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言葉の論理性がおかしい民主党小沢代表

2008年10月01日 | 政治
麻生・小沢両党首が全面対決、代表質問は所信表明合戦に(トムソンロイター) - goo ニュース
「与党が政権を担う能力を失ったならば、直ちに野党に政権を渡し、総選挙を行うのが議会制民主主義の道筋だ」
困ったことに、言葉がおかしい。言葉がおかしいのは、思考の混乱を意味する。

> 与党が政権を担う能力を失ったならば

政権担当能力を失ったと判断するためには、常識的に言って議会で多数派であるかどうかを見る。参院が野党優位でも衆院は2/3以上あるから、時間をかければ法案は通る。

> 直ちに野党に政権を渡し

衆院で多数派にならないと、政権渡すとか渡さないとかにならない。仮に、政権途中で(連合からパートナー政党が抜けて)少数派に転じたのであれば、そういう政権移譲の話も出るかもしれないが、それなら総選挙をするのが先。

> 総選挙を行うのが議会制民主主義の道筋だ

ここだけ聞けば、それもアリだが、ここに続く前提がおかしいから、困る。もちろん、議員の任期まで引っ張るかどうかは、首相の専権事項である。それが法治主義というか、日本の議会制民主主義である。

本質的な問題ではないが、言っていることが論理的におかしかったりするのは、非常に困る。これは他の所でも議論が噛み合わない事を意味するし、実際にそうである。

もちろん問題の本質は、民主党が最悪の政党に堕してしまったことである。言葉に関して言えば、最初の鳩山イズムからして奇妙ではあったが、内部に左右色々いても、皆言葉が踊る傾向がある。あの前原氏ですら、何だかよく分からない事を言う人だった。小沢氏は、それに輪をかけて酷い。

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4 コメント

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Unknown (民す党)
2008-10-01 22:06:24
良い指摘ですね。
小沢代表の代表質問は、突っ込み所が満載で、どれを取り上げるか迷うほどでした。
議員内閣制は、首相が退陣したからといって、総選挙をする必要がありません。議会で多数派を構成できず、内閣を組閣できなかったら解散もあるのでしょうが、現状、解散する必要性はありません。どうやら、民主党の連中は、無理に党内一致させようとしているので、党の有力者の言っていることに不整合が出てしまうのかもしれません。
Unknown (Unknown)
2008-10-01 22:18:42

『椿事件』

1993年9月21日、民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で、
テレビ朝日報道局長の椿貞良が、選挙時の局の報道姿勢に関して

「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。
今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、
なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる
手助けになるような報道をしようではないか」

との方針で局内をまとめたという趣旨の発言を行う。

(ウィキペディア「椿事件」)
Unknown (Unknown)
2008-10-02 05:55:13
 二度も政権投げ出して担当能力?言葉の意味?
笑えました!
Unknown (worldNote)
2008-10-02 21:02:51
煽りかと思うけど、

> 二度も政権投げ出して担当能力?

正確に言うと、政権は投げ出してないんですよ(そんな事はありえない)。現在の与党内での(手順を踏んだ)選手交代なだけで。首相は交代したけど、政権の枠組は変わってないでしょ。

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