テポドン、「巡航ミサイルで限定破壊を」 元米国防長官 (朝日新聞) - goo ニュース
アメリカは、アメリカ本土に届きうる北朝鮮のミサイルを許さない感じだ。あれはテポドン3だという見解もある(テポドン2は過去のプロジェクトで、今回のは更に改良型で、射程も長いと)。今回の事情が以前と異なる事情のひとつは、確かに射程距離かもしれない。アメリカは本土防衛にシリアスだ。巡航ミサイルによる先制攻撃はオプションのひとつだろう。
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ウィリアム・ペリー元米国防長官らが22日付の米紙ワシントン・ポストに寄稿し、北朝鮮が発射の動きを見せる「テポドン2」について、北朝鮮が発射に突っ走る場合、米国はミサイルに限定して攻撃し、発射前に破壊すべきだと提唱した。「外交的取り組みは失敗した」と位置づけ、「おとなしく見ているわけにはいかない」などとしている。外交重視のペリー氏が、テポドンを発射台で破壊することを提案している。
寄稿文はペリー氏の元側近アシュトン・カーター元国防次官補との連名で出した。ペリー氏らは、反米姿勢を隠さない北朝鮮に、核兵器搭載が可能で米国に到達しうる弾道ミサイルの開発を許すべきではない、と主張。潜水艦から発射した巡航ミサイルをテポドンに命中させれば、誘爆で発射台などミサイル施設に限定して破壊することができるとした。
一方、テポドンの発射をいったん許せば、米国が配備を進めるミサイル防衛(MD)で対処したとしても北朝鮮は必要なデータを集めることができ、危険性が増すとした。発射後の迎撃に失敗すればMDの価値を損なうとも言及した。
また、北朝鮮が核保有を明言した現状は98年に「テポドン1」を発射した当時と状況が大きく違うと指摘。核問題をめぐる6者協議については「崩壊した」と断じた。
ペリー氏は94~97年、クリントン政権下の国防長官。長官退任後も北朝鮮ミサイル危機にあたって同政権の北朝鮮政策調整官に任命され、99年に訪朝。北朝鮮との間で関係安定化の「ペリー・プロセス」を立ち上げた。近年は、外交軽視のブッシュ政権の北朝鮮政策を批判してきた。
アメリカは、アメリカ本土に届きうる北朝鮮のミサイルを許さない感じだ。あれはテポドン3だという見解もある(テポドン2は過去のプロジェクトで、今回のは更に改良型で、射程も長いと)。今回の事情が以前と異なる事情のひとつは、確かに射程距離かもしれない。アメリカは本土防衛にシリアスだ。巡航ミサイルによる先制攻撃はオプションのひとつだろう。
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