ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

日本パッケージツアー

2009年04月09日 | 旅行・観光
ミャンマー人もついにここまでリッチになったか....ということが実感できるツアーがある。

先々月から盛んに週刊誌などに「日本パッケージツアーの募集」広告が見られる
ようになった。

その広告によると、「日本名所めぐり7泊8日、3200米ドル」と
なっており、主な行き先として東京、横浜、大阪となっていた。
(多分、鎌倉も含まれるだろう。)

この広告を見たときは「まさか、人が集まるわけない」と思っていたが、
さにあらず。

12日出発のグループは40人すでにビザが取れてスタンバイの状態だそうだ。

さらに13日出発のグループは70人もいるとか.....(注:この数字は未確認)
3200米ドルといえば、32万円!

逆に日本からミャンマーのツアーで7泊8日で32万円だったら、一体何人が集まるだろうか。

12日出発のグループのために、日本から日本人の添乗員が早くもヤンゴン入りしており、話を聞くことができた。

この方の話によると、「成田空港で特別審査されてトラブルになることが
あるので、どうしても日本人が同行しないといけない」そうで、主催者に
とってもなかなか苦労の多いツアーなのである。

ミャンマーの人たちが気軽にパッケージツアーで日本観光へ....という時代が
来るとは本当に隔世の感がする。

長距離バスのサービス向上

2009年04月07日 | 旅行・観光



(3月26日付、7 DAYS NEWS JOURNALより)

先日のブログで紹介した「ミャッマンダラートゥン(バス)会社」のことが偶然、紹介されていた。

(以下、記事の要約)

ヤンゴン~マンダレー、ザガイン、ラショーの路線を運行するミャッマンダラートゥン会社はこれまで49席だったものを45席に減らした。(12列あったものを11列にした。)

これで前の座席との間隔が広くなり、ゆったりとしたスペースが取れ、リクライニングを使用できるようになり乗客にとって乗り心地が快適になる。

この会社のバスはサービスが良いことで評判である。

発車時刻の1時間30分前からエアコンを入れる。飲料水を提供、スノータワー(おしぼりのようなもの)、貸しまくら、歯ブラシ、歯磨き粉の無料サービス、などを実施している。

(引用終わり)

この会社のバスには携帯電話が常備され、緊急のときの連絡にも利用できるようなっている。
(他の会社のバスにはない)

先日、この会社のカウンターでいろいろと問い合わせてみた。

カウンターには若い女子係員がずらりと並んでいて、これだけでも他のバス会社と雰囲気が違っている。

「すみませ~ん。会社の規則で外国人は乗れないことになっているんですよ~。」と係員。
「ええっ?なぜ乗れないのですか?」と理由を聞いてみる。

「以前、外国人も乗せていたのですが、途中の食事休憩である外国人がバスが発車するアナウンスに気がつかなくて置いて行かれたことがあったのです。それで、外国人に十分なサービスを提供することができないので、会社がそう決めました。」とのことだった。

「でも、ガイドさんが同行するならOKです。また、ミャンマー語がわかる人なら大丈夫です。」という話だった。


空港まで安く行く方法

2009年03月31日 | 旅行・観光


多分、「地球の歩き方」などで紹介されていると思うが、ヤンゴン市内ダウンタウンからヤンゴン国際空港まで一番安く行く方法を紹介する。

スーレーパゴダ前(マハーバンドゥーラ公園とミャンマー外国為替銀行の間)から51番または53番のバスに乗って、50分ほどで10マイルバス停(セーマイッ)に到着する。

51番のバスは約5分おきに出ており、53番(特別)は約30分おきに出ている。

53番のバスは日本から輸入したばかりのきれいなバス(実際は中古だが...)が使われているので気持ち良い。
(51番はかなりボロボロです。)

運賃は150チャット~200チャットで、終点ではなく途中のバス停で降りるので、車掌(スペアー)にしっかりと伝えておいたほうがよい。

10マイルバス停で降りると、ハイラックスタイプのバス(写真↑)がたくさん止まっているので、それに乗り、最初の停留所が空港になる。
(バス停一つだけの移動だがかなりの距離がある。)

空港のバス停は国内線の入り口付近なので、国際線カウンターまで約5分歩くことになる。

10マイルバス停から空港まで100チャットだった。

ダウンタウンから空港まで全部で300チャット(約30円)で行くことができる。(所要時間:1時間)

ただし、荷物を置くスペースがないので、荷物が多い人は避けたほうが賢明です。

現在、ダウンタウンから空港まで直通で行くバスはない。

これは25年前に初めてミャンマーに来たときから全然変わっていない。

空港行き直通とまでは言わないが、せめて空港前を通るバス路線を作ってほしい。


長距離バスの料金(2)

2009年03月30日 | 旅行・観光

2008年7月12日の同じタイトルのブログから約半年が経過したが、その後、長距離バス料金がどう変化しているか調べてみると以下の通り、だいたい20%値下がりしている。

<2008年7月の運賃と現在の運賃の比較>
1.ヤンゴン→マンダレー  13000チャット(約1300円)→10400チャット(20%↓)
2.ヤンゴン→ピンウールイン 13000チャット→11300チャット(13%↓)
3.ヤンゴン→ネーピードー 6500チャット(ミャンマー人のみ)→5000チャット(23%↓)
4.ヤンゴン→ラショー  18000チャット→14400チャット(20%↓)

<そのほかの現在の運賃>
5.ヤンゴン→モンユワー  12400チャット(エアコン有)、10400チャット(エアコン無)
6.ヤンゴン→ザガイン   10600チャット(エアコン有)、8900チャット(エアコン無)
7.ヤンゴン→ミンジャン  9500チャット(エアコン有)、7900チャット(エアコン無)
8.ヤンゴン→タウンジー  10800チャット(エアコン有)、9000チャット(エアコン無)
9.ヤンゴン→タウングー   4200チャット(エアコン有)、3500チャット(エアコン無)   
10.ヤンゴン→ゼーリャーワディ 3400チャット(エアコン有)、2800チャット(エアコン無)
11.ヤンゴン→ピュー    3400チャット(エアコン有)、2800チャット(エアコン無)
12.ヤンゴン→バゴー    900チャット(エアコン無)
13.ヤンゴン→ベィッ  13100チャット(エアコン無)

以下↓は「バスカタログ」の続きです。^^


↑タウンジー行きの「ヤンジーアウン会社」が運行するバス。
ピカピカで多分、日本から輸入したばかりだと思われます。このバスなら乗ってみたい。


↑バガン行きの「プィンティッサヤタナー会社」が運行するバス。これはエアコンバスだが、日本の市内バスを使っているのでリクライニングがなく、つらいかも。


↑ロイコー行きの「シュエーヤーザ会社」が運行するバス。これも何となく大変そう。エアコンはないでしょう。


↑日野バスと書いてある。なんか懐かしい形のバス。荷物は屋根の上に載せます。雨が降ったら......



↑このバスを見た瞬間、「これ、本当に動くんですか?人が本当に乗るの?本当に目的地まで行けるの?」と聞いてみたくなりました。バス会社の名前は「ティッタン(最高級)会社」です!
こんな最高級はいやだ.....
これでマンダレーまで行くそうです。すごい!
スタッフの皆さん、整備の打ち合わせに余念がない?????


アウンミンガラー・バスターミナル

2009年03月29日 | 旅行・観光
マンダレー、バガン、タウンジーなど国内の主な観光地に向かう長距離バスは皆、アウンミンガラー・バスターミナルから出発する。

このターミナルはヤンゴン市内からかなり離れているので、注意が必要だ。

スーレーパゴダ前(市庁舎の横)始発の45番のバスが10分おきに出ている。

これに乗れば、だいたい1時間10分で到着する。
(道路が渋滞していると1時間40分くらいかかる。)

始発から終点までなので、運賃200チャットを払うだけで、途中どこで降りるか気にしなくても良いから楽だ。

長距離バスのチケットはヤンゴン中央駅(北側)の前にあるアウンサンスタジアムの周りにたくさんチケット売り場が集まっている。

なぜバスターミナルへ行ったかと言うと、先日(25日?)オープンしたヤンゴン~ネーピードー間の高速道路を使用しているかどうか、出発時間やマンダレー到着時間などが変更になっているかどうか調べるためだった。

それと、よく旅行者から「バスターミナルはどこにあって、どれくらい時間がかかりますか?」と質問されていたからだ。

結論としては、まだ新しい高速道路は使っていないそうで、「来月から使用することになるかもしれない。」とバスチケットを販売している女性係員が言っていた。

もし、使用することになったとしても、「出発時間はこれまで通りで、到着時間が早くなるでしょう」とのこと。

ちなみにヤンゴンからマンダレーまでの片道は10400チャット(約1000円、保険料含む)だった。

これはローカル運賃で外国人の場合は、もう少し高くなる。

現在のスケジュールではヤンゴンを午後4時に出発すると、マンダレーには翌朝の午前6時頃に到着するそうで、もし新しい高速道路を利用すると、午前3時ごろの到着になるのではないか。

ついでにバスの写真をたくさん撮ったので、一部を公開します。↓
みんな日本の中古観光バスですね。

マンダレー行きのバスはほとんどがエアコン付きで、良い車両を使っているバスが多いです。


↑「ミャッマンダラートゥン会社」が運行するマンダレー行きバス
このバスが車両もサービスも一番良いと評判になっています。


↑「ニューマンダラートゥン会社」が運行するマンダレー行きバス


↑「シュエーマンダラー会社」が運行するマンダレー行きバス


↑「マンシュエピー会社」が運行するマンダレー行きバス


↑「マンヤザーエクスプレス会社」が運行するマンダレー行きバス


↑「アーカータ会社」が運行するマンダレー行きバス。ちなみに意味は「宇宙号」です。


↑「テッラン会社」が運行するマンダレー行きバス。


↑「テッウー会社」が運行するマンダレー行きバス。

マンダレー行きのバス会社は「マンダラー」とか「マン」がつく名前が多いです。
よく似ていて紛らわしいので、注意してください。

「バスカタログ」は次回に続きます(笑)。


新ルート発見か

2009年03月25日 | 旅行・観光


今年の年末に日本帰国を考えているが、早くもどの便で行くか検討している。

というのは、ヤンゴン→バンコクの間がなかなかチケットが取りにくく、また年末年始ということもあって早めに予約しておきたいからである。

サクラタワーの3階にバンコクエアーのオフィスがあるので、聞いてみたところ、バンコク→広島線というのがあって便利そう。

自分の実家は広島なのでタイから直接、広島まで行けるのは本当に有難い。

早速、フライトスケジュールと航空運賃を聞いてみた。

<スケジュール>
行き
ヤンゴン→バンコク バンコクエアー PG702
14:40   16:25  月、水、金、日
バンコク→広島   バンコクエアー PG811
01:00 08:10 月、金

帰り
広島→バンコク   バンコクエアー PG812
10:10 14:45 月、金
バンコク→ヤンゴン バンコクエアー PG701
13:00 13:50 月、水、金、日

全行程バンコクエアーの場合   往復764ドル
全行程タイ航空の場合      往復820ドル(ただし福岡着)
ヤンゴン/バンコク間だけをタイ航空利用の場合 往復1100ドル(これ、法外に高い!)

バンコクエアーの場合、やはり乗り継ぎが問題となった。
行きは日曜日出発にすれば、バンコクの空港で8時間待ちだが、乗り継ぎは可能である。

しかし帰りはどうしてもバンコクで2泊することになる。

そうなると、妻(ミャンマー国籍)のタイ入国のビザを取るという面倒な手続きも必要になってくる。

しかし、バンコクエアーを利用すれば、バンコクからダイレクトで広島まで行くので大変便利である。

タイ航空の場合は福岡か大阪になるから、広島との新幹線の往復とタクシー代を考えると家族全員で55,000円余計にかかる。

55,000円を節約して、バンコクエアーを選び、バンコクで2泊するか、それとも利便性(毎日運行)を優先させてタイ航空にするか.....

早くも頭の中は飛行機が飛び回っている。

ヤンゴン街角スケッチ(1)

2009年03月06日 | 旅行・観光
新コーナーを設置しました!

題して「ヤンゴン街角スケッチ」。

ヤンゴンの街の様子を写真で紹介します。

今日はスーレーパゴダ通りにできた歩道橋について。

この歩道橋は1994年にできたそうですが、その後老朽化して全然使われてませんでしたが、この度、修理と改修工事が完成し3月2日から通行が可能になりました。

インド人街から東方面に向かう歩行者は強制的にこの歩道橋を渡ることになっています。

歩道を歩いていると、横断歩道は柵で封鎖されていて、市役所のおじさんが歩道橋を渡るように指導しています。





↑歩道橋には即席コーヒーの広告がでかでかと出てます。



↑あれあれ?東方面からインド人街に向かう人たちは、相変わらず下の横断歩道を渡っています。

たぶん、全員が歩道橋を渡るようになるのは難しいかも。



↑歩道橋の上からは絶好の撮影ポイント。歩道橋からスーレーパゴダを望む風景です。



↑歩道橋の上から北方面を望む風景。左の高い建物がトレーダーズホテルで、右側がサクラタワー。
ミャンマー最大都市の一番交通量の多いこの区間でさえ、こんなに車が少ないです。
こんなの見るとバンコク在住の人はうらやましく思うのでは?


ミャンマーの旅行社が「最優秀サービス賞」?

2009年02月24日 | 旅行・観光

日本ではアカデミー賞に日本映画が選ばれるなど大きな話題になっている。

アカデミー賞とは関係ないが、ミャンマーの話題をひとつ。

2月19日付、「ピーミャンマー誌」より引用。

全世界93カ国の観光、旅行会社の中から「最優秀サービス賞」にミャンマーの旅行会社が選ばれた。
その旅行会社は●●会社であり、その賞はスペインのビジネスダイレクション(BID)協会が選考し、表彰するものである。
「この栄誉ある賞を受賞したのはミャンマーで初めてのことです。この賞は2008年度の事業内容を評価してもらったものです。受賞理由は2008年、2月にインド、ブダガヤへ600人以上の参拝観光ツアーを実施し、最高のサービスを提供できたことです。この度の受賞は旅行会社として最高の栄誉であり、世界の中でミャンマーという国をアピールできたことはこの上もなく嬉しいことです。」
と●●会社の代表取締役●●が2月16日に話した。
この賞の授賞式は2月23日にドイツにおいて行なわれる予定で、この授賞式に出席するために●●会社から代表者を一人派遣する。

(引用終わり)

この記事を読んで、皆さんはどう感じたであろうか。

実はこの種の賞はミャンマーの他の旅行会社も受賞している。(選考する団体も多数ある。)

本当に栄誉ある賞なら、受賞のための費用は必要ではない。
(例えば、授賞式出席のための往復航空券の費用、現地滞在費、授賞式の会場費用、パーティー費用、受賞そのものに関する費用。)

これらの費用は賞を与える団体が負担するべきものであって賞を受ける者は賞金としてお金を受け取る立場になるはずだ。

しかし、上記の場合はそうではない。

賞を受ける会社が莫大な費用を負担し、賞を与える団体のほうがお金を受け取る立場になる。

自分が知っている他の旅行会社の場合、100万円以上の費用をヨーロッパの団体に支払ったそうだ。

これは明らかにヨーロッパの団体による悪質な商売、詐欺(に近い)ではないだろうか。

しかし、100万円を支払った旅行会社は詐欺だとは思っておらず、今でもその表彰状やトロフィーを大切に飾っている。

まあ、本人が栄誉あると思っていれば、それでいいのだろうが、紳士の国であるはずのヨーロッパ人も姑息な商売をしているなあと思った。

ホテル観光関係の電話帳

2009年02月03日 | 旅行・観光

HOTEL TOURISM DIRECTORY(ホテル観光関係の電話帳)が先月発行された。

今回が初版であると思われる。

ミャンマーの観光関係の連絡先(ホテル、旅行社、航空会社)、交通機関の時刻表などがついていて便利である。

観光関係の統計も出ていて、これも何か役に立ちそう。

今までこのような本がなかったのが不思議なくらいだ。

サイズはA5で500ページ以上(2500チャット)のボリュームでどっしりと重く、1キロ近くありそうだ。

英語版であることから、外国人旅行者のために発行されたと思われるが、こんなに重い本を旅行中ずっと持って歩くにはちょっと無理がありそう。

でも、ヤンゴン滞在者の自分にとってはなかなか貴重な情報源になりそうである。

初版だけに、まだまだ物足りないところがある。

例えば、観光地として有名なインレー湖やグエサウン、チャウンダー海岸などが地図に載っていない。
川の名前がない。鉄道路線図がない、シャン州のカロー町がない。ヘーホー空港の位置も表記がない。
ヤンゴン、マンダレー、バガンなどの観光スポットの詳細地図がない.....など。

来年の改訂版ではもっと充実したものになるだろう。

グエサウン海岸は要注意

2009年01月11日 | 旅行・観光

昨日(1月10日)発行のVOICEジャーナル誌より引用。

1月2日午前11時頃、ヤンゴンから保養に来ていたミャンマー人男性(21歳)がグエサウン海岸で溺死した。

ミャンマートレジャーホテル前の海で浮き輪(タイヤのチューブ)を使って水遊びしていたとき、浮き輪からちょっと目を離した隙に浮き輪が沖に向かって流されているのに気づいて、慌てて追いかけようとしたが、本人も沖合いに向かう潮の流れに巻き込まれた。

必死に海岸に泳ごうとしたが、どんどん沖に流され、海水にもまれ溺れしてしまった。

ミャンマートレジャーホテルの従業員二人が溺れている男性を助けようと試みたところ、オリンピックホテル前の沖合いで救助し、同12時頃、BAY OF BENGALホテルに常駐している医者のもとへ搬送したが、既に死亡していた。

(引用終わり)

私もグエサウン海岸に2回行ったことがあるが、ホテルの人に「引き潮(離岸流)があるから気をつけるように」と言われた。

沖で泳いだ後、岸に帰ろうとしたが、なかなか岸にたどり着かなかったのを覚えている。

グエサウン海岸では明らかに離岸流が発生するようだ。

もし離岸流に巻き込まれると、どんなに頑張って泳いでも岸に戻ることはできない。
(オリンピック選手でも無理だそうだ。)

この溺れた男性は浮き輪を使っていたことから、金づちだったと思われるが、金づちの人が離岸流に巻き込まれると、もうどうしようもない。

もし、巻き込まれたら、海岸に向かって泳がないで、海岸に平行に泳ぐと良いと言われている。
そうすれば離岸流から抜け出すことができる。

グエサウン海岸と並んで人気があるチャウンダー海岸も沖合いに潮の流れがあるから、注意が必要だ。

チャウンダーでは砂浜から海を見ると右から左に潮の流れがある。

自分もこの流れに流されたことがあるが、なんとか岸にたどり着くことができた。

グエサウン海岸もチャウンダー海岸も遠浅で穏やかな海であるが、絶対に油断してはならない危険な海なのである。

この二つの海岸に泳ぎに行く人はくれぐれも注意してください。

24時間以内にアライバルビザ発行か

2008年12月18日 | 旅行・観光

昨日(17日)発行の7 DAYS JOURNALから。

記事を要約すると、オンラインによりビザの申請から24時間で入国許可を出し、ミャンマーの空港でアライバルビザを発行するというシステムの運用が始まった。

このシステムは現在、DIAMOND PALACE 会社のみが扱っており、他の旅行会社もこの取り扱いを希望する場合は検討するとのこと。

詳しくは

http://www.myanmarvisaxpress.com/

しかし、この記事を読んでちょっと変だと思ったのは、なぜこの会社だけそのような特別な権利を与えるのだろうかということ。

このようなシステムは1社独占で与えるのではなく、旅行会社全てに与えるべきものではなかろうか。

記事を読む限りでは、DIAMOND PALACEという会社が政府(観光省)に対して提案してきたから、検討の上、許可したという風に読めたが、このような明らかな政策の変更は法律とか省令とかできちんと定めて、ルール作りをして、条件を満たした旅行会社全てに与えるべきものだと思うが、どうだろうか。

まあ、これでアライバルビザの手続きのスピードが速くなり、観光客が増えることを期待したい。

椰子酒

2008年12月17日 | 旅行・観光
バガンからポッパー山へ行く途中、椰子酒を造っている喫茶店(のような店)があって、椰子酒の実演販売をしている。

早朝、椰子から採れる樹液を瓶の中に入れておくと勝手に発酵が進んでいき、午後には椰子酒になるのだとか。

しかし、早く飲まないと発酵が進みすぎて酸っぱくなってしまう。

この天然の発酵酒は「椰子生酒」で、色は白濁色である。

もう一つは、もち米を混ぜて発酵させ、蒸留した「椰子蒸留酒」がある。

↑の写真が蒸留酒で、300ccくらいの瓶入りで3000チャット(約230円)だった。

蒸留酒のほうは無色透明で、飲んでみるとすごくアルコールが強いのでびっくりした。
多分35度くらいはあるのではないか。

ライターの火を近づけると、「ボッ」と青白い光を出して燃える。

ちょっと飲んだだけでのどが焼けるくらい熱い!
でも、味は日本酒と焼酎の中間のようでほんのりと甘みがあって実に美味しい。

ミャンマーに来て12年になるが、椰子酒を飲んだのは初めてだったが、天然の椰子酒にはまってしまった。

100%天然であり化学物質を一切使っていないので、毎日適量飲めば健康にも良いそうな。

バガン方面へ観光に出かける人に是非お勧めします。

ぐるぐる廻る

2008年12月16日 | 旅行・観光

バガン旅行の中で一番お気に入りの写真です。

ウシ君と少年がぐるぐるやっております。

永遠に「ぐるぐる、ぐるぐる.....」

ウシ君、大活躍です。

円の中心は何か....

ピーナッツでした。

今はピーナッツの収穫期だそうです。

臼にピーナッツを入れて杵でぐるぐると回しているうちに、ピーナッツ油がポタリ、ポタリと出てきます。

ウシ君が一周するうちに出てくるピーナッツ油はわずかですが、ウシ君の頑張りは感動ものです。

ミャンマーでピーナッツ油の抽出はこのような方法が一般的だそうですが、もちろん機械によって抽出する工場もあります。

でも、これは何だか懐かしく思える風景です。

娘たち二人もこの遊園地の乗り物のような回転する部分に乗せてもらい、おおはしゃぎでした。

国内旅行(3)~旅行を振り返って

2008年12月14日 | 旅行・観光


↑有名なタラバーゲート。ゲートの向こう側がオールドバガンになる。


↑ホテルのレストランからイラワジ川を臨む。


↑ユンデー(漆物の器)を竹細工と馬の毛を使って製作中。
漆物はバガンの名産品。ヨーロッパに多く輸出されている。

今回のバガン、ポッパー山の旅行を振り返ると色々なことを考えさせられた。

一番印象に残ったのは、名も知られていない崩れかけていたパゴダの遺跡がきちんと修復されていたということ。

それから、緑が随分増えて美しくなったということ。

バガンを訪れたのは今回が多分5回目になると思う。
最初にバガンを訪れたのは今から25年前の1983年だった。

当時のバガンは乾燥砂漠地帯にふさわしく、緑のない荒涼とした平原ともうもうと立ちこめる砂埃だけが印象に残っていたのだが、今は全く変わっている。

おそらく多くの人たちの努力によって緑化が進んでいるのだろうと思う。

外国人目当ての物売りのしつこさは以前よりは少なくなったが、あるパゴダでは絵葉書を売りつける少年やガイドをしてあげると少女にしつこく付きまとわれたりして閉口してしまった。
これはあまり気持ちの良いことではない。
他の外国人観光客にとっても同じことを感じるだろう。

バガンの雄大な遺跡、自然、人々の暖かさは世界で類を見ないほど素晴らしいものだが、このような強引な物売りの存在はバガンの印象を悪くさせてしまい、結局自分たちの首を絞めることになってしまうのではないか。

バガンでもう一つ感じたことは全般的に物価がヤンゴンより高いということ。

例えばタクシーで空港からオールドバガンまで行く場合は、だいたい1万チャットという相場だ。
この距離ならヤンゴンでは3000チャットで済むと思われる。

タラバーゲート近くのレストランからイラワジ川沿いにあるホテルまで馬車を利用したが、2000チャットだった。(最初は3000チャットと言ってきたが、値下げしてもらった。)

ヤンゴンのサイカー(人力車)なら500チャットで行ける距離である。

馬車の運転手曰く。
「5月のサイクロンの後、観光客が減ってしまい、5ヶ月お客さんゼロが続いた。
馬の1日のえさ代は2500チャットかかる。1ヶ月で75000チャット。5ヶ月ゼロだから、40万チャット近く(約3万円)のえさ代を借金して賄っている。
この借金を取り戻すためにも馬車代を高くせざるを得ない。」という。

確かに彼の言うことは理解できるし同情もするが、観光客の立場からするとどうだろう。
こんなに高額の料金を請求されるのだったら、多くの人は馬車に乗るのを敬遠してしまうのではないだろうか。
レストランの食事代もヤンゴンよりかなり高めだと感じた。

バガンの観光業界はホテル、レストラン、交通機関....全てサイクロン後の損失を賄おうと高めの料金を設定しているように感じたが、これがかえって観光客にマイナスのイメージを与えてしまうのではないかと心配している。

国内旅行(2)~ポッパー山観光

2008年12月13日 | 旅行・観光

今回の旅行の目玉の一つがポッパー山の観光。

しかし、小さな子どもたちを連れて700段以上の急な階段を上るのは危険と判断し、景色だけの観光となった。

ちょっと残念だったが、ポッパー山の深い緑と雄大な自然に感動した。

ポッパー山へ行く途中の景色や沿道の店での椰子砂糖、椰子酒の実演販売も面白かった。


↑ポッパー山の中腹にあるポッパーリゾートホテル。是非、泊まってみたいホテル(でも少々高い)



↑ナッ信仰(精霊信仰)の聖地として有名なバゴダ


↑椰子の実から出る液体を煮詰めて椰子砂糖を作っている。


↑椰子酒を蒸留しているところ。下のパイプから蒸留された酒が出てくる。