昨日はダディンジュという仏教徒にとっては特別の祭日だった。
この日に三ヶ月にわたった修行と戒律を重視する雨安居(うあんご)が終わる。
雨安居中は結婚式、家の新築、改築、引越し、コンサートなどの催しは控えられていたが、昨日から解禁となったのである。
早速、日ごろお世話になっているある人の結婚式があった。
(新郎、新婦ともキリスト教徒なので、実はダディンジュとは関係ないのだが....)
この結婚式に上の娘(6歳)がフラワーガールとしてデビューした。
フラワーガールというのは、花嫁入場のときに先導役をし、結婚式が終わって新郎、新婦が退場するときに花を撒く係なのである。
(仏教徒の披露宴では花嫁、花婿入場のときも花を撒く)
2日前にリハーサルがあって、十分に練習した甲斐があって本番でもうまくいったようだ。
ただ、日本娘だけあって結婚式中の長い時間、蒸し暑さが我慢ができなくなり、
「あつい、あつい!もうやめる!」
とダダをこね始めたため、式の世話役の女性からハンカチで汗をぬぐってもらったり、水を飲ませてもらったり、団扇で扇いでもらったり、本当に手がかかる娘であった。
(わがままな芸能人みたい???)
ところで、新婦さんが盲学校の事務員ということで、その盲学校の設立者であるウーテインルインさんが祝辞の挨拶をした。(↓中央のサングラスの人)
この方は、9月20日付のブログで書いた「ミャンマー視覚障害者クリスチャンフェローシップ(MCFB)」の設立者で今年、日本の「糸賀一雄記念賞」(糸賀一雄記念財団主催)の受賞者として選ばれ、来月、授賞式に参加するために日本へ行く予定である。
ミャンマーではいろいろな場面で人と人がつながっていることが多く、いつも不思議な縁を感じる。