ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

ヤンゴン国際空港(3)

2007年12月31日 | 旅行・観光
今朝5時の気温は22.2度、湿度52%。

国際線出発ロビーはマレーシアやシンガポールに向かうミャンマー人と見送る家族たちでごったがえしていた。
労働者として出稼ぎに行くのである。
仕事の内容はほとんどが3Kの仕事だ。

マレーシアでもらえる給料は日本円にして5万円ほど。
最近はチャット高のため仕送り額も少なくなり、また労働者派遣会社に支払う手数料が毎月天引きされ、さらにミャンマーの物価高のため仕送りされたお金で家族は生活するだけで精いっぱいなのだ。

私の妻の弟もマレーシアでもう3年になるが、最近の6ヶ月仕送りが滞っている。
少しずつ現地で貯金はしているが、ミャンマーに帰ったら今度は税金を滞在期間分、納めなければならない。(納めないと次に出国ができない)
そうすると、貯金もほとんど残らなくなるのである。

これからマレーシアに向かう若者たちは晴れやかな顔をしているが、間もなく厳しい現実を知ることになる。

ヤンゴン国際空港(2)

2007年12月30日 | 旅行・観光
今日の国際線の到着便は全部で8便だった。
24年前に初めてヤンゴン(当時はラングーン)を訪れたときは1日に2,3便しかなかったのだから、これでもずいぶん増えたといってよい。
しかし、バンコク国際空港の離発着数とは桁違いに少ない。
両国の経済の規模がそのまま反映されているようだ。

ところで、空港からダウンタウンまでのタクシー料金の相場は現在、5000チャットになっている。
空港建物から出ると、「タクシー?」と呼びかけられるが、空港内で客引きしているタクシーは正式な許可を得ているものの、相場よりかなり高い。
値段を聞いただけなのに、強引に荷物を持って行かれ7500チャット取られるはめになった。しかも、ボロボロの車だった。
喧嘩してやろうかと思ったが、お客さんがいる前なので自重した。

賢い方法は、歩いて空港の外の道路に出て、流しのタクシーを探し値段を交渉する。
相場よりも安い値段でつかまることもある。(ただし、雨期のときは大変だが....)

ヤンゴン国際空港(1)

2007年12月30日 | 旅行・観光
日本からのお客さんを迎えるために、ヤンゴン(ミンガラードン)国際空港に行った。
今回のお客さんは中国南方航空を利用して広州経由で到着した。
現在、日本とヤンゴンを結ぶルートはいろいろあるが、広州経由というのは初めてだった。乗り継ぎは広州で1泊しなければならず、時間のロスがあるが航空券が一番安いということだった。
新しく改装された空港到着ロビーは入国審査カウンターや税関との仕切りが全てガラス張りになっており、床もピカピカでとても綺麗で気持ちがよい。
飛行機は時間通り午前10時半に到着し、お客さんが出口から出てきたのは11時だった。
入国審査も荷物の受け取りも税関もスムーズに手続きが進んでいるように見えた。
(ガラス張りなので待合室から手続きの様子が全部見える)

FIFAワールドカップ

2007年12月29日 | ミャンマーでの生活
今朝5時の気温は19.6度、湿度70%。ついに20度を下回った。

今月行なわれた東南アジアスポーツ大会(2007 Sea Games)でミャンマーサッカーチーム(男子)はタイに敗れはしたものの準優勝という快挙を成し遂げた。

東南アジアで2位ということは次のワールドカップにも出場の可能性があるのでは?と思ったが、ネットで調べてみると10月27日に行なわれた予選(実際には予予予予選)で中国に敗れて早くも出場できないことがわかった。

予選と言っても、4段階ありその第1段階で敗退しているのだ。
やはりワールドカップ出場への道のりは遠い。

10月28日の国営新聞を読んだが、中国に負けたこの試合のこと、ワールドカップ出場の可能性がなくなったことなどは一切報道されていなかった。

日本を含むアジア地区のランキングでも43か国中、ミャンマーは42番目とランクされている。

ミャンマーの男たちは子どものときからサッカー好きでよく路上などで遊んでいる。チンロン(蹴鞠のようなスポーツ)も盛んで足を使うことには器用なのだから、優秀な指導者がいればもっと伸びると思う。

水中パゴダ(5)

2007年12月28日 | 旅行・観光
水中パゴダでは魚にエサをやっている。
この魚はガダンと言い、ナマズの仲間でヒゲがある。
ミャンマーではこの魚を食べるが、ここにいる魚は取ってはならないことになっている。
満月の夜や精進日にはもっとたくさんの魚が集まってくるらしい。
いつもパゴダをお参りに来る信心深い魚なので、この魚を食べた人間は祟りにかかり死ぬと言われている。



水中パゴダ(4)

2007年12月28日 | 旅行・観光
写真は水中パゴダ側から対岸を見た様子。

よく見ると対岸にはパゴダに入る門のような建物がある。
ということは参道は渡ってきた川ということになる。

だから舟に乗るときから裸足にならなければならないのである。

(ミャンマーでは神聖なパゴダの境内では裸足になる)


水中パゴダ(3)

2007年12月28日 | 旅行・観光
このパゴダは約2000年前にタンリン町のパーダという王様が寄付して作られ、仏塔の中にはお釈迦様の聖髪(4本)と水を飲むときの水漉しが保存されていると言われている。

この水中パゴダには3つの不思議があると伝えられている。
1.いくら大勢の参詣者が境内に入っても、人が溢れてパニックになることはない。
2.雨期になり水量が増して対岸の町が水没しても、この境内が浸水することはない。
3.仲が悪い者同士がこのパゴダでお参りをすると仲直りをする。

これらはお釈迦様の力のおかげであると信じられている。

水中パゴダ(1)

2007年12月27日 | 旅行・観光
今朝5時の気温は22.5度、湿度61%。

観光ガイドブックにもよく紹介されている「水中パゴダ(イエーレーパゴダ)」に行ってきた。
「水中(イエーレーの直訳)」というより「水上パゴダ」と言ったほうが正確だと思う。
ヤンゴンから車で南東の方向に下って1時間でチャウタンという町に着く。
この町を流れているヤンゴン川支流の中洲にこのパゴダが建てられている。

正式の名称は「チャイ・モーウン・イエーレー・ゼーディードー」。
(「チャイ」はモン語でパゴダの意味、ゼーディードーもビルマ語で仏塔という意味)

歴史の古い由緒あるパゴダのため、毎日大勢の参拝客で賑わっている。

インヤー湖(2)

2007年12月26日 | 旅行・観光
インヤー湖の湖畔にある「ミャチュンター公園」の観覧車です。
日本から中古の観覧車を輸入して組み立てたものですが、動いているのをいまだ見たことがありません。
故障しているのか、運行中止してお客さんが多いときだけ動かしているのか不明です。
でも、この公園のシンボル的存在です。
この公園の中には湖の美しい景色を見ながら、一杯飲むことができるレストランもあります。

インヤー湖(1)

2007年12月26日 | 旅行・観光
今朝5時の気温は21.6度、湿度56%でした。

写真は空港からダウンタウンに向かう途中にあるインヤー湖の風景です。
恋人たちにとって最高のデートコースです。
早朝にもかかわらず、ベンチはカップルたちに占領されています。

朝早く気分転換にここを散歩するのは本当に気持ちがいいです。
遠くに見える赤い屋根の建物はマリーナレジデンスで、在ヤンゴンの日本人も多く住んでいます。

湖畔にはあのアウンサンスーチーさんの自宅もあります。


クリスマスイブの過ごし方

2007年12月25日 | ミャンマーでの生活
今朝5時の気温は21.1度、湿度46 %で昨日よりもぐ~んと寒くなった。

昨晩のクリスマスイブはどう過ごしましたか。

私たち家族は、高級ホテルのディナーをハシゴ......ではなく、
きれいなイルミネーションを見て回った。orz.......orz......

それから市内の映画館でミャンマー映画を見た。
混雑を予想していたので、一番最後の上映(夜9時半からの部)を見ることにした。
終わったのがちょうど深夜の0時だった。
2ヶ月前はまだ夜間外出禁止令中だったのが嘘みたいだ。

映画は今やトップ女優のエンドラチョージンが主演で、双子の姉妹役(一人二役)を見事にこなしていた。バラバラになった家族がまた一緒になるというストーリーで感動的ながら、途中笑えるシーンもたくさんあって面白かった。

マンダレー、アマラプーラなど上ミャンマーの美しい風景やミャンマーの文化、ティンジャン(ミャンマーの水掛け祭り)などのシーンも盛りだくさんで、制作費をかなりかけているように見えた。(一昔前のミャンマー映画のレベルよりずっと上)

この映画には「血の絆」の由美さん役をしたヤンゴン在住の池田さんが日本人観光客役で登場した。以前よりずっとミャンマー語が上手になって、ミャンマー男優、女優たちと堂々と競演していた。

ウエディングカー

2007年12月24日 | ミャンマーでの生活
今朝5時の気温は24.6度、湿度46%だった。
また気温が下がってきた。

昨日の日曜日は結婚式ラッシュだった。
写真のような派手なウエディングカーも学校のそばのイスラム教会の前に停車していた。

6年前の8月に、自分もこのようなウエディングカー(色も飾りつけもそっくり)に乗って、ヤンゴン大学構内にあるジャドソン教会から披露宴が行なわれる日航ホテルまで移動(わずか20分)したことを思い出してしまった。

運転手がわざと徐行運転するものだから、沿道の人たちから注目を浴びてしまった。あのときの嬉しいやら恥ずかしいやら、なんとも言えない気持ちは今でも忘れられない。

「高級アパート」のお値段

2007年12月23日 | ミャンマーでの生活
ダウンタウン(ボージョーアウンサン通りとボーミャットゥン通りの角)という最高の場所に新築されているこの高級アパートのお値段。

8階(最上階)が2750万チャット(約250万円)、以下7階が3000万、6階が3250万、5階が3500万、4階が4000万、3階が4250万、2階が4500万、1階は特別に高くて2億チャット(約1800万円)。
ミャンマーでは景色の良い上へ行くほど値段が安くなる。
実際に購入する場合は交渉によってこれよりかなり安くなる。

もし、自分がこのアパートを買う場合は、迷うことなしに8階を買うだろう。

この部屋の広さは幅が16フィート、奥行きが50フィート、天井までの高さが9フィートである。幅は狭いが、天井が高いのが特徴。

赤い「×」印があるのは売却済みという意味だ。
左側2列の緑色の部分は元々住んでいた住人が住む部屋という意味で、売却はされない。

アパート?マンション?

2007年12月23日 | ミャンマーでの生活
写真は新築の建物で見た目はとてもカラフルで綺麗である。
この建物、アパートと言えばいいのか、マンションと言えばいいのか、よくわからない。
ミャンマーでもアパート(タイカン)とマンション(コンドミニアム)の区別がある。
アパートは
1.8階建てまでで天井が低く、部屋の幅が狭い(20フィート以下)
2.階段が狭い。エレベーターがない。
3.電圧を一定にするトランスフォーマーがない。
マンションは
1.9階以上あり、天井が高く、部屋の幅が広い(21フィート以上)
2.階段が広い。エレベーターがある。
3.電圧を一定にするトランスフォーマーがある。
これは私が勝手に決めた定義なのだが、写真の建物は8階建てでエレベーターがないことから、アパートの部類に入るが、天井は高い。それにトランスフォーマー設備もある。
アパート?マンション?のどちらと呼べばいいのだろうか。
そこで、「高級アパート」と名づけることにした。