昨日の午後3時半からブラジルチームとミャンマー代表チームとのサッカー親善試合があった。
午前中まで激しく降っていた雨が午後2時半頃にあがったので、試合開始1時間前に
「よし!見に行こう。」
と急遽決定し、家族みんなで観戦に行った。
ブラジルチームの中には、1994年のワールドカップアメリカ大会に出場し、優勝したときのメンバーも含まれている。
ブラジル選手は皆、背が高く体ががっしりしているのに比べ、ミャンマー選手たちは小柄で痩せていて、まるで大人と子どもが試合をしているようだった。
前半はブラジルチームが圧倒的にボールを支配し1ゴールした。
ミャンマーチームは世界のブラジルチームが相手だけに気負っていたのか、何度もパスミスがあった。
その度に、場内から「あ~あ」というため息ばかりが聞こえた。
後半は、年齢的に体力が衰えているブラジルチームの動きが鈍くなり、ミャンマーチームの勢いが勝った。
ゴール前の完全なシュートチャンスを3回逃したが、ミャンマーチームが1得点をあげ、結局1対1の引き分けとなった。
現役を退いているとはいえ、ブラジル選手の個人技(特にトリックプレー)が光った。
この試合は、サイクロン被災者のためのチャリティであるが、試合が行なわれたアウンサンスタジアムには大勢の観客が詰め掛けて、すごく盛り上がった。
観客はほぼ全員ミャンマー人たちであるが、ブラジルチームにも暖かく盛大な拍手が送られていた。
観戦した場所は入り口から向かって左側ゴール付近だったのだが、運がよくブラジルチームとミャンマーチームのゴールの瞬間が間近で見られた。
周りの観衆が皆、煙草を吸っていて紫煙で息苦しかったが、家族で楽しいひと時を過ごした。