解像度1mながら、7月28日に打ち上げられた韓国の多目的人工衛星アリラン2号だが、核実験関連の調査は、核実験後の11日から始めたらしい(少なくとも10月3日から9日は観察していない)。何だか熱心でない印象だが、韓国による当初の震源の発表は南に相当にずれていたし、実験地予測としては白頭山近くなど、あらかじめ様々な情報が流されたのは、意図的な霍乱情報だったのかもしれない。実際は欧米の監視機関が指摘した地点ずばりだった。その建物はGoogle Mapでも容易に見つかる。
朝鮮日報:なぜ? 韓国の人工衛星、北の核監視せず
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朝鮮日報:なぜ? 韓国の人工衛星、北の核監視せず
今年7月に打ち上げられた多目的人工衛星アリラン2号が、今回の北朝鮮による核実験の観測に関し、何の役割も果たしていなかったことが判明した。北朝鮮地域の撮影を3日から9日まで行わなかったのは、どうも怪しい気がしてならない。
「韓国政府はアリラン2号衛星を活用し、北朝鮮の核実験場を観測することもできたのに、北朝鮮が核実験宣言を行った今月3日から実験を強行した9日まで、北朝鮮地域の衛星撮影をただの1度も行わなかった。特に、核実験が行われた9日午前10時35分ごろには、衛星が韓半島(朝鮮半島)上空を通過していたにもかかわらず、韓国側だけを撮影していた。このような事実は、韓国政府が提出した国政監査資料と情報当局の答弁を通じて確認された」という。
韓国航空宇宙研究院の関係者は「人工衛星写真は、地上管制センターでどの地点の写真を撮影するか座標を決めて指示すれば、その指示に従って写真を電送してくる。韓国政府が撮影地点の座標を決定し、研究院に指示を伝えるが、どの地点の撮影を指示したかについて具体的に明かすことはできない」と語った。
また、康聖鍾議員は「韓国政府は今月11日午前になって、ようやく北朝鮮地域の撮影を始めた。なぜ該当地域の観測をしなかったのか政府に尋ねたが、明確な答えは返ってきていない」と明らかにした。
これについて、アリラン衛星を管理する韓国航空宇宙研究院の高位関係者は、記者の電話取材に答え、「北朝鮮地域を撮影するなという政府の指示はなかった。事前に予定されていた計画に従って活動しただけだ」と述べた。
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