そんなことは全く意識をしていなかったのだが、「生きている」と「生きていく」は、大きく違うそうだ。
そう言うのは、シスターの渡辺和子だ。
◆広辞林に聞いてみると
「生きる」とは、生物が生命を維持してこの世にあること。生活を営むこと。
人が精神的態度をもって人生に対処すること。暮らすこと、とある。
では、「生きていく」ことの答えはどうなのだろう。
仕事をして生活費を稼ぐ、家族や友人や周囲を愛する、それらもまた生きていくことの目的の一つだろう。
だがそれが、最も価値のあることかと問われると、そうではないような気がする。
また人間は、死ぬよりも生きている方がよっぽどつらいときもある。
それでもなお、生きていかねばならなしい、生きる以上は努力をしなければならないのだろう。
思い通りに行かないのが人生だ。
周囲に助けられることも多いはずだ。
いろいろ考えてもよくはわからない。
まあ、しっかりと「生きていく」という気持ちだけは持ちたいものだ。