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世界の覚書

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米国人の歴史忘却

2013年04月07日 | 軍事・諜報
ポストセブン:「在日米軍は撤退すべき」米有権者の48%がYESと回答の調査
ニューヨーク・タイムズ3月5日付に掲載された、「カムホーム、アメリカ」と題した大型論文が話題を呼んでいる。日本とドイツの駐留米軍の撤退を検討すべきでないかとする(中略)1月28日付フォーブス誌ウェブ版では、米ケイトー研究所のダグ・バンダウ上席研究員が尖閣問題について、「米国に領有権の主張を保証させることで米国をリスクあるポジションに置こうとする日本政府からの手招きを拒絶すべきだ」と指摘。さらに「米国は同盟国、特に日本を無力な依存者のように扱うのをやめるべきだ。太平洋の米軍について議論するより、米国は防衛責任を日本に戻し始めるべきだ」とまで言い放った(中略)2011年2月には、米世論調査会社のリサーチで、「米有権者の48%が在日米軍を撤退させるべきだと考えている」
こういう論調はやや奇妙に感じる。彼らは、なぜ米軍が日本に駐留しているのか、歴史が分かっていないのではないか。歴史への忘却ではないのか。状況をリセットするというのは、大日本帝国健在時と基本的に同じ状態に戻すということだ。日本の大陸プレゼンスは違うが、その程度は想定内である。ちゃぶ台返しがありえないとは言わないが、それは先人がなぜ日本を戦争に追い込み、破滅に導いたか、すっかり忘れているように思われる。歴史などくそ食らえという人もいるだろうし、それはそれでありだが。

米軍が引くなら、日本の防衛費は(段階的ながら)最終的に今の2倍にするしかない。しかし、生活保護費や医療費にコストが取られるから、今更それは難しいだろう。先に大陸中国の勢いを削いで、民主化してもらうべきだろう。中華帝国主義をゼロにしてもらうのも、不可欠。で、それは無理。当分の間、多分数世代は。

米国人の歴史忘却はリスクだ。大日本帝国(植民地は欠いているが)の復活は反対しないけど、そこまで考えた議論はしてないだろう。

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