トップリーグ開幕から2週間、対抗戦グループ開幕から1週間を経ていよいよリーグ戦グループの熱き戦いが始まった。そのオープニングゲームは秩父宮ラグビー場とたつのこフィールドで各1試合、長野Uスタジアム(南長野運動公園)で2試合の計4試合が行われた。たつのこフィールドの流経大vs日大を除き、残り3試合はすべて前年度の上位校が下位校を大差で破る展開となった。
当日はどの会場に足を運ぶか迷ったが、2試合観戦できる長野に向かった。スタジアムに近い安曇野には行ったことがあり、圏央道の開通もあってさほど距離感は感じなかったことも理由。高速道路のサービスエリアで休憩を取りながらでも3時間で南長野運動公園に到着。屋根付きの球技専用スタジアムであることはさておいても、外観からも素晴らしいスタジアムであることがすぐにわかった。中に入るとさらにビックリで、2階席の最後列からでも間近にピッチを見渡せるようにできている。ラグビーにはこのようなコンパクトな設計の専用スタジアムが殆どないことを改めて感じさせる快適な試合観戦となった。
■第1節(9月16日)の試合結果
09/16(日) ●専修大学 21-53 ○大東文化 秩父宮ラグビー場
09/16(日) ○法政大学 43-10 ●中央大学 長野Uスタジアム
09/16(日) ●拓殖大学 7-47 ○東海大学 長野Uスタジアム
09/16(日) ○流通経済 29-26 ●日本大学 たつのこフィールド
昨年末の入替戦で勝利し昇格を果たした専修大。大東大の厚い壁は破れなかったものの、3トライを奪う健闘を見せたのが収穫。昨年度中位校同士の対戦となった法政と中央の戦いでは、法政が中央を圧倒。ただ、試合内容はお互いにミスも多く、まだ戦術も定まっていない印象で今後の戦いに不安を残す。とくにこの試合からは強みが見いだせなかった中央は厳しいシーズンとなりそうだ。東海大と拓殖大も大差が付いたが、分厚い胸板を持つ選手同士による激しい肉弾戦は見応えがあった。結果こそ明暗は分かれたものの両チームとも順調なスタートを切ったと要ってよさそう。また、東海大は開幕前の不安を払拭させる戦いぶりを見せた。流経大と日大の戦いは、前半は流経大が日大にリードを許す苦しい展開。後半に3連続トライと1PGでリードを拡げた流経大に対し、日大の猛追も一歩及ばずといった感じだったが今シーズンの日大はひと味違うと感じさせた戦いぶりだったようだ。
■第2節(9月23、24日)の試合予定
09/23(日) 東海大学 vs 日本大学 12:30 ニッパツ三ツ沢
09/23(日) 大東文化 vs 拓殖大学 15:00 ニッパツ三ツ沢
09/24(月) 専修大学 vs 法政大学 12:30 上柚木
09/24(月) 流通経済 vs 中央大学 15:00 上柚木