ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

空飛ぶゴキブリはラッキー!?

2007年07月31日 | ミャンマーでの生活
昨日の晩の出来事である。
ゴキブリ君がわが家のリビングをぐるぐると飛んで旋回しているではないか。
このおぞましい光景を家族のみんなが眺めているが、嫌がるどころかニコニコと喜んでいるのだ。
ミャンマーではゴキブリが飛んでいるとお金がザックザックと入ってくる兆しがあるとかで、
「この前買った宝くじが当たるのでは?」
とニコニコ顔なのだ。

日本人からすれば変な迷信にすぎない。
他にもいろいろある。
赤ちゃんや乳幼児を抱いたときに「重くなったね」と言うと、
その子は病気がちになるのだそうだ。
子どもに「重くなったね」はタブーである。
夜に爪を切ったり、口笛を吹くと貧乏になるというのもある。

国によって迷信もいろいろあるものだ。

参議院選挙

2007年07月30日 | ミャンマーでの生活
「自民党大敗、民主党大躍進。」
日本時間午後8時にNHKの選挙速報が始まると、まだ全く開票もしていないのに結果が発表されていた。
テレビ画面には次々と当選者の名前が流されている。
NHKと民放各社が1秒でも先を争うように当確を出しているのだろう。
しかし、そんなに急いで当選者を発表する必要があるのだろうか。
選管が発表するまでどうして待てないのだろう。
出口調査や世論動向の分析のために、アルバイトを含め人海戦術のために膨大な費用をかけている。
カネのかかる選挙を批判しているマスコミが、選挙のためにこれほどカネをかけるのはいかがなものか。

ところで、今回の選挙にミャンマーで知り合ったある方が民主党から立候補していた。
残念ながら落選してしまったが、私のまわりにも日本の政治にかかわる人が次々と出てくるようになった。

最近、ミャンマーとわが校を訪れたH短大の理事長は自民党の衆議院議員。
私の大学時代の後輩N君は共産党から立候補(落選)。

それにしても、岡山選挙区で現職の参議院幹事長が落選したことにはびっくりした。
やっぱり民主主義というのはすごいものだ。

また暑い~!

2007年07月29日 | ミャンマーでの生活
雨期だというのにこの5日間、ぜんぜん雨が降っていない。
今日など強烈な太陽の日差しで、4月の猛暑季とまったく同じである。
おまけにものすごい湿気で、湿度は99%ありそうだ。

今週の火曜日に始まったインタークラスも生徒が65名に膨れ上がり、みんな病気が治って出席してくれたので、教室が満杯になった。
教室にはエアコンが3台、フル稼動しているのだが、生徒たちの熱気によってまったく効かない。
教室内の温度は35度くらいはありそうだ。

あ~、暑い~!

たまらず、教室の外に出てみると、なんと外のほうが涼しかった。
10年間、ミャンマー生活を続けているが、雨期でこんなに暑いのははじめてだ。
やっぱり気候がおかしくなっている。
でも、停電がないことはとてもありがたい。

ブログの輪

2007年07月28日 | ミャンマーでの生活
このブログを通して知り合いになったミャンマー人女性(Eさん)に会った。
Eさんは今、休暇を取ってヤンゴンに一時帰国している。
彼女は東京のある格安エアーチケット販売店で主に東京在住の外国人向けに格安チケットを売っている。
もちろん、ミャンマー往復のチケットも扱っている。(値段を聞いたが、かなり安かった)
日本滞在10年、永住資格も取得している。

「日本へ招待してとミャンマーの人たちから頼まれるでしょう?」
と聞くと、
「よく頼まれるけど、ミャンマー人はオーバーステイするから、私は保証人はしません。」
ときっぱり。

日本へ行く前は、日本語の観光ガイドをやっていただけに、日本語が本当に流暢。
(日本人と話しているのと全く同じ)
それに、英語も子どもの頃から家庭教師で習っていてペラペラである。
さらに驚いたことには、彼女自身のアイデアと資金で、フランスに1年間語学留学もしていること。
「今は英語だけではいい仕事ができません。英語プラスαがないとダメ。」
ということは、彼女は英語、フランス語、日本語、ミャンマー語の4ヶ国語ができるということになる。
さらに、今はスペイン語も勉強しているそうである。

会社の仕事はハードで、毎晩残業。終電で帰宅が午前様になるときもあるそうだ。
週末は毎週のように六本木に繰り出して、オールナイトで踊ったり飲んでいるという。
お酒の飲みっぷりもすごいし、話し方、生活スタイル全て日本人になっている。

今年は旅行業務取扱主任者の資格試験も受ける予定で将来は東京でエアーチケット販売店を開店したいという夢がある。
本当にすごいミャンマー女性に会った。

落雷

2007年07月27日 | ミャンマーでの生活
NHKの安全情報によると、アメリカでは昨年1年間に落雷によって70人が亡くなり、けが人は300人以上だったとか。
ミャンマーの雷もすごいものがある。
先週のある日、空が急に真っ黒な雲に覆われたかと思ったら、いきなり
「ピカッ、ドン」
ヤンゴン市内中に響き渡った。
日本の雷の100倍くらいの迫力である。
これでは、避難する余裕がまったくない。

最近のジャーナル誌に、エヤーワディ管区ニャウンドン町で雷に打たれて半身不随になったが奇跡的に助かった女の子の記事が1ページの特集で出ていた。
なんでも、夜中に家の中(2階)でベッドに寝ていたときに雷が落ちたということだ。
屋根に設置されたテレビ用のアンテナに雷が落ち、それが家の中にまで達したらしい。
家の中にもかかわらず雷に打たれるというのは初めて聞いた。
屋内は安全だと思っていたが、そうでもないようだ。

事務員の応対

2007年07月26日 | ミャンマーでの生活
ショッピングセンターやスーパーでの店員の応対について書いてきたが、うちの学校の事務員のお客さん(生徒)に対する応対も同じようなものだろう。
ときどき、何気なく事務員の応対を見ているが、これを日本語に訳してみるとこんな感じになる。
(事:事務員、客:生徒)

事:(挨拶なし)なんの用事や。
客:あのう、問い合わせをしたいんですが。。。。
事:何するつもりねん。
客:あのう、日本語の講座について詳しく知りたいんですが。。。。
事:ここにスケジュールがあるさかい見とけや。
客:あのう、授業料はいくらなんでしょうか?
事:ここに書いてあるやろ。よう見てや。
客:では、また後日申し込ませていただきますが、よろしいでしょうか?
事:はよう申し込まんと満員になるで。
客:わかりました。ありがとうございました。
事:ええで。

これじゃ、主客逆転である。
こんなエラソーな態度を取っていると、いつか悪い評判が立つに違いない。

ミャンマーでは、「いらっしゃいませ」とか「こんにちは」とかの挨拶言葉がまったくない。
だから、お客さんが問い合わせに事務所に入ってきても無言のままである。
さらに、応対の最後に「ありがとうございました」という感謝の言葉も言わないのが普通である。
しかし、このままでいいわけがない。
いつも、挨拶と感謝の言葉を言いなさいと注意しているのだが、時間が経つとだんだんと元の状態
に戻ってしまう。

サービスを教えるというのは本当に難しいものだと思う。
何かよい方法はないものだろうか。

新クラス開講

2007年07月25日 | ミャンマーでの生活
今日からまた新しいクラスが始まった。
INTERMEDIATE(中級)クラスである。

今回のクラスは初級を他の先生が教えた生徒ばかりなので、初対面の生徒ばかりである。
そのため、なかなか調子がつかめず困った。
それでも、授業の後半からだんだんと生徒たちと息が合ってきた。

新しいクラスが始まる前は、やっぱり緊張する。
どんな生徒たちがいるのだろう。
学習レベルは?男女比は?
10年間同じことをやっているが、開講時の授業前は緊張のピークに達する。
でも、生徒たちのほうがもっと緊張していることだろう。

事務からの連絡では、このクラスは60名ということだったが、今日は17名も欠席していた。
ミャンマーは雨期の真っ最中で、風邪・インフルエンザ・デング熱などが流行しているためだと考えられる。
次の授業には、みんな出席してくれるといいが。

やっと無事に授業が終わった。
普段の10倍の疲労度である。
今日は早く帰って寝よう。

タナカにかぶれる

2007年07月24日 | ミャンマーでの生活
タナカはミャンマーの伝統的な化粧品で、タナカ(ミャンマー語です)という柑橘系の木を石板の上で擦り、ペースト状にして顔に塗るものだ。
最近は外国製の化粧品も普及しているが、ミャンマーの女性たちはほぼ100%このタナカを塗っている。
「美肌効果、日焼け止め、清涼感がある。」と言われている。

今日、もうすぐ10ヶ月になる娘に母親がはじめてタナカを塗った。
すると、みるみるうちに頬が真っ赤になってしまった。
タナカにアレルギー反応が出たのだろう。

さすが、日本むすめ!
やっぱり、タナカは合わなかった。

でも、上の娘はタナカを塗っても大丈夫だった。

スーパーマーケット

2007年07月23日 | ミャンマーでの生活
昨日のショッピングセンターに引き続き、今日はスーパーでのお話。
日本のスーパーの快適さに慣れている人はミャンマーのスーパーは耐えられないだろう。
気が短い人は入らないほうがいい。

●入場するのに一苦労
スーパーの中に入る前に行列に並んで、まず傘を預ける。そして大きめのかばんを持っていると、中身を検査されて、その上、大きなビニール袋に入れられセロテープで封をされる。財布は別に持って歩かなければならない。そしてやっとこさ入場したと思ったら、今度は金属探知機でボディチェック。
以前、このスーパーで爆弾事件が発生したので、セキュリティのためというのは理解できるが、なんでかばんをビニール袋に入れて持ち歩かなければならないのだろう。
あからさまに、「あなたは万引きするかもしれないから、その対策です。」と言わんばかりである。

●品切れ
昨日、良さそうな品物があったから今日買おうと思ってもだめ。もう品切れで、「今度いつ入荷するの?」と聞くと、「わかりません。」

●レジで長時間待たされる
レジに光学読み取り機があることはあるが、性能が悪いのか何度もセンサーにかざすが、読み取ってくれない。しかたなく、8ケタのコード番号をいちいち打つしかない。そして、コンピューター上の価格と商品名が合っているか確認する。さらに、あるスーパーではレジを打った商品にいちいち赤鉛筆でチェックもしている。これじゃ、お客さん一人のレジが済むまで日が暮れてしまいそうだ。

●割り込み
待つだけでもイライラするのに、平気で割り込んでくる人が多い。とくに年配のおばさん。
さすがに、この歳になると恥じらいも何もない。
一声かけて「お願いします」という態度ならまだ許せるが、当たり前のように黙って割り込んでくるのだから。

●おつりがない
スーパーのレジでは端数が発生するのは当然のことである。しかし、スーパーでは小銭を用意をしていない。おつりが20チャット足りない場合どうするか?
「ほい、これ。」と言ってアメ玉をくれる。
「あのう、大人なんですけれど。。。」

●値段がわからない
日本のスーパーのように何万点も商品があるわけでもないのに、きちんと値段シールを貼っていないことが多い。そのたびに「これ、いくら~?」と他の店員を呼び出して、そのたびにレジが止まってしまう。

●レシートが読めない
やっとこさ、レジが終わってレシートを受け取ると、今度は印字が薄くて読めない。
「もっと濃くして、もう一枚出してよ」と頼むと、面倒くさそうに別のレジの店員に頼み、打ち出してもらったが、それだけでも10分待たされた。
節約しているのか、ケチなのかわからないが、せっかくレシートをもらっても読めなければ何の意味もないのだから、しっかりインクを使って印字してほしい。

以上、いろいろと書いたが、このスーパーはヤンゴンで最もサービスがよいと言われているスーパーで、私もその通りだと思っている。
他のスーパーがどんな状態なのかは想像に難くない。

ジャーナル誌

2007年07月22日 | ミャンマーでの生活
報道関係の管制が厳しいミャンマーでも最近はたくさんのジャーナル誌が発行されるようになった。中には取りようによっては政府の政策を批判しているようなものもあり、だいぶ報道の自由が実現しているようだ。
(例えば、最近発行されたあるジャーナル誌のインタビュー記事に、「ミャンマーの観光事業が伸びないのは通信インフラの不足と停電が多いことが一つの原因」という発言があった。)
一昔前であれば、即発刊禁止と編集者逮捕となるような記事だ。

ところで、おもしろい記事を見つけたので、要約して紹介してみたいと思う。

「最近、ヤンゴン市内には次々と大型ショッピングセンターがオープンしており、消費者たちを魅了しているが、店員のサービスについてはまだまだ足りない点が多い。
買い物客が店に並べられた商品について尋ねると、まず店員はその買い物客の髪の毛からつま足までの身なりをチェックし、お金が払える客かどうかを判断する。お金がなさそうなお客の場合は、きちんと説明しないし、聞こえないふりをして無視をする。
何度も質問してくるお客がいると、頭に来て癇癪を起こす。
ときどき、本当に買う気があったお客さんまでもいやな思いをしている。
中にはどんなお客さんにもぶっきらぼうにしか応対しない店員もいる。
店員の応対が親切で気持ちがよいものであれば、今回は買わなくても次回に買いたい気持ちになるものだ。
店員たちは『私たちはただの雇われ人。客にいいサービスをしようが、無視しようが給料は同じさ。もらっている給料はそれだけのものなんだから。』という感覚で仕事をしている。
ヤンゴンのショッピングセンターは冷房完備、清潔なトイレ、明るい照明、24時間電気供給、ファーストフード店の充実などハード面のサービスはよくなったが、店員のサービスは他国のショッピングセンターに比べると雲泥の差があり、これを改善しない限り、ショッピングセンターの発展はありえない。(以下、省略)」(7月11日発行 WEEKLY ELEVENジャーナルより)
というものだった。

ショッピングセンターは立派になり、店の装飾も綺麗になったのだが、店員は昔のほうがずっとよかった。なぜなら、市場や雑貨店の売り子は店員イコール経営者であり、一生懸命売ろうと説明してくれたし、対応もよかったと思う。(少々、しつこい部分もあったが)

私もぶっきらぼうに応対されているということは、店員の身なりチェックによりお金を持ってなさそうだと判定されたということか。。。。(涙)

でも、以前から思っていたことをズバリと書いてくれていたので、嬉しかった。
(やっぱりみんな同じことを感じているのだなあ。)








物 価

2007年07月21日 | ミャンマーでの生活
7月17日現在のヤンゴン市内の物価は以下のとおり。(MYANMAR TIMESより)
金(ゴールド)   461,000チャット(1チャット=16.5グラムあたり)
食用油(ピーナツ油) 3,800チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)

ポーサンムエー  3,200チャット(1ビー=1.29KGあたり)
エマタ       600チャット(1ビー=1.29KGあたり)
鶏 肉
CP鶏(ブロイラー) 6,500チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)
地 鶏       7,500チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)
豚 肉       4,500チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)
牛 肉       4,500チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)
たまねぎ(低級)  380チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)
たまねぎ(高級)  700チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)
にんにく(低級)  2,500チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)
にんにく(高級)  3,700チャット(1ベィッター=1.65KGあたり)

ミャンマーでは、鶏肉が一番高く、豚肉や牛肉はそれほど高くない。
鶏肉にはブロイラーとビルマ地鶏があり、地鶏のほうが人気があって少々高い。
私は肉が柔らかくて、身が多いブロイラーのほうが好きだ。地鶏は肉が少なくまた固い。ミャンマーの人たちによると、ブロイラーは味が薄くてなじめないらしい。
そういえば、日本に来たミャンマー人たちが「日本の鶏肉は味がない」とよく言っていた。これはビルマ地鶏と比べて言っているのだろう。でも、私がビルマ地鶏を食べても味が濃厚だとは思わなかったが。

米の計量方法は変わっている。単位は1.29KGあたりとなっているが、実際は容積重であり、比重の軽い米があれば、それだけ重量は減ってしまう。





ひんやり

2007年07月20日 | ミャンマーでの生活
今朝も4時に起きてこのブログを書いている。
4時半現在の気温は26度。
雨期に入って一番涼しい朝となった。(いつもは30度ある)
日本人にとって快適な温度ではあるが、ミャンマー人にとっては病気になりやすい気温の変化である。
ミャンマーの人たちはこのように気温が急に下がるとすぐに風邪を引いてしまう。
今年はデング熱も大流行しており、欠席する学生の数がいつもより多い。
外国人である私は、この3年間病気とは無縁である。
どうやらこちらの病気に対する抵抗力や免疫がついてきたらしい。

ミャンマーの人たちに、「今日は涼しくなったね。26度だもの。」と言っても何も反応はない。
ミャンマー人は気温とか湿度とかの数字を普段意識していない。
だから、このような具体的数字を出してもポカンとしているだけである。
湿度になると、もっとひどい。
生徒たちに湿度と不快指数の関係を話しても全く理解できない。
「湿度って何ですか?なんで湿度と気分が関係あるのですか?」
となってしまう。
なんでも数値化して考える日本人と、どちらが人間的であろうか。
いつも考えさせられる。

瓦礫の山

2007年07月19日 | ミャンマーでの生活
ヤンゴン市内の建設現場でよく見かけるれんがの瓦礫の山。
日本人から見れば、どう見てもゴミの山である。
しかし、ミャンマーではこれが立派な建設資材なのである。
こちらのれんがは、軽く金槌でたたいただけでポロポロと割れてしまう。
割れてくずになってしまったものも、建築に使われる。
最近、10階建て以上の高層ビルが次々と建てられているが、これらの高層ビルにも、脆いれんがが使われている。
ミャンマーはめったに地震が来ないが新潟で起こったような地震が来れば、ひとたまりもないだろう。

ジェーオー

2007年07月18日 | ミャンマーでの生活
ビーフン(米粉麺)ラーメンである。
最近、ヤンゴンの人たちに人気で、街でジェーオー専門店をよく見かける。
以前は安くてボリューム満点のイメージがあったが、今は高級レストランでも扱っている。
豚骨のスープに豚肉の団子がこれでもかというほどたくさん入っている。
写真のジェーオーは「セイントンロン(三つのダイヤモンドいう意味)」レストランで食べたもので、1杯1500チャット。
おなかをすかして挑戦したが、全部食べ切れなかった。
「EUGENIA(ユージニア)」というレストランのジェーオーも大変人気があり、2400チャットという高額にもかかわらずいつも店内は満員である。
ヤンゴンの人々の食習慣が変わりつつある。

俳優ドゥエーの死(2)

2007年07月17日 | ミャンマーでの生活
ミャンマー映画界の大スター、ドゥエーが亡くなって1週間近くになる。
ヤンゴン市内では不謹慎な言い方だが、「ドゥエーフィーバー」がまだ続いている。
今日、ダウンタウンを歩いていると黒山の人だかりを見かけた。
人々は喫茶店の中に置かれたテレビを無言のまま熱心に見ている。
何のビデオだろうと思ったら、ドゥエーの葬式の模様を撮影したビデオを流している。

週刊ジャーナル類は全てドゥエー特集で、普段なら300チャットのところを800チャットから1000チャットで売っている。(ページ数は通常通り、20ページほどなのに)
タブロイド版なので、ボリューム的には日本の日刊スポーツ新聞のほうがずっと多い。
1000チャット(約100円)といえば、日本のスポーツ新聞とほぼ同じ値段になる。
この機に乗じて便乗値上げしている犯人は出版社や小売店ではなく卸しの連中である。
ここがミャンマー人的、経済センスなのだろう。
日本人なら、こういうときは大増刷(普段の4,5倍)して、逆に単価を下げて大量にさばくことを考えるのではないだろうか。(そうすれば広告主も喜ぶはずだ)
こんな便乗値上げなんかしていると、あとで読者が離れて行ってしまうのに。。。。。

一方で、もっとしたたかな者は1000チャットのジャーナル誌を1冊だけ買ってコピー機で大量にコピーし、バス停やバスの中で売っている奴も見かけた。(1部200チャットで売っていた。)
こっちのほうが一枚上手(うわて)か、どっちもどっちか。