花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

盛宴 其之九(前編)

2018年06月28日 | 譚耀文


《 盛宴 》 第9集(前編)


秦宇市長さまと妻の仲睦まじい様子を見てしまい、ショックを受けた了了は

今までの秦宇さまとの出来事を思い出して、ワインを飲みながら大泣き...



その頃、市長さまは家で妻と話してたけど...人前では腕を組んで仲良さそうにしてたのに

本当の夫婦仲は冷めきってる感じ...



どうやら妻の父親が有力者で、その力で秦宇さまは市長の座に付けたみたい...

しかも、父親は秦宇さまを全く認めていなくて、妻も一緒になってバカにしてる感じ...

そのケバくて顔が怖い妻が 「今日帰る時にいた2人の娘は誰なの?」 って聞いたら



「娘?...誰の事だ?」 って軽く動揺する秦宇さま(笑) も~誤魔化すのヘタなんだから~



「まぁいいわ、あなたを生かすも殺すも簡単な事よ、父は引退したけど父の門下生はいくらでもいるんだから」

って脅すように言う妻 その妻が着飾って出掛けるのを見る秦宇さまの顔は憎々しげで...



秦宇さま...幸せじゃないんだ...可哀想に...


そして、了了が飲んだくれてる所に訪ねて来た秦宇さまは、追い返そうとする了了にすがって

「たのむ、話を聞いてくれ」 って...も~コレバリバリのメロドラマ(死語)や~ん



「どんな言い訳をするつもりなの? 白苓が言った通り男は勝手ね...女を何だと思ってるの?

妻がいるのになんで私を誘ったのよ 」 って責める了了に

「今は何を言っても偽りに聞こえるかもしれない...でもこれだけは本当だ

私の心臓は君の事を想ってこんなにドキドキしてる」 って了了の手を取って自分の胸に当てる秦宇さま



キャ~やめて~ そういうクサい事しないでぇ~ ムズムズして死にそう~ (笑)

「君を失うのが怖くて本当の事が言えなかったんだ...私を許してくれ...

私には深い傷があるんだ...もし君が私の愛を信じてくれるなら、その傷を開いてもいい...」

と言って身の上を話し始めた秦宇さま...



「私は官職に付き栄華を手に入れ、傍目には幸せそうに見えるかもしれない...

でも、私はただの愚かな男だ...妻は私を蔑ろにしているんだ...

それなのに私は、みんなの前で仲睦まじい夫婦を演じなければならない...

幸せなんてどこにも無い...そんな所を君に見られて辛くてたまらない...」 って...



そんな涙目で自分の弱さをさらけ出すなんてズルイ~ ウルウル上目遣い反則~ 仔犬か~ (笑)

それでも 「もうあなたの事は信じられない...」 と言われた秦宇さまは

外で待つ友明を呼んで 「夫人が今どこにいるか了了に教えてやってくれ」 と言い

友明はとっても言いにくそうに 「夫人は今若い男と逢引きしています」 と...

ここで 「なんだって こんなにカッコイイ夫がありながら、あのケバイ妻は若い男と不倫してるのか?

そんなに要らないんなら私にくれよ~ 」 って叫んだことも白状します(笑)

「妻に男がいるのになぜ一緒にいるの?まだ妻を愛してるの?」 と聞く了了に

「もう妻の事はなんとも思ってない...出来る事なら離婚したい...出来る事なら」 と強い口調で言う秦宇さま



「全ては政治の為だ...彼女の父は有力者なんだ...私の地位に座るのは難しい...この座を狙う者は大勢いる

みんな私にとって代わろうと狙っている...今離婚したらこの地位を失ってしまう...

だからみじめにも、こうやって男としての命脈を保っているんだ...」

と、苦しい胸の内を打ち明ける秦宇さま...



「でも君と出逢って変わった...君はとても優しい光で私を照らしてくれる

君は私の地獄の扉を開いてくれたんだ...君といるととても楽しい...鳥の声や花の香りを美しく感じられる

私は心から君を愛してる...これからもずっと君と一緒にいたい...君を失うのが怖いんだ 」 って...



そんな一編の詩のような熱い愛の告白を、タムさまの顔で(笑)そんなすがるような目でするなんてズルイ

「政治の方が落ち着いたら、妻と離婚して必ず君と結婚する」 と誓う秦宇さまに、了了陥落~ (笑)

秦宇さま...家庭の事で嘘は言ってないし...了了に対する想いも本当に見えるけど...

もしコレが全部お芝居だったら、本物の女ったらしって事だよね...

恐ろしい...そのルックスとその男の色香で迫られたら...私は絶対に勝てる気がしない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする