ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

留学生選抜試験

2007年02月28日 | 日本語学校
名古屋の名門私大N大学との協定により、毎年1名奨学金で学生を選抜し送っている。4年間の授業料が免除され、さらに毎月奨学金が出る。今日はその選抜試験日。受験者は14名だった(なんと全員女性)。みんな日本語能力試験2級以上の実力者である。科目は日本語、作文、数学、英語。数学と英語は日本の中学生レベル(高校入試問題から流用)だったが、数学はさんざんだった。
問題例:
あるトンネルに、A列車が秒速30mの速さで入り始めた。この10秒後に反対側からB列車が秒速40mの速さで入りはじめた。そのあと、2つの列車はトンネルの真ん中で出会ったという。このトンネルの長さは何mか。
この問題、一見難しそうだが簡単な方程式ですぐに解答が出てくる。残念ながら、正解者はゼロだった。46歳になる頭が固くなった私は3分で解けた。ということは、ミャンマーの若者より自分のほうがまだ頭が柔らかいということ?解答は明日のブログをお楽しみに!

訃報

2007年02月27日 | ミャンマーでの生活
去る2月14日、三重県沖で韓国籍の貨物船が大波のため沈没したニュースを見た。16人の船員のうちミャンマー人が5名含まれていた。そのうち2名は救助され、1名の遺体が発見され、2名は行方不明というニュースだった。2名が救助された模様はテレビで放映され記憶に残っている。本当に痛ましい姿だった。
その事故の数週間前に妻の兄(船員で海外に航海中)宛に手紙が届いていた。はっとして、その手紙の差出地を見た。韓国のプサンとなっていた。そして、差出人の名前と船会社、船名が書いてあった。韓国の船会社である。事故で死亡した人や行方不明の人の名前は公表されていないので、まさか事故とは関係ないと思っていた。
ところが、今朝の新聞の訃報欄を見て、びっくりした。先に見た差出人の名前、船会社、船名がぴたりと一致している。寒気がした。こんなこともあるものだ。ということは、この手紙は生前の故人が書いた最後の手紙ということか。妻の兄あてであったが、妻が開封して読ませてもらった。「お兄さん、(親しみを込めてこう呼んでいるらしい)航海の仕事は順調ですか。僕も韓国の船の仕事をもらって順調です。でも、日本の海はこわいです。日本では5本の大きな橋をくぐります。そのとき潮の流れが速いので流されそうになります。日本近海の海はいつも荒れているので、危険を感じます。でも、大丈夫。十分に訓練を続けてきましたから。。。」という一節を読んでいたたまれなくなった。船員は常に命の危険とともに仕事をしていることを痛感した。妻の兄はまだこの事故のことを知らない。

先生がコマーシャルに登場

2007年02月26日 | 日本語学校
ミャワディ国営テレビの韓国ドラマを家族全員で見ているときだった。コマーシャルが始まると、突然どこかで見たことがある女性がアップで登場!あ、うちの日本語の先生だ!ビルマ民族の彼女はまだ26歳。私の教え子でもあり、日本語能力試験1級にも1発で合格するという才媛である。彼女のお兄さんは有名な歌手のゾーパイン。歌を歌うのが趣味だとは聞いていたが、まさか歌手デビューするとは。日本語の先生を務める一方で、歌手としても成功してほしいと思う。早速、彼女のCDを買うことにした。

幼稚園の発表会

2007年02月25日 | 日本人学校・日本人会
娘(4歳)の発表会があるので日本人学校へ見に行った。卒業式で歌う歌やひな祭りの歌など約10曲と、「いなかの鼠とまちの鼠」という寸劇があった。幼稚園に通い始めてもうすぐ1年になる。娘の成長に目を見張るばかりだった。こんな長いせりふ(たぶん意味もわかっていない)を暗記できるとは驚くばかりだ。しかし、もっとすごいと思うことがある。それは、幼稚園の先生5名は全部ミャンマー人女性であることだ。自分の言葉でない日本語を使って日本の子どもたちに歌を教えたり、劇を指導するなんてなかなかできることではない。中には日本へ一度も行ったこともない先生もいる。反対のケースを考えてみる。自分が日本へ帰って、日本にいるミャンマー人の子どもたちにミャンマーの歌を教えたり、劇を指導できるだろうか?絶対に無理である。日本人学校幼稚部の先生は本当にすごいといつも感心している。

物価上昇中

2007年02月24日 | ミャンマーでの生活
毎日、コンピューターを利用して家計簿をつけている。わが家では家計簿をつけるのは父親の役割になっている。家計簿をつけていて気づくことは最近、物価が急激に上がっていることである。昨年の2月の米の値段(50kg入り袋)は14000チャットだった。それが今は、25000チャットになっている。実に80%近い上昇率である。ドルとチャットのレートを比較すると、昨年の2月のレートは1ドル=1190チャット前後であった。今は1280チャット付近である。米ドルに対するチャットの下落率はわずか8%程度である。チャット高とは言えないが、この1年間チャットは安定していたと言える。ミャンマーに住んで10年になるが、ミャンマーの物価は常に米ドルとチャットのレートにリンクしていたが、この1年間はその傾向がなくなったと言える。つまり、ドルを基本に生活している外国人にとっても物価の上昇が家計に影響を与えていると言える。このようなことはかつてはなかった。
チャットが安定している原因は何であろうかいろいろと考えてみた。1.最近急に増えたマレーシアやシンガポールなど外国への出稼ぎ者からの送金が増えたこと。2.ミャンマーへの外国人観光客が増えたこと。などがあげられるのではないか。しかし、チャットは安定しているのに、なぜ物価だけが単独で上がっているのか謎である。

一件落着

2007年02月23日 | ミャンマーでの生活
昨夜の居住調査の件で、学校のスタッフと妻の弟に代理で出頭してもらった。結局、居住届けが3日分遅れたことと、外国人である私の滞在ビザの提示が1日だけ遅れたことで合計1万チャットの罰金を払って一件落着。あとで、マンションの管理人に聞いてみたら、居住調査団がドアを何度もノックしたりベルを鳴らしても居留守をつかって無視していた家庭があったとのこと。今度はその手を使ってみようか。でも、あとがこわいだろうな。

居住調査が来た!

2007年02月22日 | ミャンマーでの生活
昨日の未明(0時30分)、就寝中のところ突然玄関のベルがなった。居住調査だ!
ミャンマーでは毎週、地区の役所に居住者リストを提出しなければならない。いつも規則通り提出しているのだが、今回はたまたま提出していなかった。さらに悪いことには、私もビザの更新中でパスポートも外国人証明も入管に預けたままで出すことができない。そんなときに限って、調査に来られてしまった。調査に来たメンバーは地区の役員や警察など6名である。玄関の鉄格子越しに押し問答が続いたあと、なんとかこの場はおさまったが、次の日の午前10時に役所に出頭して事情説明するようにとのこと。ミャンマーで居住調査があることは十分知っていたが、10年の滞在中一度もなかったので油断していた。今度からは気をつけようと思った。
それにしてもブログのネタに困らない国だ。いや、このブログを始めたから調査に来たのかも?



ミャンマーの子どもたちは昼休みに遊ばない?

2007年02月21日 | 日本人学校・日本人会
もうすぐ5歳になる娘をヤンゴン日本人学校に通わせている。今日は父親自ら、タクシーでお迎えに行った。タクシーを学校前で待たせている間、子どもたちは元気に校庭で走ったり、ボールを投げあったりして遊んでいた。それを見て、運転手はびっくりしていた。なんでも、ミャンマーの小中学校では昼ごはんを食べたあと、外で遊ばせることはないとのこと。食べ物の消化に悪いし、直射日光が強いので、日射病になるからと。第一、こんな暑い日中になんで遊んでいるのかわからないと言っていた。そうか、この暑い日中に外で遊んでいるのは日本人の子どもたちだけなのか。。。。
ミャンマーの子どもより、日本の子どものほうが暑さに強いということか?

映画を見に行きました

2007年02月20日 | ミャンマーでの生活
家族で洋画「WORLD TRADE CENTER」を見に行った。2001年9月11日に起きた同時多発テロを基にした実話だったが、倒れたビルの下敷きになった二人の警察官を救出する話が中心で、テロがどのように起きたのかという背景がまったく触れられていなかったので、正直つまらなかった。客の入りも3割程度だった。ミャンマーで映画を見るのはたぶん1年ぶりだろう。ミャンマーで映画を見ていつもがっかりさせられることがある。それは、観客の多く(特に女性)がひまわりの種を食べてはその皮をポイ捨てすることである。あっちでポリポリ、こっちでポリポリ、耳に入ってくるだけでうんざりするのだが、映画が終わって場内が明るくなると、ひまわりの種の皮だらけになっている。さぞかし、清掃する人も大変だと思うが、何とかならないものか。確かに劇場側は種の皮を投げ捨てることは禁止してはいないが、そうかと言って、こんな醜いことをして平気とは。。。。。もっと公衆マナーを考えて欲しいと思った。

シュエバズンへ行きました。

2007年02月19日 | レストラン・食べ物情報
家族でシュエバズン(金のえび)レストランへ行った。レストランと言っても、お菓子、パンと飲み物しか売っていない。初めて行ってびっくりした。ヤンゴン郊外にあるにもかかわらず、すごい人手である。それに、建物、室内がとても清潔で豪華ホテルのような造り。大きなウインドウとゆったりした椅子は日本のファミリーレストランのよう。裏にはきれいな庭園があって、カップル達が写真をとりあっている。「ここは本当にミャンマー?」と信じられない気分になった。ここで売られているパン、ケーキは出来立てのものばかりで、柔らかく美味しかった。特に自社ブランドの牛乳は日本のものよりおいしいくらい濃厚で旨かった。
SHWE PU ZUN BAKERY HOUSE AND CAFETERIA
25(F), MIN NANDAR STREET, DAWPONE TOWNSHIP, YANGON
PHONE:579725, 572079

自宅からアクセスできない

2007年02月18日 | ミャンマーでの生活
今朝も早起きしてブログの更新を試みたが、何度やっても投稿できない。しかたなく、今日は外からアクセスして更新している。ネタはあったのだが、忘れてしまった。ということで、今日はネタがないことがネタのブログ更新になった。
追記:今朝の国営新聞に「今年から新年の休み(4月中旬の水かけ祭り)は連続10日とする」という政府の布告があった。ということは今年は4月12日から22日まで連休になるのか?

コンサートに行きました

2007年02月17日 | イベント・行事
3年ぶりになるのだろうか、家族でコンサートに行った。教え子の一人が新人歌手で、チケットをプレゼントしてくれたからである。場所はカンドージー公園内のオープンステージ。ZMGバンドという聞いたことがないバンドであったが、チョースーキン、ヌエニーウインなど有名な歌手も登場した。中でも盲目の天才少女歌手、カインザールインの歌声に感動した。ミャンマーにもこんなすばらしい歌手がいたとは。今回のコンサートはバンドはロック調、歌はインディアンソング、歌手はミャンマー人、観客はインド系とミャンマー系が半々という何か不思議な雰囲気だった。歌はどれも親しみやすいメロディだった。ミャンマーのコンサートといえば、若者たちが野次を飛ばしたり、水が入ったペットボトルをステージに投げたりとマナーが悪いのだが、今日のコンサートは観客もおとなしく、気持ちよく歌を聴くことができた。これなら、来年も見たいと思った。

ミャンマーにトランクスがない?

2007年02月16日 | ミャンマーでの生活
ミャンマーに住んでいて前から不便だと思っていたことがあった。それはミャンマーにはトランクス(デカパンの類)を売っている店がないことである。ミャンマーの男はみんなブリーフパンツをはいているらしい。私は学生時代からトランクス愛用者なので、これがないと困る。なので、日本へ一時帰国したときは、トランクスを大量に買い込むのである。ところが、今日、妻と話していておもしろいことがあった。というのは、妻の知り合いのミャンマー人女性から、「今度日本へ行ったら、トランクスをおみやげに買ってきてね。」と頼まれたそうだ。詳しく聞くと、その女性の息子が外国製のトランクスをはいてみたところ、それが気に入ってしまいブリーフをはくことができなくなったということだ。そうか、やっぱりミャンマー男もトランクスのほうがはきごごちがいいのだな。これは商売になるかも???と考えた次第である。

徳が落ちる?

2007年02月15日 | ミャンマーでの生活
今日、妻と話していて気になったことがあった。ミャンマーでは、男性の下着などの衣類を女性のものと一緒に洗濯機で洗ってはいけないそうだ。理由は男性の徳が落ちるからだとか。この話は 前から聞いてはいたが、仏教徒の考え方だと思っていた。妻はキリスト教徒であるが、同じことを言う。日本の場合は、年頃の娘に「お父さんの汚い下着といっしょに洗わないで」と言われるのが相場であるが、ミャンマーではその逆である。ミャンマーでは男性が女性を肩車するなど考えられない。外国映画などでそのような場面があると、ミャンマー人たちはびっくりしたり、顔をしかめるそうである。男女混合の騎馬戦などもありえないだろう。

新米、古米、どちらがお好き?

2007年02月14日 | ミャンマーでの生活
日本では新米と古米どちらが好きかと聞かれれば、新米のほうに決まっている。
ところが、当地ミャンマーでは古米が好まれているのである。しかし、わが家では例外で新米を買っている。(妻は日本の米が好きで、パサパサより少しねばりがあるほうが好きなのだ。)
同じ銘柄の米でも新米は1袋(約50kg)25000チャット、古米は30000チャットである。
ミャンマー人学生たちに理由を聞いてみると、
1.新米は食べると気持ちが悪くなる。(消化が悪いという意味か。)
2.古米は炊くとふっくらする(新米はふっくら炊き上がらないので、1.5倍余計に米を炊かないといけない。つまり早く米がなくなってしまう。)
これって本当?いつか科学的に実験してみようと思う。
そう言えば、ミャンマーでは「海の魚は臭くて食べられない。」という変な迷信があるから、米の場合もそうなのかもしれない。