子供の頃から金魚が大好きなので、ずっと前に何かの本でこの人の作品を見て一目惚れしてから
いつか実物をこの目で見たいと思っていたんだけど、なかなか観に行ける機会が無くて...
やっと観に行ける距離で展示会を開いてくれたので、三島の佐野美術館まで行ってきました

『 深堀隆介展・平成しんちう屋~行商編~ 』

年代順に展示されてる作品を、初期の頃から順番に見て行くと...
初期の頃の作品では、わりと平面的だった金魚たち(それでも十分に緻密でリアルなんだけど)が
年を経るにつれて、どんどん精巧に緻密に立体的になって行くのがよく分かって感動

この金魚がアクリル絵の具で描かれた絵だって信じられます?

目の前で見ても、斜めからすかして見ても、も~どこから見ても本物にしか見えない



ウロコ1枚1枚の光り方も違うし、ヒレがなびく感じも、金魚のフンまでリアルに描かれていて凄い





あまりにもリアルなので、見ているうちに本物の金魚を見てる気分になって
尾びれがゆらゆら動いたように見えて 「今動いたよね?」 って何度も言っちゃいました(笑)
どれもこれも本当に美しくて素晴らしくて、全部欲しくなっちゃったけど(笑)
この、金魚がパンダのホーローカップに入った小さな作品は
レトロなパンダのカップが中華テイストなので、萌え心を刺激されました(笑) 欲しい~


そしてリアリズムは金魚の美しさだけじゃなくて...
死んでしまった金魚を他の金魚たちが啄んでいたリ...(水槽で飼っていればよくある光景)

水草が枯れて水に落ちたハエが死んでたり...

微に入り細を穿つとはまさにこの事


ここだけは撮影OKだったので、撮りまくりました





金魚のフンだけが入ったモノもあったりします(笑)

金魚すくいの金魚たちが隅に集まる感じや、金魚たちが作るさざ波の再現も素晴らしい



この金魚絵師の深堀隆介という人は、きっと金魚を描く為に天から遣わされたんだろうな...

ジメジメドンヨリ天気にやられて身体は怠かったけど、頑張って観に行って本当に良かった

素晴らしいものが観られて元気になりました


PS...帰りに買ったお土産たちです


後ろにある四角い箱の秘密はまた今度...(笑)
私は地元の金魚養殖業者の即売会のようなお祭りで、いろんな金魚がいましたが、土佐金という品種の金魚は尾びれがひらひらと広がって綺麗で上の写真で升の中に描かれた金魚がまさにそっくりです。
金魚はかわいいし見ていて癒されますね。でもいろいろな事情で実際に育てられない人も多いし、お世話もいろいろ大変だけど、こちらの作品が家にあったら一緒に暮らしている気分になれそうでいいなあと私も思いました。
私も近くで開催したら見に行きたいな
夏になると金魚を飼いたくなるけど、小さい水槽では死なせてしまうのが可哀想なので
この金魚たちの写真でガマンします
故さくらももこ先生所蔵の、お猪口に入った金魚も展示されていたけど
あのサイズでもきっとお高いんだろうな~
でも、ホントに素晴らしいので、お近くで展覧会があったらぜひ見に行ってくださいね