家具工房ウッドスケッチの108の仕事

家具工房の108の仕事を紹介していきます。

材木市場一部始終其の一

2005年09月09日 | 2005年
さて今日は、昨日にひき続き材木市場の一日をレポートします。
私の工房から一時間ほどの各務原市の木材団地の一角、野球場が4面は取れるという広い土場にずらーりと並んだ材木、丸太。市場のセリは7時からですが、朝も
6時となれば、下見の客がちらほらとあらわれてきます。
春夏秋冬、月一回の市ならば、全国各地から集まる面々。車のナンバーを見ますと
岡山、兵庫、奈良、長野、山梨、神奈川、練馬・・・。さすがに海を越えるような所の車はないけれど、ほんとに遠いところから集まってきます。
7時になると、カランコロンと土場に鐘の音が響き渡り、さぁ、セリ市の始まり、始まり。
「皆さん、本日も朝早くからありがとうございます。では、始めさせていただきます。第一号、これは千円から・・・。」
という声と共に、さっと挙がる2,3本の手。挙がる手のコンマ数秒の早さをセリ師は見極めて、千五百、二千、二千五百・・・引く人あればねばる人あり。
「第二号、これは一万円。ないですか。それじゃあ。五千円。」
またまた挙がる、五、六本の手。
セリ値は、一枚あたりの値段です。十枚組なら、かける十が支払値。
一山(ひとやま)なら枚数に関係なく、セリ値が、支払値です。
こんな具合に、一号から始まって何号まででしょうか、午前中セリは続いていくのです。では、今日は、ここまで、続きはまたあしたレポートします。

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