1月28日に発行された7 DAYS JOURNAL NEWSの第1面のタイトルは「マラーバーネ(来ないで!)」だった。
このタイトルの記事は3ページにもわたって特集されていた。
ジャーナル誌の記者が自らシンガポールで取材した記事になっている。
長文なので全部翻訳することはできないが、要約すると以下のようになる。
シンガポールでミャンマー人労働者に会いたければ、ペニンシュラプラザ(PENINSULA PLAZA)へ行けばよい。
そこには求職中のミャンマー人で溢れかえっていて、情報交換の場所になっている。
現在シンガポールには約10万人のミャンマー人が様々な目的で滞在していると言われているが、ほとんどは造船所(ドック)で溶接、塗装、板金、配管または港における荷揚げ、荷降ろしなどのいわゆる3Kの仕事に従事している。
世界不況の中、シンガポールもご多分に漏れず経済が思わしくない。
そのため労働者の解雇、賃金カット、残業時間の削減などによりミャンマー人の出稼ぎ労働者たちの雇用環境が大変厳しくなっている。
そのような状況にもかかわらず、シンガポールに出稼ぎ希望のミャンマー人がまだ大勢、行列を成してスタンバイしているという。
そのような人たちに対して、現地で働いているミャンマー人の先輩たちのアドバイスが「(シンガポールに)来ないで!」だった。
シンガポールに来て3ヶ月になるというミャンマー人男性Aさんは、まだ一度も家族に仕送りできない。
Bさんの話によると、
「今、一番の問題は残業がなくなったこと。残業がないとお金が残らない。
それからドックの仕事は絶対にやめたほうが良い。ドックの仕事はものすごくきつく、割に合わない。ミャンマーの田舎で重労働していた男でさえ耐えられなかった。特に船の塗装の仕事はきつい。
先週、15人が仕事を辞めて帰国してしまった。」
Cさんは
「ドックで塗装作業を1日やって日給が16シンガポールドル(約千円)。以前は残業をやると1.5倍、日曜出勤の場合は2倍の賃金がもらえたが、今は月曜日から金曜日までの定時の仕事だけ。シンガポールの生活費は高いのでお金が残らず、ミャンマーに残した家族に仕送りができない。」という。
上記の人たちはシンガポールに出稼ぎに出るために、ヤンゴン市内の斡旋業者に400万チャット(約33万円)の斡旋料を払っている。
この元手を取るだけでも、一体何年かかるのか見当もつかない。
シンガポールに出稼ぎに来るミャンマー労働者たちは高収入を期待しているが、高収入どころか生活していくだけでも大変な状況にある。家族に仕送りなどとても無理である。
ミャンマーの斡旋業者の話を信じてはいけない。
彼らは斡旋料が欲しいがために、いい話ばかりする。
(以上、要約)
自分のお金で来ている人はまだ良いほうで、高利貸しから借金して来ている人は、利息さえ返すことができず、借金が雪だるま式に膨らんでいる。
シンガポールへの出稼ぎ事情は思った以上に酷いようである。
このタイトルの記事は3ページにもわたって特集されていた。
ジャーナル誌の記者が自らシンガポールで取材した記事になっている。
長文なので全部翻訳することはできないが、要約すると以下のようになる。
シンガポールでミャンマー人労働者に会いたければ、ペニンシュラプラザ(PENINSULA PLAZA)へ行けばよい。
そこには求職中のミャンマー人で溢れかえっていて、情報交換の場所になっている。
現在シンガポールには約10万人のミャンマー人が様々な目的で滞在していると言われているが、ほとんどは造船所(ドック)で溶接、塗装、板金、配管または港における荷揚げ、荷降ろしなどのいわゆる3Kの仕事に従事している。
世界不況の中、シンガポールもご多分に漏れず経済が思わしくない。
そのため労働者の解雇、賃金カット、残業時間の削減などによりミャンマー人の出稼ぎ労働者たちの雇用環境が大変厳しくなっている。
そのような状況にもかかわらず、シンガポールに出稼ぎ希望のミャンマー人がまだ大勢、行列を成してスタンバイしているという。
そのような人たちに対して、現地で働いているミャンマー人の先輩たちのアドバイスが「(シンガポールに)来ないで!」だった。
シンガポールに来て3ヶ月になるというミャンマー人男性Aさんは、まだ一度も家族に仕送りできない。
Bさんの話によると、
「今、一番の問題は残業がなくなったこと。残業がないとお金が残らない。
それからドックの仕事は絶対にやめたほうが良い。ドックの仕事はものすごくきつく、割に合わない。ミャンマーの田舎で重労働していた男でさえ耐えられなかった。特に船の塗装の仕事はきつい。
先週、15人が仕事を辞めて帰国してしまった。」
Cさんは
「ドックで塗装作業を1日やって日給が16シンガポールドル(約千円)。以前は残業をやると1.5倍、日曜出勤の場合は2倍の賃金がもらえたが、今は月曜日から金曜日までの定時の仕事だけ。シンガポールの生活費は高いのでお金が残らず、ミャンマーに残した家族に仕送りができない。」という。
上記の人たちはシンガポールに出稼ぎに出るために、ヤンゴン市内の斡旋業者に400万チャット(約33万円)の斡旋料を払っている。
この元手を取るだけでも、一体何年かかるのか見当もつかない。
シンガポールに出稼ぎに来るミャンマー労働者たちは高収入を期待しているが、高収入どころか生活していくだけでも大変な状況にある。家族に仕送りなどとても無理である。
ミャンマーの斡旋業者の話を信じてはいけない。
彼らは斡旋料が欲しいがために、いい話ばかりする。
(以上、要約)
自分のお金で来ている人はまだ良いほうで、高利貸しから借金して来ている人は、利息さえ返すことができず、借金が雪だるま式に膨らんでいる。
シンガポールへの出稼ぎ事情は思った以上に酷いようである。