花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

《 連升三級 》 其之十(後編2)

2023年08月09日 | 譚耀文

ペース配分を間違えて後編が2部になってしまった《 連升三級 》 其之十(後編2)です


例の椅子を見て欲しいと言われ皇上がついて行くと、そこは魏丞相の屋敷で



一生懸命椅子を修理する皇上は、魏丞相が自分だと気づかないのを楽しんでて可愛い

(本当は、皇上が椅子の修理に来るように仕向けたのは魏丞相なので、気付かないフリなんだけど)

皇上が 「まぁゆっくりやりましょう」 って言ったのを聞いた魏丞相は

「どこかで聞いた声だな」 と訝しむ(フリ)



皇上が魏丞相に 「あなたは毎日私の家の床を膝とズボンで拭いてる」 って言ったら

主人が揶揄われてると思った使用人が 「無礼者」 と皇上を殴ろうとして、慌てて止める魏丞相

それをほくそ笑んで聞いてる皇上 いたずらっ子みたいで可愛い



そして振り返って正体を見せると、ビックリする(フリをする)魏丞相



皇上は、魏丞相にさっき大工仲間に聞いた状元(科挙の1位)を元に戻す話をすると

魏丞相が 「それなら武丞相の担当です」 と言ったので、今度は皇上と魏丞相は武丞相の家に行き

使用人に「机の修理に大工を連れて来た」と言ったら、察した門番は大慌てで武丞相を呼びに行き



皇上は 「机を直しに来たと言っただけで朕が来た事を悟ったとは、なかなか聡明な使用人だ」 と...

そして、慌てて出てきた武丞相は皇上を見て平伏~



武丞相の家の柱を見て 「これを切り倒さなければ」 と鋸を手に持って脅す皇上(笑)




こんな形の鋸は初めて見たワ~

皇上が武丞相に「もともとの状元、劉文才はどこにいる?」 と聞くと

武丞相は 「私の別宅にいます」 と言って、2日以内に劉文才を連れてくることを約束



も~回りくどい事してないで、最初っから皇上に言って勅書を書いてもらればいいのに...

でも、そうすると大工に変装した可愛い皇上は見られないから、やっぱりこれでよ~し (笑)


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