らく1月下旬)とぴったり重なるわけ。 つまり
俺が生まれた時にどんな映画が封切りされたのか、どんなスタアが活躍していた
のか一目瞭然だ。
おそらく俺の父や母が読んでいたであろう雑誌を64才を目前にした俺様が入手
して楽しんでいる。 そう考えると多少オーバーな表現ではあるけど悠久の時代
の流れに涙するのであります。
■写真上
左の表紙は北原三枝。(後に石原裕次郎の配偶者となる) 右は大映の若手スタ
ア(当時)の若尾ちゃんだ。
■写真下
お冨士ちゃんのピンナップ。
以上の3人はまだ高齢ながら元気でいらっしゃると思う。
じゃあね、
2019年1月17日、22時20分記。