ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

交通事故防止の標識

2008年12月31日 | ミャンマーでの生活
学校の前の横断歩道近くに新しい標識が立った。

内容は、

「注意せよ!
2008年(10月末まで?)に交通事故で亡くなった人は60人もいます。
ですから、横断歩道をきちんと渡りましょう。」

というものだ。

この標識が言いたいことは、

60人という大勢の人が亡くなっているのだから、無秩序に道路を渡らないで、きちんと横断歩道を渡りましょう。」

だと思われる。

ミャンマーでは60人というと大きな数字なのかもしれないが、日本人から見ると、

「えっ、こんなに少ないの?」

と思って、ミャンマーの交通事故は少ないものだと、注意させるどころか、かえって安心させてしまう効果になるだろう。

この数字は多分、ヤンゴン管区だけの数字であると思われるが、ミャンマー全国の数字を出したほうが良かったかもしれない。

以下はミャンマーと日本の交通事故数と死者数を比較したものである。

やはり、日本のほうがケタ違いに多いことがわかる。
日本の人口はミャンマーの2.4倍くらいのものだから、ミャンマーの交通事故数は明らかに少ないと言える。

ミャンマーの交通事故件数と死者数
2000年  778件 103人
2001年 821件 116人
2002年 929件 125人
2003年 932件 126人
2004年 914件 122人
2005年 906件 135人
2006年 1317件 129人
2007年 929件 133人
(11月29日発行のTHE TRUST誌による)

日本の交通事故数と死者数
2000年 931,934件 9,066人
2001年 947,169件 8,747人
2002年 936,721件 8,326人
2003年 947,993件 7,702人
2004年 952,191件 7,358人
2005年 933,828人 6,871人
2006年 886,864人 6,352人
2007年 832,454人 5,744人

(社団法人新交通管理システム協会の資料による)
http://www.utms.or.jp/japanese/condi/jiko.html

年末に来客相次ぐ

2008年12月30日 | 日本語学校
今年2008年もあと今日と明日の二日だけと押し詰まって来ましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

こちらは年の瀬を迎えても相変わらず授業が続いております。
(授業は31日まで、年始は2日から始まります。)

今の時期、日本は冬休みということで日本からのお客様が連日、見学にお見えになっています。

そんな中、当校の元事務員の女の子3人が突然、現れてびっくりしました。

この中の二人は今、東京にある日本企業で働いていて、冬休みを利用して一時帰国しているのだとか。

4年前までは事務員として働いていた子たちがこんなに立派に成長して(というか垢抜けてきて)びっくりしました。

もう日本語もペラペラで、しゃべる内容も日本人そのものです。

なんでも自分のブログも毎日読んでくれているのだとか.....

あさっての元日に日本へ帰るそうですが、その間、チャイティーヨーやらマンダレーやら家族旅行がびっしり入っていて、ミャンマーへ帰っても休む暇もないお忙しい元事務員たちです。

よく考えてみると、当校の元事務員で日本へ行った娘たちはもう8人になります。

みんな元気にやっているんだろうなあ....

焼肉食べる!

2008年12月29日 | レストラン・食べ物情報

猿...... あっ変換ミス、去る12月6日に行なわれた日本人会の忘年会の抽選大会で何とウチのカミさんが「汚職事件」を当ててしまった。


あっ、変換ミス!「お食事券」が当たってしまった。

「福ちゃん」という焼肉屋で100ドル分の黒毛和牛が食べられるという。

最初はタイ、フレンチ牛のカルビを食べていたのだが、6歳と2歳の娘たちの反応は「........」
あまり箸が進んでいない。

しかし、和牛のカルビに変わったとたんに、「オイシイ、オイシイ」とパクパク食べるではないか。

ものすごい勢いで食べている。

やはり和牛は実に柔らかくて、旨い!

こんな霜降りの和牛は日本でもあまり食べたことはなかった。

タイ牛肉との味の差に愕然としてしまった。

娘たちの勢いに押されて、パパもママもなかなか食べさせてくれなかった。

6歳の娘は「あと、100回食べたい!」と言っている。

そんなことをしたら、わが家は破産してしまうだろう。

この店の経営者が自ら1ヶ月に一度日本へ行って、直接肉を調達してハンドキャリーでミャンマーへ持ち帰っているのだという。

そんな苦労をしながら、和牛カルビ一皿20ドルというのは割安といえる。

何年ぶりかの和牛焼肉を食べて大満足の夜でした。

特選和牛炭火焼「福ちゃん」
17, KABA AYE PAGODA ROAD, BAHAN TOWNSHIP, YANGON
電話:543667, 544156

(余談)
「和牛」と「国産牛」は同じだと思っていたのですが、全然定義が違うのですね。
初めて知りました。
「和牛」のほうがずっと格上なのですね。

中古車価格の下落

2008年12月28日 | ミャンマーでの生活

12月18日付の7 DAYS JOURNAL誌より。

ヤンゴン市内の中古車市場で売られている日本車の中古車価格について、昨年12月時点の価格と今年12月の価格の変化をまとめたものが掲載されていた。

2007年12月→2008年12月(下落率) 単位:10万チャット(=約8000円)
スズキワゴンR+ 460→320(30%↓)
カローラ1.5リミテッド 86/87年 340→230(32%↓)
カローラ1.5リミテッド 88/89年 410→300(27%↓)
カローラ1.5リミテッド 91年 480→340(30%↓)
カローラ1.5リミテッド 90/91年 500→320(36%↓)
カローラ1.8バン(ディーゼル) 90/91年560→480(14%↓)
サニースーパーサルーン1.5 92年 470→330(30%↓)
トヨタランドクルーザー 2004年   2600→2500(4%↓)

自分のように車を所有していない一般人たちは、「もっと下がれ!もっと下がれ」と毎日ウキウキしているそうだ。

一方、投資目的で現在、車を所有している多くの人たちはまだ価格が下がるのではないかと夜も心配で眠れないのだとか。

知り合いのミャンマー人の中には、所有している車を手離した人たちもいる。

これからもっと下がることが予想されているときに、手元に持っているだけで損失が膨らんでしまうので、早めに売ろうとする人と、将来また価格が上がるのではないかと我慢して売らない人たちと二分されているという。

自分は元々、車を所有するつもりはなかったから、気が楽なものだ。

しかし安くなったとはいえ86年モデル、ボロボロのカローラでさえ180万円なのだから、まだまだ高値である。

日本だったら、5万円でも買う人はいないだろうに......

カレン族の正月

2008年12月28日 | イベント・行事

昨日(12月27日)はカレン族の正月に当たり、休日でした。

カレン族のカレンダーで2748年目の正月に当たります。
その前の2747年の正月は今年の1月8日だったから、1年の間に2回も正月を迎えたことになります。

家族で朝4時に起きて、タクシーでインセインまで行きカレン族の新年を祝う祭りに参加しました。

祭りの参加者は皆、綺麗なカレン族の民族衣装を着飾っていました。

会場はある仏教寺院を借りて毎年、行なわれています。

カレン族はキリスト教徒というイメージが強いですが、実際は仏教徒もたくさんいます。

また、民族的にもザゴーカレン族とポーカレン族と別れていて、言語や習慣も全く違うそうです。

さらにポーカレン族も東カレンと西カレンで言語が違っていて、カレン族が使う言語は全部で3種類になり、それぞれの言語でスピーチが行なわれました。

妻は西カレンなので、それ以外の言葉は全然わからないそうです。

プレゼントのラッピング

2008年12月27日 | ミャンマーでの生活

娘のクリスマスプレゼントをヤンゴン市内のあるデパートで買ったのだが、それをラッピングしてもらったときのこと。

日本のデパートではパッパッと手際よくラッピングしてくれるが、ミャンマーではそうはいかない。

実に丁寧に細かく時間をかけてラッピングしてくれる。
(ここまでしなくてもいいのに...といつも思う。)

と言っても、仕上がりの状態は全然きれいではない。

ミャンマーのラッピング方法の特徴は何といっても大量のセロテープを使うこと。

どうせすぐに開けてしまうのだから、そんなにベタベタ貼らなくても....と思うのだが、ラッピングしている彼女たちは細かくセロテープをちぎっては貼り、ちぎっては貼り、と作業に没頭しているので口をはさめる余地はない。

ラッピングを始めてから、終わるまでずっとカウントしてみたところ、セロテープを貼った箇所が実に42箇所。

そのうち4箇所は箱の端から端までビヨ~ンとセロテープを伸ばして、ベッタリ貼り付ける徹底ぶり。
そして、この1箱のラッピングにかかった時間が8分30秒。

まあ、これはこのデパートだけではなく、どこのデパートやスーパーも同じだけど。

日本のデパガールを連れてきてラッピングの指導してもらいたい。

(余談)
新宿、紀伊国屋書店のレジにいるお姉さん達はすごいですよね。
本の紙カバーをものすごいスピードでかけてくれます。
あの手際の良さに脱帽してしまいます。
あれは世界で多分、日本だけなのではないでしょうか。

電気あ~あ

2008年12月27日 | ミャンマーでの生活

あ~あ....と、またため息が出る話。

12月15日付のVOICE JOURNAL誌では、現在行なわれている計画停電(ミャンマーでは「計画的電気配分制度」)は12月末までという話だった。

しかし12月22日付の同じくVOICE JOURNAL誌では、「計画的電気配分制度は雨季の初め(モーウーカーラ)まで続く」と変わってしまった。

「雨季の初め」と何だかよくわからないようにぼかして書いてあるが、はっきりと「6月初めまで」と書けばいいのに.....

結局、雨季ではない6ヶ月以上の期間中は毎日平均14時間の停電が続くことになる。

停電は慣れているので今さら別に困ることではないが、頭が痛いのは授業中に発電機を回すためにガソリン代がかさむことである。

毎日平均4ガロン(18リットル)消費のガソリン代は14,000チャット。
毎月、420,000チャット(約3万5千円)の負担は大きい。
(サイクロン後のガソリン価格高騰のときは1ヶ月100万チャットを超えていた。)

今はガソリン代が安いのでまだ助かっているが、今後どうなるかわからない。

以前はインバーターというバッテリー(蓄電池)を使っていたが、停電時間があまりに長いので、充電することができない。

他の日本語学校や語学学校はどう対策しているのだろうか。

今も大規模な水力発電所を10箇所以上建設中であるが、仮に全部完成しても停電はなくならないだろうという悲観的な見方がある。

というのは、ダム建設地の地質に問題があるらしい。

話によるとダム建設地の地質は地中に水を吸い込み易い地質なので、長時間水を貯めることができないのだとか。

だから、雨季が明けてしばらく時間が経つとすぐに急激に水量が減ってしまう。

水量が減ると当然、発電量が少なくなり供給が間に合わない。 

結局、乾季中の停電は当分、解消されることはないだろう。 ア~ア....

(今日、ジャーナル誌のライターから聞いたのだが、「停電」と書いてはダメで、「計画的電気配分」と書かなければならないそうだ。)

歌手のサイン会

2008年12月26日 | イベント・行事


↑Lルンワ(男性)とソンテンパ(女性)

T-HOMEという有名なレコード会社のプロモーション企画として、有名歌手たちによるサイン会があった。

チッカウン、マーイッザ、プースー、ソンテンパ、Lルンワー、ルル、シンポーンなど今、売出し中の歌手たちがずらりと並んでポスターにサインをしてくれた。

今日のお目当てはジョージャー(以前のブログで紹介したことがある)だったが、残念ながら欠席だった。

ミャンマーでは有名芸能人がいても、日本の女性たちのようにキャーキャー騒ぐことはなく、みんな整然と並んでサインをもらっていた。

歌手たちと話すことや一緒に写真を撮ることも自由にでき、ファンとの垣根はほとんどないと言ってよい。

今日、一番印象に残ったのは、男性歌手のLルンワーで、愛想が良く気軽に話しかけてくれて感動した。

彼はなかなか歌唱力があり、前から注目していた歌手の一人だったが、これから応援して行こうと思う。

それから、シンポーンさんも素顔はなかなか可愛かったです!







以前、いきなり妻から「SMAPのナカイ君に会って一緒に話したいんだけど。」と突拍子もないリクエストをされたことがある。

「そりゃ無理だよ。」と説明してもなぜ無理なのか、理解できないようだ。

日本の芸能人は雲の上の人のような存在で、一般人が気軽に会って話すことができないことをミャンマーの人たちは知らない。

日本に住んでいたときミャンマー人たちから
「紅白歌合戦を見たんだけど、どこでチケット売っていますか?」という質問もよく受けた。

ミャンマーでは自分の結婚式に芸能人を呼んで歌ってもらうこともお金を出しさえすれば簡単にできる。

ミャンマーでは芸能人は身近な存在なのである。

メリークリスマス!

2008年12月25日 | ミャンマーでの生活



皆さんはどんなクリスマスイブを過ごしたでしょうか。

私たち家族はクリスチャンなので、クリスマスは特別な日になります。

といっても、イブにクリスマスケーキを食べたり、パーティーに参加したりすることはありません。

この日はイエス・キリスト様が生まれた聖なる日ですから、教会で静かにお祈りするのが大切な勤めなのです。

今年は一人でクリスマスのミサに行きました。

場所はセントポール教会。

実は職場(日本語学校)のすぐ目の前がこの教会なのです。

この教会はカソリックで、ミャンマーで一番大きな教会です。

ミャンマーに来て12年になりますが、前々から行こう行こうと思いながら機会がありませでしたが、やっと実現しました。

私たちはプロテスタント(バプティスト派)なので宗派は違いますが、宗派の違うミサに参加しても構わないのです。

カソリックのミサに参加して思ったこと。

1.とにかく宗教臭い!
 お香を焚いたり、十字を切ったり(プロテスタントはしません)、シスターがいたり、
 神父は王様のような帽子を被ったり、魔法使いの杖のようなものを持ったり.....
 とにかく宗教臭くてあっけに取られてしまった。
 参加者全員が床にひざまずき、お祈りしている光景は圧巻。

2.プロテスタントの賛美歌はロック調、ポップス調が多いのに対して、カソリックはパイプオルガンで演奏する荘厳な曲が多い。
 ミサ中、「これでもか!」とたくさんの賛美歌をコーラス隊、鐘の音とともに聞かされ、酔ってしまった。
 (みんな、この雰囲気にのめり込んで行くのだろう)

3.外国人が多い。
 さすがに国際的な宗教だけあって、イギリス、ドイツ、オーストリアなどのカソリック関係者が多く参加していた。ミサは英語で行なわれるのだが、ミャンマー人の神父さんも参加している信者たちも英語が堪能ですごいと思った。
このミサの参加者は5千人くらいだった。この規模の大きさにもびっくり!

午後11時に始まったミサが終了したのは深夜の1時だった。

自分にとってはカソリックのミサは初体験だったが、クリスマスイブに神聖な気持ちになることができたので良かった。

来年は家族で参加しようと思った。



追記:
ミサでは日本人にもお馴染みのクリスマスソングも歌います。
無宗教の人でも、仏教徒の人でも参加は自由ですので、来年のイブにクリスマスの雰囲気を味わいたい方は参加してみてください。
ミャンマーの違った面が見られて興味深いと思います。
是非、おすすめします。

プリペイド携帯電話、フィーバー続く

2008年12月24日 | ミャンマーでの生活

携帯電話用の使い捨てSIMカードが発売されて1週間になろうとしている。

ヤンゴン市内でも発売され、1時間利用できるSIMカードが定価20FEC(約22000チャット)のはずなのに、例によって間にブローカーが入りプレミア価格35000チャット(一時的に40000チャット)となっている。

このカードを販売している店の前には長蛇の列が出来て、押すな押すなの大盛況だそうである。

ついに在庫がなくなるとトーキン(整理券)が配られ、頭金を払って登録する予約販売になってしまったとか。

しかし、この使い捨てSIMカードは果たしてお得なのだろうか?
冷静によく考えて見ると、どんなメリットがあるのかよくわからない。

第一、通話料がバカ高いのである。
販売価格を35000チャットとすると、1時間(60分)しか使えないのだから、1分間当たりの通話料は583チャット(約50円)!

もちろん、携帯電話本体は含まれていないから、その費用(8万チャット~)も必要になる。

日本でさえ、こんな高い通話料を払う人なんていない。

しかも、このカードはチャージすることもできないそうだから、1時間話すだけでゴミになってしまう。

おしゃべり好きの女の子が喜び勇んで友達に携帯を使って電話したとする。

「もしもし、アタシ....
あのねえ、アタシ携帯電話ゲットしたのよ。すごいでしょ....
カードは使い捨てでね、すごく安いのよ。たった20FECなのよ.....
それでね、アタシの携帯電話番号、教えてあげるから、メモしてくんない。
え~と、え~と、聞いている? 番号はね、○○○○○○○。
わかった?もう一度言うけど、○○○○○○○なのよ。
今度、そっちからかけてくれない?」

というような調子で一人につき10分ずつ6人の友だちに電話したとすると、もうこれで60分終わってしまう。

せっかく教えた電話番号には一度もかかることなくゴミ箱行きとなってしまうことになる。

この使い捨てカードはどんな目的で使おうとしているのか全然わからない。

ただ、海外から短期の出張でやって来るビジネスマンにとっては便利かもしれないが....

昨日の授業中、生徒たちに
「今、話題になっているSIMカードが欲しいですか?」
と質問すると、誰一人として欲しいという生徒はいなかった。

生徒たちはよくわかっているのだろう。

市場でお買い物

2008年12月23日 | ミャンマーでの生活




今朝は義母と義弟がパテインの実家に里帰りしているし、メイドさんはいないし、義兄は会社に出勤中、妻は子どものお世話中ということで、仕方なく自分が近くの市場へお買い物に....

久しぶりの朝市だったが、すごい人手と活気に圧倒された。

買うべきものは鶏肉とジャガイモだけだったのだが、さてどの店で買おうかと迷ってしまう。

店(というか露天商)を選ぶポイントは、じっと売っている様子を離れて見て、お客さんがたくさん買っている店なら品質、値段に問題がないという手がかりになる。

市場(というか場外市場)の中で一番良く売れている露天商から鶏肉を買った。

市場はほとんどの品物が量り売りだから、重さの単位に慣れていないと難しい。

ミャンマーでは1ベィッター(約1.65KG)が基準になっていて、その半分の50(ガーゼーダー)、4分の1の25(アセィッター)、10分の1の10(タセーダー)がよく使われる。

早速、「鶏肉のももの部分、ガーゼーダー分をおくれ」と頼んで秤に載せると62チャッター(約1KG)あった。

1KG=3900チャット(約300円)だった。

ところで、市場の鶏肉とCITY MARTなどのスーパーに売られている鶏肉は全然違うことに今さらながら気づくことになった。

スーパーで売られている鶏肉はきれいに洗ってあり、ラップに包まれていかにも清潔そうだが、市場の鶏肉は血がどろどろついて、見るからに汚ない。

市場で買った鶏肉は持ち帰るとすぐに血を洗い流し、皮についている毛を取り、スジを取り、さらに念入りに水洗いしなければならない。

ヤンゴン在住の日本人の中で市場で買い物する人など、もういないのではないか。

でも、新鮮さでいえば、市場のほうに軍配が上がる。

何といっても、ほんの2時間前までは元気にコケコッコーと鳴いていたのだから。

この鶏肉を野菜と一緒に煮込んでシチューの素と牛乳でクリームシチューの出来上がり。

とろけるような柔らかさとジューシーな旨みのある鶏肉に大満足!

さすがに新鮮な鶏肉は実においしい。

また来た!

2008年12月23日 | ミャンマーでの生活

またクリスマスソング隊がやって来た。

みんな出払っているときに限ってやって来る。

.....と思ったら、ソング隊のメンバーの中にどっかで見たことがあるような人物がいるではないか。

同居している義兄でした!

手のかかる下の娘(2歳)と二人ぼっちで留守番している状況を考えておくれよ。

おむつの交換、手伝ってくれ~。

でも、突然の来襲に歌好きの娘は大喜びでした。

追記:クリスマスが近づいてくるにつれて、家のデコレーションもますます派手になっています。


大阪ラーメン開店!

2008年12月22日 | レストラン・食べ物情報





また、日本食関係の店が開店した。

場所は新しくオープンしたガモンプィン・ショッピングモールの3階にある。(ミャンマー式では2階)

しょうゆラーメンを食べてみた。

うん、これは旨い! 絶対に美味しい! 

これぞ本格的な日本のラーメンだ。

何といっても麺に腰がある。(材料はシンガポールから輸入しているらしい。)

それに、スープも濃厚なしょうゆ味で、さっぱりして美味しい。
具もチャーシューにメンマ、わかめとたっぷり入っている。

このボリュームと味なら2200チャット(約200円)は安い。
これは病みつきになりそうだ。

店はオープンスタイルになっているため、通路を行き交う買い物客から好奇の視線が降り注ぐ。

みんな興味ありそうだったが、ミャンマー人にはまだ馴染みがないので、皆、遠巻きに見て通り過ぎて行っている。

日本のラーメンが果たしてミャンマー人に受けるかどうか...
勝負は今からである。

しょうゆラーメン 2200チャット
餃子 2400チャット などいろいろ。
今後、刺身なども追加するとか。

OSAKA RAMEN
2ND FLOOR, GMP SHOPPING MALL, KABAR AYE PAGODA RD, MAYANGON TOWNSHIP, YANGON

↓は新しくオープンしたガモンプィン・ショッピングモールの概観。なかなかモダンなデザイン。



↓ガモンプィン・ショッピングモールの店内。これを見る限りでは日本のデパートと変わらない。



バスの規則

2008年12月21日 | ミャンマーでの生活

またまたバスネタで済みません。(バスブログになりそう。。。。)

12月2日付のFLOWER JOURNAL誌より。

「規則を守らないバスの乗務員は処分する」

ヤンゴン市バス事業運行管理局(通称:マタタ)は定められた規則を守らない市内バス(運賃均一制の特別バス)の乗務員に対して、運行資格を剥奪するまで厳しい処分をすることを発表した。

1.運賃は均一200チャットであり、それ以上を要求しないこと。
2.乗客は全員、座席に座らせ立ち客は乗せないこと。
3.2人用の座席に3人座らせないこと。

(引用終わり)

先週のある日の夕方、ちょうど通勤帰りのラッシュ時にダウンタウン(47通り)からピー通りのセインゲーハーまで家族で48番の特別バスに乗った。

この路線はダウンタウンからヤンゴン市の大きなベッドタウンの一つであるインセインへ向かう通勤客で一杯になる。

規則では定員分の座席が一杯になると、それ以上乗客を乗せてはいけないのだが、さらに20人くらい乗せていた。

それらの客はどうしたかというと、初めは立っていたが、車掌が二人分の座席に座っている人たちにもっと詰めるように促し、無理やり三人ずつ座らせたのである。

そしてまだ立っている乗客のために、プラスチック製の椅子(ママごとで使うような椅子)を取り出してきて、通路に全員座らせたのである。

その結果、車内の通路も移動することができないほど小さな椅子に座った乗客で一杯になった。

自分は二人用の座席に座らされたのだが、お尻の4分の1分の面積しかスペースがなく、こんな状態なら立っていたほうがマシだと思い、立っていたのだが、車掌がどうしても座れと言うので仕方なく無理な体勢で座るしかなかった。

さらに6歳の娘もいたのだが、「子ども料金を払え」という。
いくらなのか聞くと、「200チャット。」
6歳の子どもにも大人と同じ料金を払わせるのか~!

しかし、何より驚いたのはこんな酷いことをさせられて、文句を言う乗客は誰もいないということ。

このバスの乗客は200チャットという普通のバスより高い運賃を払っている。
(通常のバスなら50~150チャット)

そのため、普通のバスのようにすし詰め状態で嫌な思いをしなくて済み、快適に通勤できるはずなのだが、バスの乗務員たちは明らかに規則違反をしている。

ミャンマーの人たちは本当に従順で、不満があっても声に出すことをしない。

どうしてこんなに我慢ができるのだろうか不思議でたまらない。

これがもし日本だったら、毎日大喧嘩で大変なことになっているだろう。


クリスマスの雰囲気高まる

2008年12月20日 | イベント・行事
仏教国ミャンマーでもクリスマスのデコレーションやイルミネーションが毎年の恒例になってきた。

ヤンゴン市内の各大型ホテルではクリスマスイブから新年にかけて、様々なイベントを組んでいる。

イベントも毎年どんどん派手、豪華になっていき、入場料が一人100ドルという企画も登場している。
(以前は10~20ドルが相場だったが....)

仏教国のミャンマーでは「きよしこの夜」とか「ジングルベル」などクリスマスソングを学校では教えていない。

しかし、最近の子どもたちや若者はクリスマスソングを英語で歌えるようになってきている。

私営のPRE-SCHOOL(幼稚園のようなもの)がヤンゴン市内に次々とオープンして、子どもたちにサンタクロースの話、クリスマスツリー、クリスマスソングなどを教えているからだ。

12年前、ミャンマーに来た頃は、クリスマスツリーなどどこにも見かけなかったが、今はスーパーなどの飾りつけにも使われるようになっている。

仏教徒のミャンマー人たちがクリスマスソングを歌っているのは、見ていて面白い。

今、クリスマスはキリスト教徒だけのものではなくなった。