ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

大木倒れる

2007年06月30日 | ミャンマーでの生活
写真は先日の竜巻で倒れた大木。
マハーバンドゥーラ通りとティンビュー通りの交差点付近の大木6本が次々となぎ倒されている。
被害はこの地点だけに集中していた。
ここが竜巻の通り道になっていたのだろう。
歩道のコンクリートのブロックがめくりあがり、根っこがむき出しになっている。
ここは毎日通っている通勤道なので、ぞっとした。
国営新聞によると、南ダゴン地区では女性1名の死者が出ている。
屋根が吹き飛ばされた家屋も多数あったそうだ。




プリンが作れない

2007年06月29日 | ミャンマーでの生活
娘たちのために、日本のプリンをミャンマーで入手できる牛乳を使って作ってみた。
まず、箱に書いてある指示の通り400mlの牛乳で作ってみた。
まる一日、冷蔵庫に入れておいても、ほとんど液体のままである。
しかたなく、牛乳の分量を360mlに減らしてもう一度作ってみた。
それでもまだゆるゆるで、皿に移すと形が崩れてしまう。
試しに食べてみたが、甘すぎてプリンの味になっていない。
日本の牛乳で作れば、形もよくおいしく出来るのに、どうしてミャンマーの牛乳ではできないのだろうか。
不思議なことがあるものだ。

竜巻発生

2007年06月28日 | ミャンマーでの生活
今日の午後3時半頃、自宅のすぐ近くで竜巻が発生した。
真っ黒な煙のようなものがゴーと音をたて渦の中に木々や葉っぱを巻き上げながら通り過ぎるのがはっきり見えた。
すぐにマンションの窓を閉めて、通過するのを待った。
さいわいなことに勢力はあまり強くなく、一部の家屋のトタン屋根がめくれている程度だった。
でも、衛星放送のアンテナが飛ばされた所もあり、今でもアンテナを修理している様子がマンションからも見られる。
写真を撮りたかったが、こわくてカメラを探すどころではなかった。

パンラインゴルフリゾート

2007年06月27日 | ミャンマーでの生活
ヤンゴンのダウンタウンから車で40分、20kmの距離にパンラインゴルフリゾートがある。
ここのゴルフ場に妻の友人がキャディーさんとして働いているというので、タクシーをチャーターして行った。
行ってみてびっくり!まるで別世界だった。
ここはただのゴルフ場ではない。
ゴルフ場と隣接して居住区があり、電気は24時間供給、道路は完璧に整備され、樹木・芝生がきれいに手入れされており、超大金持ちさんの大邸宅(プール付き)がずらっと並んでいる。
まるでアメリカのビバリーヒルズのようだ。
ゴルフ場と居住区が一体となっている。(というか、ゴルフ場の中に家が建っている)
それに加えて、超近代的設備を整えたパンライン病院もある。
話によると、ここの住人はほとんどが韓国人と中国人だとか。
日本人はわずか一人だそうだ。
ミャンマーで一番儲かっているのは韓国人と中国人ということになる。
売り出し中の土地も全て売却済み(SOLD OUT)となっていた。
1区画の土地で3千万円もする。
でも、ちょっと買い物するだけでも車が必要で、周りには何もないのでとても不便だと思う。

ミャンマーノニジュース

2007年06月26日 | レストラン・食べ物情報
妻やミャンマーの人たちに勧められて、このミャンマーノニジュースを飲んでいる。
ノニというのはミャンマー語で「イェーヨーディー」と言い、日本では「ヤエヤマアオキ」と呼ばれるアカネ科の植物である。
その果実を絞って取り出した液を3ヶ月くらい発酵させたものがこのジュースになる。
葉っぱのほうは、茹でてそのまま食べたり、炒めて食べるが、これもすごくにがい!
ジュースの味は?
これが何と表現したらよいものか。。。。
甘くて、にがくて、酸っぱくて、臭くて、まずい。
まあ、すごい味である。
でも、これをスプーン2杯分飲むだけでお腹がすっきりした
気分になる。すごい効果だ。
ミャンマーの人でさえ、あまりにまずくてほとんどの人は飲まないが、健康に気をつけている人は飲んでいるとか。
効果のほうは、ガン、腫瘍、関節炎、高血圧、結核などに効果ありとラベルに書いてある。
ガン予防かガン患者のためによいのか、どちらかわからないが、とにかく効果があるらしい。
実は日本にもミャンマーノニジュースがネットを通して販売されている。
1本3000円近くするが、試してみてはいかが。
http://www.noni-inter.jp/noni/myanmar/index.html

カンドージー自然公園

2007年06月24日 | ミャンマーでの生活
今日は妻の誕生日。
奮発して日航ホテルの弁慶レストランで和食バイキングの食事をした。
そのあと、ホテルの近くにあるカンドージー自然公園を散歩した。
この公園もとても不思議な公園だ。
「自然」公園なのに、公園内を車が歩行者を蹴散らしながら通り過ぎていく。
子どもの手を握っていないと危険である。
それに、レストラン、みやげ物屋、写真館などの商業施設だらけだ。
とても「自然」公園には見えない。
でも、この公園のことが嫌いではない。
どちらかというと、好きな方だ。
なぜなら、これほど多くのレストランが集まって賑やかで華やかな所はヤンゴンには他にないからだ。
レストランの装飾、電飾がなんといってもすばらしい。
公園というより「繁華街」といったほうが正しい。
この公園の設計は日本人が担当したというから、もっと驚いた。
「カンドージー商業公園」と名前を変えたほうがいいと思う。

学生さん紹介コーナー(10)

2007年06月23日 | 学生さん紹介コーナー
学生さん紹介コーナー第10回目です。
今日は日本の奨学金財団である共立国際交流奨学財団から現地奨学金に採用されたチョースーウインマウンさんです。
1.名前:チョースーウインマウン(CHAW SU WIN MAUNG)
2.生年月日:1986年6月29日(20歳)
3.出生地:ヤンゴン
4.住所:ヤンゴン市ヤンギン郡区
5.学歴:ダゴン大学物理学科卒業
6.趣味:外国語を学ぶこと。(英語、日本語、中国語など)絵を描くこと。
7.特技:水泳
8.好きな食べ物・飲み物:ミャンマー料理、コーヒー
9.日本語能力:日本語能力試験2級に合格。
10.何か一言:
私は共立国際交流奨学財団から奨学金をもらってとても嬉しいです。来年、日本の大学に入学するという目標に向けてがんばっているところです。
日本に行ったら、勉強のほかに日本料理の作り方を習ったり、日本文化を研究したいと思います。

マンション建設ラッシュ

2007年06月21日 | ミャンマーでの生活
ヤンゴン市内のあちこちで新しいマンション(コンドミニアム)が建設工事中。
写真は自宅のすぐ近くに建設中の12階建てコンドミニアム。
ミャンマーでは下層階ほど値段が高く、上層階に行くほど安くなる。
1階の部屋(商業用として使用できる)は2億5千万チャット(だいたい2千5百万円)。
最上階で6千万チャット(6百万円)とか。広さは200平米くらい。
明らかに供給過剰なのに、住宅価格がまったく下がらないのがとても不思議なミャンマーの不動産事情。

ホットポット

2007年06月20日 | レストラン・食べ物情報
家族4人で「シュエーカウン・ホットポット」レストランで食事した。
写真のように魚のお頭のスープに野菜やつみれ(もどき)、豆腐など素材を入れて食べる。
今、これがすごい人気で400人ほど座れる席は平日にもかかわらずほぼ一杯である。
自分はこのホットポットは全然うまいとは思わないが、ミャンマー人の口には合うみたいだ。
第一、スープがしょっぱすぎてのどが渇くし、あとで頭が痛くなるし、こんなのずっと食べていると高血圧になって死んでしまいそうだ。
私はあまりにしょっぱいのでご飯と一緒に食べているのだが、私のようにご飯と食べている人はひとりもいない。
日本の鍋料理のほうがずっとおいしいと思う。
今回は、えびやカニ、肉類など値が張るものは注文せず、野菜とつみれ中心に食べた。
それでも、4人で2万5千チャット。一人平均6千チャットも食べたことになる。
先日、日本料理店(串かつ亭)で同じく4人で腹いっぱい食べたときは、わずか1万5千チャットだった。日本料理のほうが安くつくなんてどう考えてもおかしい。
たぶんこのホットポット、ぼろ儲けしているのではないか。。。。。。

4億円当たった!

2007年06月19日 | ミャンマーでの生活
昨年末に買ったジャンボ宝くじ。
今日、インターネットで調べてみると、なんと前後賞合わせて4億円が当たっているではないか!
思わず、やった~~~!と叫んでしまった。
まずは、日本製の自動車(マークII)を買って、
次に、豪華客船で世界一周して、
超高級ホテルのスイートに泊まって、
日本全国温泉めぐりをして。。。。。
もう仕事なんかやめちまって、一生遊んで暮らすぞ~~。

ああ、バラ色の人生とはこういうことか。
本当に生きていてよかった。
これで、自分も勝ち組の一人になるんだ。
と一人でほくそえんでいるときに、目が覚めてしまった。

でも、実はミャンマー人って日本の宝くじでよく当たっているのだ。
これはうそではない。
5年前、私の学校へ相談に来た30歳くらいのミャンマー人の男。
「実は日本の宝くじで1億円が当たったのです。そのうち5千万円はミャンマーに送ったのですが、
あと残りの5千万円はまだ日本の銀行口座にあるのです。それで、先生に日本へ行ってもらって、5千万円を下ろして来てほしいのです。報酬として50万円あげます。航空券やホテル代も出します。」

くそ~! うらやましい!

彼が見せてくれた銀行通帳を見ると、確かに5千万円以上の残高がある。
なんで自分で取りに行かないの?と聞くと
「ちょっと訳があって。。。。」と何か言いづらそう。
ああ、わかった。オーバーステイで捕まって強制送還されたんだね。
それで、日本人の私に取りに行ってほしいわけか。

くそ~! うらやましい!

この話、残念ながら断わってしまった。
もし、日本に行ったとして、どうやって5千万円を下せばいいのか。
ATMで何度も何度も、下ろしていると怪しまれるし、
(5年前は1回につき50万円まで下ろせた。それにしても、100回も同じ作業をしなければ
ならない。)
本人でもないのだから、窓口で下ろせるわけもないし。。。。。

でも、彼の銀行通帳、キャッシュカード、暗証番号も全部、私に預けようというのだから、
「自分は信用されているのかな」とちょっと嬉しい気分にもなった。
彼は今ごろ、どう暮らしているのだろう。住所と名前を聞いておけばよかったとちょっと後悔。

皆さんだったら、どうしますか?

警察に捕まった

2007年06月18日 | ミャンマーでの生活
ミャンマーへ来て10年になるが、恥ずかしい思い出もたくさんある。
ある日、ヤンゴンのある大通りを歩いているとき、急にトイレに行きたくなった。
しかたないので、通りの向い側にあるショッピングセンター内のトイレに駆け込もうと
大通りを半分渡ったところで、警察に御用。
ミャンマーでは横断歩道ではない所で、道を渡ってはいけないことになっているが、
みんながこれを守らないので、警察がときどき取り締まりをして、渡った人を片っ端から捕まえて
罰金を払わされるのである。
観衆(?)たちは一部始終を見ており、人が捕まる毎に
「わ~、やった~。もう一人捕まったぞ!」
と大喜びなのだ。ほとんど娯楽の一種になっている。
捕まってすぐに罰金を払えばよいというのではない。
護送車のようなハイラックスのトラックに乗せられて、30分以上も待たなければならない。
通行人たちはニタニタ笑いながら通り過ぎて行くし、
「あ~、外国人が捕まってやんの。」
「あれ、日本人じゃないの?」とヒソヒソ。
この待っている間が一番つらかった。
もし、自分の教え子が通りかかったらどうしよう。。。。。。
トイレにも行きたいのに、行かせてくれないし。。。。。。
自分と同類が20人ほど捕まってトラックが一杯になったところで、護送車が移動開始。
行き先は10分ほど離れた交通裁判所。
裁判所に着くと、まず初めに交通事故現場の写真を見せられ、
「交通規則を守らないと、こういうことになるんだよ。」とお説教をいただく。
そして、一人ずつうやうやしく裁判官の前に進み、罪状と判決をその場で有難くいただくのである。
判決は「あなたを2200チャットの罰金に処す」というもので、書類にサインして2200チャットを納めて無事、釈放。
自分と一緒に捕まった中で、2200チャットを払えない人がいたので、
「今度会ったときに返してね」と貸してあげた。(まあ、戻らないとは思うが。。。)
あとで妻に話すと大笑いされた。

不思議なミャンマー鍋

2007年06月17日 | ミャンマーでの生活
何の変哲もないミャンマー鍋。
実はこの鍋一つで、ご飯を炊いたり、料理を作ったりするのだ。
ご飯は日本製の電気炊飯器で炊くより、この鍋を使って七厘で炊いたほうがずっとおいしい!
本当に魔法の鍋なのである。

ミャンマー式ご飯の炊き方は独特である。
よくといだお米と水を鍋一杯に入れて煮て、途中でおもゆを全部捨ててしまうのだ。
捨てたあとは、弱火で蒸らすとふっくらと炊き上がる。
こうして出来上がったご飯は、パサパサして食べやすく、とても消化がよい。
今ではすっかりこの方法で炊いたご飯が気に入ってしまった。
せっかく買った電気炊飯器はお蔵入りとなった。

ところで、このミャンマーの鍋はとても不思議だ。
なぜなら、フタにも鍋本体にも持つところ(取っ手)がないのだ。
妻や他のミャンマー人に「どうして取っ手をつけないの?」と聞いても、
「つける必要がないから。」とあっさり。
我々日本人から見るとフタを取るときとか、おもゆを捨てるときとか、不便だと思うけど。。。。

ミャンマーの人たちは子どものときから、鍋には取っ手がないのが普通であって、
フタを取るときは濡れ布巾を使うという習慣が染み付いているらしい。
でも、「少しは工夫したほうがいいんじゃない」と思うのだが、おせっかいだろうか。

珍現象

2007年06月16日 | ミャンマーでの生活
言い訳が上手なミャンマーの人たち。
テニスの試合に負けた男の言い訳。
「試合に負けたのは天気のせい。だって、相手のコートはずっと快晴で、こっちは土砂降りだったんだから。」なんてのが本に書いてあった。
思わず笑ってしまったが、実はミャンマーではあり得ないこともないのだ。

今からちょうど2年前の2005年6月5日の朝。(ちゃんと日記をつけています!)
いつものように、マンションから学校までの道を歩いているときに、その珍しい現象が起こった。
信号が赤なので、待っているとき信号の向こう側のだいたい20メートル先は大雨が降っている。
しかし、自分がいる方はまだ降っていない。路面も乾いている。
目を凝らして見たが、確かに向こう側は土砂降りである。路面もぬれている。
向こう側から来る車はワイパーを動かしているし、車体もびしょぬれになっている。
この状態が5秒ほど続いて、やっとこちらにも雨が降り出した。
決定的瞬間をカメラに収めることができず残念だったが、ミャンマーではあり得る現象なのだ。

車で15分の日航ホテルは大雨だったが、自宅のある地区は一日中雨が降らなかった日もあった。
雨の中、タクシーに乗って移動していると、急に雨がやんで晴れることがよくあるが、よく見ると道路が全く濡れていない。実はやんだのではなくて、晴れの場所に移動したのだ。

やっぱり不思議の国ミャンマー。
いろいろな事があります。

ひどい成田入管(3)

2007年06月15日 | 日本語学校
日本語を勉強するために日本に到着したが、成田空港で入国拒否に遭ったS.W.さん。
現在、12月に行われる日本語能力試験2級に向けて猛訓練中。
その前の8月に、H短期大学の入学試験があるので、挑戦してもらう。
なんとか合格して、来年の4月に入学してほしいと思う。

でも、入管の記録には「虚偽申請」とはっきりと記録が残っており、大学に申請する際も入管に在留資格を申請する際にも大きなマイナス要因になることは確実だ。
ブラックリストに載るためにわざわざ大金を出して日本へ行ったのと同じ状態なのだ。
「絶対、日本に留学させてあげるからね」と約束してしまったが、先のことを考えると気が重い。
せめて、「虚偽申請」の記録を削除することができないものか。

ところで、今日も同じような相談があった。
A.Nさん(女性、29歳)はミャンマーで日本人男性と知り合い、恋人になった。
恋人の招待により、昨年12月に日本へ行ったところ、成田空港で入国拒否に遭った。
そのときの拒否理由は「観光ビザが3ヶ月になっている。3ヶ月も滞在するのはおかしい。」
たったそれだけの理由で、入国拒否だったそうだ。
彼女は彼との付き合っていることを示す写真や手紙など見せ、また入管から恋人にも電話をかけて事情を話していたにもかかわらず。。。。。
写真も、手紙も、彼氏の話も、まったく信じてもらえなかったとか。
来月、もう一度挑戦するというが、どうなることか。


公証人役場

2007年06月14日 | ミャンマーでの生活
ここはヤンゴン市内ダウンタウンの通称バー通り。
この通りの上手ブロックはヤンゴンの秋葉原と言われるくらい家電屋さんが軒を連ねている。
下手ブロックは写真のように「NOTARY PUBLIC」(ミャンマー語でも「ノーティリー」と呼んでいる)を扱う店がたくさん並んでいる。
日本語で言えば「公証人役場」となる。
屋台のような店は実は「公証人役場」ではなく、身分証明書とか住民票を英語に翻訳してくれるタイプ屋さんなのだ。
ここで、翻訳しタイプしたものを店の人が裁判所の中にいる公証人という人に原本と英語の翻訳を確認してもらい、そこで公証人のステッカーとサインをもらうわけだ。
海外へ出稼ぎに行く人、船乗りになりたい人、留学する学生など、ミャンマー人の身分を証明する書類が必要になるが、この屋台のような店に頼んで翻訳し公証人の認証をもらっている。
自分もよく、ここへ来て「原本確認印」をもらっている。
1枚につき、だいたい1000チャット。