ミャンマー・日本語学校ブログ

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ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

日本の大学にアンケートを依頼した

2008年10月04日 | 日本語学校

7月から東京近郊の私立大学60校を無作為に選び、資料請求とアンケート調査を行なった。
日本の大学がどれくらい留学生の獲得に熱心か、知るためにである。

こちらからの資料請求に対して、
60大学中、パンフレットを送付してきたのは16大学のみ。(送付率:27%)
1大学は送れない旨、メールで返事があった。

60大学中、43大学は全く無視された。

アンケートは11大学から回収できた。(回収率:18%)

アンケートの結果
1.貴大学ではミャンマーの留学生を募集したいと思いますか。
(ア)積極的に募集したい。 1/11校
(イ)積極的ではないが、他国の留学生と同様に募集する希望はある。 8/11校
(ウ)あまり募集したくない。  0/11校
(イ)募集しない。  1/11校

2.貴大学では日本渡航前に入学を許可する制度がありますか。
(ア)あり 2/11校 (イ)なし 9/11校

3.貴大学では入学を許可するにあたって日本に身元保証人が必要ですか。
(ア)必要 4/11校 (イ)不要 5/11校

4.貴大学では現地(ミャンマー)で入試を行ないたい希望がありますか。
(ア)あり 0/11校 (イ)なし 10/11校  (ウ)検討中 1/11校

5.貴大学では留学生のために授業料免除制度、奨学金制度がありますか。
(ア)あり 8/11校 (イ)なし 3/11校

6.貴大学では留学生のために特別に配慮したカリキュラムがありますか。
(ア)あり 10/11校 (イ)なし 1/11校

7.貴大学では留学生の世話をする専門の部署がありますか。
(ア)あり 8/11校 (イ)なし 3/11校

やはり、日本の大学は基本的に留学生を積極的に採りたいという姿勢はないことがわかった。

大学の案内パンフレットくらいは送ってくれると期待していたが、送ってくれたのは27%の大学だけだった。これにはかなりショックを受けた。

少子化で学生を確保するのは難しいと言われているが、東京近郊の大学はそれほど困っていないのだろう。

ただ、今回のアンケートで一つ収穫があった。

それは、有名私大のR大学が興味を示してくれたことである。
この大学は日本渡航前に入学許可を出し、授業料免除制度もあり、留学生に配慮したカリキュラムがある。

日本留学試験で日本語、総合科目(社会科)、数学の3科目を受験する必要があり、かなりハードルが高いが、私の日本語学校でそれらの科目の対策講座を開講しているので、合格できる可能性は十分ある。

来年この大学に2人合格者を出そうと目標を定めた。