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花椿夕月の『雪*星*さざれ石』

日本映画ネタ、雑ネタなど

☆3月15日 映画「宝石泥棒」を見た

2021年03月15日 | この映画見ました
花椿です。

1962年(昭和37年)に大映が製作した「宝石泥棒」を見た。 

実はこれ2回目の視聴で1回目は2年前(2019年)の4月ごろ、ある熱心なコレクタ

ーからこの作品の録画データを入手してすぐに見ている。 なにしろ主演が山本富士子の

現代もので俺の好きな野添ひとみも助演で出ているのだから。 


しかも山本富士子が宝石泥棒の役。 ポスター見たら何かゴージャスな感じの「おしゃれ

泥棒」みたいな雰囲気である。 俺の中ではヒッチコック監督の作品でケーリー・グラン

トが宝石泥棒を演じる「泥棒成金」のようなイメージもあった。 ともかくこれは最初に

見なければいけないというわけだよ。


監督と脚本は井上梅次。 テレビの2時間ドラマで天知茂が明智小五郎を演じた「江戸川

乱歩の美女シリーズ」が有名やけど、大映時代はこの作品の少し前にやはり山本富士子の

主演で「女と三悪人」という大傑作も残している。(これも面白かった)


で、ブログに記事を残す意味でもう一回この作品を見る事にした。 結果はやはり最初見

た時と同じくかなり満足感の大きい娯楽作品だった。 


簡単にストーリーを紹介すると、箱根のとあるホテルに山本富士子と野添ひとみが演じる

美女二人組が現れた。 実は彼女達、宝石泥棒なのだ。 お金持ち有閑マダム(角梨枝子)

が所有する20カラットのダイヤを盗む目的なんだが、同様にダイヤを狙う男二人組(船

越英二と川口浩)が来ていたから話がややこしい。


山本と川口は相手が泥棒だとは知らずに惹かれ合うが、ダイヤを盗むため色々な駆け引き

を続けるうちにお互いが宝石泥棒だと知ってしまうわけ。 しかし最後はダイアを盗むの

に成功するが「あなたは私の心を盗んだ恋泥棒よ」とばかりダイアを持ち主に返して山本

と川口の一行がホテルを去るところで終わる。


物語はこの4人に自称・探偵作家、実は保険会社に雇われた探偵を演じる菅原謙二 と有閑

マダムの角梨枝子の6人が演じるドタバタ劇の要素あり、ロマンスあり、サスペンスあり

のおしゃれで上質な娯楽ドラマだと言える。


個人的には山本富士子のゴージャスな衣装とか女優二人のファッションが楽しめた。 俺

の好みの大船調メロドラマとは異なるが、たまにはこんな作品もいいね。 ただこれほど

の作品がDVD化されていないのが何とも不思議な気がする。


1962年7月封切の大映作品だ。 ワイドスクリーンの総天然色。 最近は昭和20年

代の深刻なメロドラマ(もちろんモノクロの)ばかり見ていたので、なんか急にパッと明

るい未来の映画作品を見たような気分になったぜ(苦笑)。 俺の評価はランクA(かな

り面白い)だわね。


■写真上

左から野添ひとみ、川口浩、山本富士子、船越英二(船越英一郎のパパ)。 ホテルのロ

ビーで。

■写真2番目

川口浩と山本富士子。 あなたは私の心を盗む恋の泥棒だわ!みたいな場面。

■写真3番目

野添ひとみと山本富士子。

■写真4番目

同じく野添ひとみと山本富士子。

■写真下

左から菅原謙二 、角梨枝子 、川口浩、船越英二。 ホテルのレストランの場面。 角梨

枝子はドタバタ有閑マダムを演じるが、昭和20年代の美人スタア時代の面影が残ってい

た。


じゃ、またね。

2021年3月15日、午前3時20分記。
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☆1月13日 [暇ネタ]SONYブラビア75型に買い替えた

2021年01月12日 | 暇ネタ、食ネタ、美女、インテリアなど
花椿です。

なんか年末にたまたまカカクコムで大型テレビを見ていたら75型がめちゃめちゃ安くな

っているのに衝撃を受けた。 もちろん安いと言っても20万円台であるが俺の感覚では

安く感じる。


しかし目の前に置いてあるテレビは一昨年(2019年)の夏に買ったばかりの東芝レグ

ザ65型じゃん。 わずか1年半前の機種を買い替える気か?と自問自答はあったが年末

に株価が怒涛の勢いで値上がりしたのに気分良くして速攻で買う決断! レグザは下関に

住んでいるイトコのお宅に差し上げる事にした。(無料で)


選んだ機種はSONYの75X8000Hだね。 倍速機能のない安い方じゃあるけど、これ

で十分だ、いずれ8Kが安くなれば買い替えるわけだし。 大画面で好きな映画が楽しめた

らそれでいい。


で、電器屋が来たのが12日の朝10時45分。 2人で作業して設置完了が午後1時過

ぎに。 開封から組み立てまでめちゃめちゃ時間食った。 大画面はもちろん良いが、今

までも65型だからそんなに凄い!というほどではない。 ただし視野角の大きいIPSパ

ネルなので部屋の隅でメシ食いながら横から見ても鮮明画質が楽しめるのはグッド!

(従来のVAパネルは視野角が狭いから横から見たら色彩が薄くなるのが欠点)


ところで箱が大きくてエレベーターがぎりぎりだった。 電器屋から「これ以上大きいテ

レビは搬入が不可能です」と言われた。 自分では近い将来は90型まで頑張るつもりだ

ったけど無理みたいだな。 マンションの住民は75型が限界だわね。 これがショック

!! 今までのレグザ65型は電器屋に頼んでイトコ宅へ持って行かせた。


□写真上

設置が終わったブラビア75を正面から見たところ。 手前のソファに寝転がって見るの

にちょうど良い位置。 音は手前に置いたJBLのサウンドバーから出す仕様にしてある。

ちなみにサイズはヨコ169センチ、タテ104センチ(足を含めて)だよ。

□写真下

テーブルでメシを食う位置から見た感じ。 IPSパネルのお陰で斜めの位置からでも鮮明

画質が楽しめるね。 なお airplay 機能を使ってiPad の画面をブラビアの画面に出せる。 

クロームキャスト機能を使えばPCの画面も出せるはずなので、映画視聴の時はPCから出

力しようかと考えてマス。(方法が不明なのこれから研究します) 一応、PCのネットワ

ークでブラビアのアイコンを確認済み。 なんとかなりそう。


じゃあああね、

2021年1月12日、23時45分記。
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☆1月2日 謎の美人女優を発見!

2021年01月02日 | 映画関連の雑ネタ

花椿です。

年末、ヤフオクで新東宝の映画グッズを見ていたらとてつもない美人女優を発見!した。

出品のグッズはシネマベーラ渋谷の新東宝特集を予告したチラシ。 つまり新東宝作品

のスチル写真を流用したらしいが、男はどうも宇津井健に見えるけど女優が誰なのか謎。


とにかく気になったので俺が落札した。 で、グッズは届いたんだが写真が出ているだけ

で作品名すらわからない。 上映予定の作品を調べたら宇津井健の出演作は「地下帝国の

死刑室」のみ。 しかしこの作品は俺も見たけどヒロイン役は大空真弓だから写真の女優

とは異なる。(それともこの女、大空真弓か?)


俺が知っている昭和30年代の新東宝女優は前田通子、小畑絹子、池内淳子、三ツ矢歌子、

大空真弓、三原葉子、万里昌代、久保菜穂子、三条魔子、北沢典子、松浦浪路、瀬戸麗子、

三田泰子、日比野恵子、高倉みゆき、であるが写真の女優とはどう見ても違う。

(洋風の顔立ちで雰囲気が近いのは高倉みゆきと思うがちょっと違うね)


結局、チラシの現物を入手したが謎の美人女優は不明のままだ。 誰かわかる人がいたら

コメント欄で教えて欲しいですね。 めちゃくちゃ気になる。

(男が宇津井健ってのも俺の見立てであり、違っているかも知れない)


では、

2021年1月2日、14時15分記。
コメント (4)
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☆12月6日 映画「恋の十三夜」を見た

2020年12月06日 | この映画見ました

花椿です。

1949年(昭和24年)の松竹大船作品の「恋の十三夜」を見た。 

最近の俺は昭和20年代のメロ映画ばかり見ているが、今回の「恋の十三夜」はまさ

にメロ映画の王道と称しても良い作品だった。 


そもそも俺がこの作品の存在を知ったのは割と最近の話。 たまたまヤフオクで好き

な女優の月丘夢路を検索したら膨大な量のアイテムの中に「恋の十三夜」のVHSビデ

オを見つけたわけ。 


で、この初見の作品を調査したら月丘夢路と折原啓子が同時に池部良を好きになると

いう俺好みの話らしいと判明して見たくなったんだが、VHSじゃどうにもならない。

それでVHSのコピーガードキャンセラーを持っている知人の女流マニアに連絡してコ

ピーガードを除去した動画ファイルのみクラウドを通じて入手に成功した。


まず配役が良い。 主演の折原啓子は前にこのブログで書いたメロ映画の最高峰「恋

しかるらん」で竜崎一郎への愛一筋の女を演じた女優だし、月丘夢路は言うまでもな

く昭和の大女優だけども俺好みの熟女だよ。

(しかも広島生まれで学歴が広島県立第一高女は俺の母親と同じじゃん)


池部良も俺好みのスターで個人的には宝田明、山田真二、高橋貞二、竜崎一郎と池部

良の大ファンでございますね。 それと原作が北条誠ならば言う事なし。 まあ、こ

れだけ見たい要素がそろったら見ないわけにはいかないだろう。 動画ファイルを入

手してからすぐに見た。 


ストーリーは簡単。 元の宮様で京大生の池部良と舞子の折原啓子が思いを寄せ合っ

ていた。 しかし池部は貧乏学生でかねてより世話になっていた志村家の支援を受け

ていたため、志村家令嬢である月丘夢路との縁談を持ち込まれて困った立場になった。 

月丘も池部を愛しているのだ。


折原は事情を察していったんは池部をあきらめて、親がすすめる別のひいき筋の男の

求愛を受ける決心をした。 ところが月丘は池部の心が自分ではなくて折原にあると

知って潔く身を引いた。 池部は京都へ戻り折原と固く固く抱擁するのだった、、と

いう話。 


まさに京の町の愛染悲曲。 池部と折原の関係だけならハッピーエンドにパチパチっ

てところだろうが、月丘の立場では大悲恋物語である。 メロ映画に愛染と悲恋の両

方が描かれるのはたまにあるが、折原と月丘が同列の存在だから単純にパチパチとい

うわけにはいかない。 やっぱり愛染悲曲だな、この映画。 めちゃめちゃに感動し

たぜ。 折原啓子と霧島昇が唄う主題曲もまずまずだった。

(折原啓子の曲は「涙の舞扇」だったかな)


俺の評価はランクAA(ウルトラ級に面白い!)だね。 1949年(昭和24年)の

松竹大船作品。 モノクロ。 1時間28分。 なおデイリーモーションにこの作品

の動画がアップしてあるけど1時間弱の短縮版だった。 それと出演者に俺の好きな

高橋貞二の名を発見したけど、出演場面は不明。 わからなかった。

(まあ池部良の何人かの学友にいたのだろうと想像する)


■写真上

池部良と折原啓子。

■写真2番目

舞子姿の折原啓子

■写真3番目

令嬢役の月丘夢路。

■写真下

月丘夢路(左)と折原啓子。


じゃ、またね。

2020年12月6日、21時5分記。
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☆11月22日 山田真二スナップショット#22

2020年11月22日 | 山田真二スナップショット
花椿です。

最近ヤフオクで入手した「平凡」誌の1956年(昭和31年)11月号のカラーグラ

ビアだ。 ヤフオクの出品でサンプル写真を見た時に雑誌の表紙モデルが野添ひとみだ

しカラーグラビアは山本富士子と山田真二が確認できた。 しかも山田真二が今まで見

た中で一番カッコいい!


絶対に俺が落札するぞぉおお!と決断して入手したのがこれ。 まったく惚れ惚れする

ような男前!じゃん。 つい最近も山田真二の東宝デビュー作の「三四郎」(夏目漱石)

を見たし、雪村いづみとコンビの映画作品も大部分は視聴できた。 山田真二の新作を

見るたびにドキドキするぜ。

(新作といっても昭和30年代前半の)


なお、写真に出ている「哀愁の街に霧が降る」は山田真二の大ヒット曲だね。

とにかく山田真二が好きでたまらん!


じゃあああね、

2020年11月22日、20時15分記。
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☆11月19日 映画「メスを持つ処女(おとめ)」を見た

2020年11月18日 | この映画見ました

花椿です。

1951年(昭和26年)に東宝が製作した「メスを持つ処女(おとめ)」を見た。 

最近の俺は昭和20年代のメロ映画を視聴する機会が多いが、見終わってすぐに2回目

を見たのは前にこのブログでも書いた「恋しかるらん」以来かな。

(「恋しかるらん」も竜崎一郎が主演だった)


一口では説明できないが明らかに心の琴線に触れるものがあった。 俺の場合は集中的

に4~5本の作品を視聴するけど、「恋愛特急(1954年)」「若い人(1952年)

」「若い娘たち(1951年)」を見た後でこの作品を選んだ根拠は主演が竜崎一郎と

いうそれだけ。


女優陣は浜田百合子と杉葉子であるが、この年代の東宝映画ならまあまあという感じ。 

河内桃子がデビューする前だし、島崎雪子や月丘千秋ばかりじゃ飽きるわけだし・・。 

で、見始めたらすぐに引き込まれた。


ストーリーを簡単に書けば地方の医大に勤務する竜崎一郎が上京して短期間だけ女子医

大に研究に来るわけだ。 そこで女教授(東山千栄子)の助手を務める浜田百合子や女

子医学生の杉葉子と知り合う。 浜田は竜崎の研究を手伝ううちに段々と竜崎に惹かれ

て女に目覚めてしまった。 一方、杉も竜崎に一目ぼれした状態。 


2人とも互いに竜崎を愛しているのを自覚しているが、浜田は愛に生きるよりも学問へ

の道を優先して内に秘めたまま一歩引き下がった。 やがて夏休みになって竜崎が地方

へ戻る時が来た。 医学生たちは地方研修の旅へ出るため竜崎と同じ青森行きの列車に

乗った。 浜田は竜崎への愛を秘めたまま上野駅で竜崎や杉の一行を見送るのだった・・

・。


映画を見始めた時は杉葉子がヒロインなのだろうと勝手に解釈したんだが、これは俺の

勘違い。 浜田百合子がヒロイン役で明らかに浜田の悲恋物語だった。 愛を秘めたま

ま竜崎一郎を見送る切なさ、悲しみが浜田百合子の後ろ姿を見ただけで伝わって来たね。

俺が感動したのはこの部分じゃわ。 画面見ながらホロホロと泣いたよ、俺。


それはともかく、一方の杉葉子。 青森行きの車内で竜崎の隣に座ったがアクションは

何にもなし。 あとは適当に想像してくれ、、みたいな終わり方であった。 1回目に

見た時はこのエンディングにはやや不満が残ったが、2回目を見たら最後をはっきりさ

せないモヤモヤしたエンディングでかえって良かったと考えが変わった。 悲恋物は余

韻を残す方が良いと思う。


俺の評価はランクA(かなり面白い)だ。 1951年(昭和26年)の東宝作品。 モ

ノクロ。


■写真上

竜崎一郎と浜田百合子。

■写真2番目

同じく竜崎一郎と浜田百合子。 浜田は「恋愛特急」でわがままなダンサー役を見たば

かりなので、ちょっとイメージが違っていた。

■写真3番目

浜田百合子(手前)と杉葉子。 杉も竜崎を愛していると知って浜田がショックを受け

た場面。

■写真下

青森行き列車の車内。 竜崎一郎と杉葉子(手前左)。


じゃ、またね。

2020年11月19日、午前2時50分記。
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11月16日 野添ひとみスナップショット(その37)

2020年11月16日 | 野添ひとみスナップショット

花椿です。

「平凡」誌の昭和31年11月号の表紙。 1か月くらい前にヤフオクで入手した。

確か3600円だったと思う。(送料は別) モノクログラビアにも野添ひとみが出て

いた。

(表紙は本来のカラー写真ではなくてモノクロ写真の着色だと思う)


まあ、よほどの人気スタ-でもなければ平凡や明星の表紙モデルにはならないと思われ

るので、野添ひとみの青春スターとしての当時の人気のほどがわかる。


さらにカラーグラビアは山田真二と山本富士子が出ていたけど、こちらは撮影後にブロ

グのそれぞれのスナップショットに出す予定ですね。


なお、つい最近だけども某オークションで野添ひとみのヌード写真も入手した。 それ

も20才の時に撮影したプライベート写真らしいけど、どんなルートか知らないが流出

したらしい。 もちろん全裸のすっぽんぽん無修正。


これを3千円も出して買ったけど、ブログへ出すべきか迷っている。 もし出すとした

ら一部分を塗りつぶして出すとしようかな・・・。


とにかく野添ひとみが好きでたまらん! She is absolutely gorgeous !!!

じゃ、またね

2020年11月16日、13時45分記。
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☆9月30日 野添ひとみスナップショット(その36)

2020年09月30日 | 野添ひとみスナップショット

花椿です。

映画ファン誌の昭和33年6月号の企画。 スタア(女優)とプロ野球選手のツーショ

ットの特集になっている。 野添ひとみとツーショットしたのは長嶋だ。 巨人に入団

したばかりの新人時代。 


とにかく野添ひとみが好きでたまらん! She is absolutely gorgeous !!!

じゃ、またね

2020年9月30日、18時5分記。
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☆9月25日[近代映画誌]昭和37年10月号をげっと!

2020年09月25日 | 映画関連の雑ネタ

花椿です。

表題どおり近代映画誌の昭和37年(1962年)10月号げっとである。 

個人的には俺が収集している芸能誌(映画ファン、近代映画、平凡、明星)は昭和20

年代後半~30年代前半が大部分で昭和37年の雑誌は珍しい。 もの凄く新しい時代

に感じる(笑)。


数日前のヤフオクの落札価格は3600円(送料は別)でやや高め。 しかし、かなり

の美本でどこかの個人が所蔵していたのが遺品か何かで出て来たんじゃないかと思う。

もちろん俺って異常なほどのキレイ好きだから、ビニールカバーを付けて手が汚れない

ようにしているけどね。


落札した理由は以下のとおり。

1.表紙が俺の好きな星由里子である。

2.特集の『私生活ABC』も星由里子がピックアップである。

3.もう一つの特集が上の写真にも出ているように園井啓介の私生活レポートだ。

4.ヤフオク出品者のサンプル写真も岩下志麻、笹森玲子、吉田輝夫、高橋英樹など俺

の好み系が多かった。

5、映画『あの橋の畔で』の関連記事があった。

など。 3600円の価値はあったぜ。


じゃ、またね、

2020年9月25日、午前1時ちょうど記。
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☆9月25日 桑野みゆきスナップショット(その29)

2020年09月24日 | 桑野みゆきスナップショット

花椿です。

映画ファン誌の1958年(昭和33年)6月号の表紙。 ヤフオクで2か月くらい前

に1500円で落札したけど、値段が値段だけにシミや汚れが写真でもわかるほど目立

つ。(欠ページや破れがないだけマシ) もちろんキレイ好きの俺らしくビニールカバ

ーを付けたので手が汚れる心配はないが・・・。


桑野みゆきについてはまだ16才。 本格デビュー間もない時期と思われるので映画フ

ァン誌の表紙を飾るのは初めてじゃあるまいか。 美容整形する前やけど、その割に目

元がパッチリと見えるのはメイクのせいかな。 


じゃ、またね、

2020年9月25日、午前0時ちょうど記。
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☆9月21日 映画「学生心中」を見た

2020年09月21日 | この映画見ました
花椿です。

スカパーで今月オンエアの「学生心中」(日活、1954年)を見た。

前にこのブログで書いた「かくて夢あり」が日活の映画製作再開の第1回作品になるが、

「学生心中」は現代劇として2番目の作品になるらしい。 


個人的に主演の木村功はともかく、ヒロイン役の宮城野由美子が「かくて夢あり」の項

でも書いたように、いまいち華がないのは承知の上。 もっと言えば華のない宮城野が

今度の映画でもどんなに華がないか確かめたいという『怖いもの見たさ』もあったし、

純愛メロ映画一筋の俺にとって、この作品は絶対に見なければいけない使命感も感じる

ところだ。


で、見た結果はやっぱりヒロインがダメの一言に尽きる。 ストーリーはまあまあ面白

い方で決してダメ作品とは思わないが、ヒロインに華がないと感情移入がしずらい。

仮にヒロインを演じた女優が安西郷子や河内桃子だったら、俺の印象はずいぶん違った

はずである。


ストーリーを簡単に書けば、両親を失った木村功が叔父の家で育てられるが、大学生の

時に同じ大学の女学生である宮城野由美子と恋仲になる。 宮城野は下宿先のドラ息子

(金子信雄)から横恋慕されていて、ついに金子はその屈折した心情から木村の頭を殴

打する。


木村はそれが原因で目が見えなくなり、しかも宮城野が親が借金をした相手と望まぬ結

婚を約束したと知り、自らは死ぬつもりで宮城野と知り合った冬の山小屋へこもる。 

宮城野はそれを知って後を追い、ついに山小屋で抱擁するがやがて大雪の中で二人とも

倒れるという話。 サブストーリーとしては木村と同居する叔父の娘が木村を好いてい

て宮城野とライバル関係になるってのがあった。


悲恋物が大好きな俺の立場では凄く感動的なストーリーなんだが、やっぱり華のないヒ

ロインがダメだな。 全体の印象としては親が借金した相手から娘を嫁に要求され断り

切れずに望まぬ結婚を考えるとか、みんな苦しい生活に喘いでいるとか、今じゃ考えら

れない古色蒼然としたストーリー展開じゃあるけど、まあそれは昭和29年という時代

背景から仕方がないところ。 


それと特筆すべきは悪役の金子信雄の名演技が光っていた。 この人はほんと悪い奴を

演じるのが上手だな。 


俺の評価はランクA(かなり面白い)やけど、ヒロインにもっと華があったらランクAA

(ウルトラ級に面白い大傑作!)でも良いと思う。 1954年(昭和29年)の日活

作品。 モノクロ、スタンダードだね。 主題歌と挿入歌は宝塚出身の宮城野由美子が

歌っている。


■写真上

「学生心中」のパンフ。

■写真2番目

木村功と宮城野由美子。

■写真3番目

ラストの山小屋の場面で木村功と宮城野由美子。

■写真下

宮城野由美子。 華はないが長身でスタイルは良い。 宝塚の男役だったのか?


じゃ、またね。

2020年9月21日、18時45分記。
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☆9月16日 映画「蛇精の淫」を見た

2020年09月16日 | この映画見ました

花椿です。

前から絶対に見たかった日本映画作品の一つ「蛇精の淫」(新東宝1960年)がついに

新レーベル『新東宝キネマノスタルジア』の第1弾発売作品としてDVD化された。 こ

の作品は20年くらい前にも発売予告があったらしいが、諸々(もろもろ)の事情によ

り発売中止になっていた。

(社会の闇、つまり差別問題を示唆する場面があるためと思われる)


で、さっそくDVDを買って視聴した。 それでやっと知ったのは、実はこの作品は東宝

が1956年に製作した「白夫人の妖恋」のリメイク版なのだ。(悪く言えばパクリ)


もっとも「白夫人の妖恋」は中国の伝承「白蛇伝」(「白蛇抄」?)の映画化であり、

両作品とも原典は「白蛇伝」である。 ただし「蛇精の淫」は中国の話ではなくて、昭

和前半の日本の山村が舞台であるから、その意味では大幅に脚色してあり事実上は全く

の別作品だといって良い。


題名については上田秋成の江戸時代の怪奇小説「雨月物語」巻四の「蛇性の淫」(「蛇

精」ではなくて「蛇性」)を参考にしていると思われるが、この小説自体が「白蛇伝」

を参照しているようだ。 


思うに、映画「蛇精の淫」はむしろ小説「蛇性の淫」に近似しているような気がするが、

その点については俺自身が上田秋成の原作を読んでいないので何とも言えないね。


ストーリーを簡単に書けば、ある山村(被差別?)の若い男(浅見比呂志)が山中

で美しい娘と出会う。 しかし、この娘、実は前に浅見が傷ついた蛇を救った事があっ

て、その蛇が浅見を好きになり、再び逢いたい一心で人間に化身していたのである。 


やがて庄屋の娘(小畑絹子)に乗り移った白蛇の精と浅見は結ばれるわけだが、小畑の

正体がバレて村から追われる身となる。 美しい娘に化身した白蛇の愛欲と情念を妖し

く描いた作品だ。 最終場面は涙ぼろぼろだよ。


物語の導入部からめちゃめちゃに面白くて一気に見終わった。 そして俺が一番感激し

たのが小畑絹子の侍女役を演じた三田泰子の美貌ぶり。 彼女の存在で俺のこの作品に

対する評価はドカ~ン!とさらに上がったぜ。 


ランクAA(ウルトラ級に面白い大傑作!)と評価しても良いかなと思う。 この作品

に興味があればDVDを買ってちょん。 1960年(昭和35年)封切の新東宝作品

だ。 モノクロ、ワイドスクリーン。 監督は俺の好きな曲谷守平だね。 この人の

作品は面白いのが多い。


なお映画で描かれる山村はロケ地が「九十九本目の生娘」と同じなので、日本のチベッ

トと言われる岩手県の北上山地、あるいは青森県の白神山地あたりを想像していたが、

実際は飛騨の山中という設定らしい。 


■写真上

美しい娘(姫?)に化身した小畑絹子。

■写真2番目

小畑絹子の侍女を演じる三田泰子。 新東宝の大蔵社長(当時)から可愛がられていた

と何かの本で読んだ記憶があるが、はっきりしない。 とにかく美貌。

■写真3番目

小畑絹子と浅見比呂志。

■写真下

三田泰子。 ストーリーには直接関係ないが、この人の存在が物語に厚みを持たせてい

る。


じゃ、またね。

2020年9月16日、午前7時45分記。
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☆9月6日 映画「愛のうず潮」を見た

2020年09月05日 | この映画見ました

花椿です。

例によって巣ごもり生活。 ある親切なマニアから大量の作品を提供してもらったのも

あって、この夏は映画作品を見る時間が長かった。 その中で白眉と言っても良い作品

の一つが「愛のうず潮」(東宝)だわいね。 


視聴する前は主要キャストの三橋達也、平田昭彦はともかくとして、主演女優が新珠三

千代じゃあな、、という思いはあったけど、若い時の若林映子も出ているしで見始めた。

(俺が小学5年の時に見たテレビドラマの「氷点」で意地の悪い母親役を新珠三千代が

演じていて、それ以来、良いイメージは持っていない。 もちろん役の上ではあるけど

子供の頃の印象はなかなか消えないもん。)


だいたい面白い映画ってのは最初の導入部から引き込まれる場合が多いと思うが、

まさに「愛のうず潮」は最初からどんどん集中できた。 しかも最終場面までテンショ

ン高いまま。 不倫映画の決定版!というか、俺の評価は高いね。


ストーリーを簡単に書くと、ある新興の団地で平田昭彦と新珠三千代の夫婦が生活して

いるんだが、平田は同じ会社の専務秘書(草笛光子)と深い関係にあった。 新珠はう

すうす夫の不倫の疑いは感じていたが、それが確信に変わった頃、逆に新珠自身がカル

チャーで知り合ったカメラマンの三橋達也との愛に溺れ始めたわけ。


結局、新珠は家を出て三橋と京都旅行へ行き離婚を考えるようになった。 ところが

平田が草笛の運転する車で事故に遭い重傷という連絡が来たもんだから、新珠はめちゃ

めちゃに心が乱れた。 それで最後は・・・という話。


サブストーリーとしては平田昭彦の妹である若林映子と三橋達也の助手との関係が描か

れるが、これは若林に役を与える意味が濃厚。 作品を盛り上げるキャラとしては団地

の奥様族を演じる塩沢とき、横山道代などが面白い。 園佳代子、岩崎加根子 も秀逸

だな。 上原謙 (加山雄三パパ)が友情出演みたいな感じでチョイ役で出ている。


原作は官能小説の大家、梶山季之だ。 主題歌は松尾和子の曲やけどダンスホールで

三橋と新珠が逢引きする場面で松尾和子本人が歌手として登場する。 

(この場面で歌う曲が主題歌だと思う)


個人的には最終場面がややあっさりと終った感はあるが、評価としてはランクAA(ウル

トラ級に面白い大傑作)でも良いかなと考えますね。 あとで知ったけど、この作品、

もともとはテレビの連続ドラマだったらしい。 なるほど、また次の回を見たい気にさ

せるストーリー上の工夫が細密だ。 残念ながらDVD化はされていないけど、映画会社

の怠慢だろう。


1962年(昭和37年)封切の東宝作品だ。 総天然色、ワイドスクリーン。


■写真上

ヒロインの人妻を演じた新珠三千代。

■写真2番目

ダンスホールで逢引きした三橋達也と新珠三千代。

■写真3番目

平田昭彦と草笛光子。

■写真下

若林映子(007ボンドガール)と草笛光子。 後姿は平田昭彦。


じゃ、またね。

2020年9月6日、午前4時55分記。
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☆9月5日 映画「旅愁の都」を見た(続き)

2020年09月05日 | この映画見ました

花椿です。

昨日、『「旅愁の都」を見た』の本文を書く前に写真を何枚か切り出した中から4枚を

セレクトした。 なんで4枚かというとブログの方で写真はタテ方向が2000ドット

に制限されているからだ。 つまり写真を適度な大きさに揃えるには4枚が限界ってわ

け。


で、今回はせっかく切り出した写真を使わないのは勿体ないと考えて、星由里子の写真

の中でボツにした奴を復活させた。 それぞれ異なるファッションの中から選んでみた。 

一番下の写真はエンディングで使われたシーンだ。 暗い過去を背負っていた時のシー

ンと比較して表情が全然違う。


じゃ、またね。

2020年9月5日、18時5分記。
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☆9月5日 映画「旅愁の都」を見た

2020年09月04日 | この映画見ました

花椿です。

昨日やっと日本映画チャンネルの今月の蔵出し作品「旅愁の都」を見た。 俺の場合は

録画を持っている人がいたら1万円出しても良いから絶対に見たい!と思う作品があっ

て、この作品もその一つ。


ちなみに絶対に見たい作品の中で「蛇精の淫」(新東宝)は今月DVDが発売になったし

「旅愁の都」はついにスカパーがオンエアしてくれたというわけだ。 残るは東宝の

「青い果実」とか、松竹の「哀愁日記」「かりそめの唇」「人妻椿」「あゝ君が愛」、

大映の「貴族の階段」「女の教室」「君を愛す」、日活の「永遠に答えず」など。

これらの作品、メロ映画一筋の俺、死んでも絶対に見たいわぁあああ!!


ま、それはともかく「旅愁の都」。 宝田明主演の「美貌の都」「愛情の都」に次ぐ3

作目の「都」シリーズになるが、相手役が司葉子から星由里子に変わっている。 俺は

小学生の時に怪獣映画を映画館で見た時から星由里子のファンだから、それは良い。


ストーリーを簡単に紹介すると、設計技師の宝田明が職場の近所にある叔母が経営する

レストランで働いている星由里子と交際を始めるんだが、星由里子には病弱な母親を支

えるために青線で働いた暗い過去があった。


ところが元の恋人である藤木悠がたまたま知り合った宝田明にその事実をチクったわけ

だ。 それを知った星は宝田の前から姿を消す。 過去にこだわらない宝田は必死で星

を探すが、顧客の大金持ちの愛人をしている淡路恵子の努力もあって星を探し出せた。


淡路の説得で一人で宝田のいる沖縄に向かった星はようやく過去のわだかまりから解放

されて宝田と抱擁するのだったという話。 サブストーリーとして顧客の大金持ちの娘

(浜美枝)との見合いやら宝田に片思いの淡路の存在が絡む。


前半は確かに面白い。 星由里子の過去がいつばれるのかとハラハラドキドキしながら

見た。 音楽もそれっぽいし、何となくヒッチコックのサスペンス映画の雰囲気だ。

しかし後半が消化不良。 星の暗い過去は藤木悠の口で語られるのみで、その場面がな

いのが不満。 青線で働く星の場面が挿入されていればもっと哀愁感が高まったと思う

ね。

(肝心の場面をさらっと描き過ぎた)


それとエンディングもあっさりし過ぎ。 もっと余韻を残すような終わり方はなかった

のか。 個人的には星由里子の着物姿も欲しいところだよ。


思うに前にブログに書いた「花の慕情」も同じ鈴木監督だし、メロ映画の苦手な監督

のようだ。 俺の評価はランクB(水準作よりは上)だね。 見たい映画をやっと見た

という満足感はあった。 1962年(昭和37年)東宝配給作品だ。(宝塚映画)


■写真上

宝田明と星由里子。

■写真2番目

宝田明。 

■写真3番目

九州のお大尽(志村喬)と浜美枝、宝田明。 後姿は淡路恵子。

■写真下

宝田明と星由里子。


じゃ、またね。

2020年9月4日、22時50分記
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