大相撲:天皇陛下が異例の書簡 白鵬関の活躍ねぎらう
天皇陛下が力士に対してねぎらいの書簡を送るのは異例。宮内庁によると、天皇陛下の言葉を川島裕侍従長名で書簡にしたもので、両国国技館(東京都墨田区)で宮内庁側から村山理事長代行に手渡された。書簡は「困難な状況にありながら、連日精励奮闘して幕内全勝優勝を果たしたのみならず、大鵬関の連勝記録を超え、歴代3位の連勝記録を達成した横綱白鵬関に、おねぎらいとお祝いをお伝えになるとともに、今後とも元気に活躍するよう願っておられる」などと記されているという。これは、ニュースとしては地味だが、意味のよく分かるニュースである。分析的で申し訳ないが、今回、名古屋場所では賜杯が無かったわけで、その埋め合わせの意味がある。また、大相撲が危機に陥っている折に、こういう激励は、ピンポイントでジャストフィットである。しかも地味な扱いのニュースというのも相応しい。
