ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

海外留学についての資料

2008年10月07日 | 日本語学校

昨日発売されたWEEKLY ELEVEN誌から。

SINGAPORE EDUCATION CONFERENCE (2008)に出席したミャンマーの教育関係者がまとめた資料による。

A.ミャンマー人学生の海外留学先ランキング
1.シンガポール 60%
2.オーストラリア 10%
3.マレーシア 9%
4.イギリス 5%
5.アメリカ 3%
6.その他  13%(この中に日本が含まれる)

B.年齢別
1.16歳未満  15%
2.16歳~20歳 35%
3.20歳~30歳 50% (*20~25と25~30で分けてほしかった。)
4.30歳以上  10%  
(*合計すると110%になる)

C.出身地別
1.ヤンゴン市 55%
2.マンダレー市 30%
3.その他 15%

D.留学する前の最終学歴別
1.私営の学校 8% (インターナショナルスクールなど)
2.高校卒業 30%
3.大学卒業 50%
4.大学院卒業 12%

D.シンガポールで専攻する学科別
1.工学系統
2.ホテル、ホスピタリティ、観光学科
3.経営学(マネージメント)

ミャンマーではこのような資料はなかなか公表されないので貴重な資料ではあるが、信憑性という点でちょっと疑問がある。

1.留学先ランキングにせよ年齢別にせよ、占める割合(%)しかなく全体数が何人なのかがわからない。
2.いつからいつまで調査した資料なのかがわからない。
3.どうやって調査したのか(調査方法)、数字の出所がわからない。
4.合計すると110%になる資料もある。

それから、グラフの表現方法もおかしい。

写真のグラフはたて軸が全体に占める割合、よこ軸が国別になっているが、このような場合は、棒グラフではなく、帯グラフまたは円グラフで描くのが普通ではないだろうか。
(たて軸が人数であれば、まだ良かったのだが....)

ミャンマーでは学校でグラフの描き方を教えないので、このジャーナル誌の編集者(記者?)も知らなかったのだろう。

留学者数は圧倒的にシンガポールが1番であるが、実際に行きたい留学先は日本であることは間違いない。

この点について全く触れられていなかったのも残念である。