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愛知県岡崎市在住
永続のページ管理人の個人日記

みんなが主役、日替わりシェフの店

2007年02月03日 | 気づき
NHKのビジネス未来人の再放送を見ました。

以下はホームページからの引用です。
三重県四日市市に、多くの地元で賑わう一風変わったレストランがあります。厨房のシェフが、なんと毎日日替わり。しかも、主婦や会社員など地元に住む素人ばかりなのです。
この日替わりシェフの店を作り出したのが、海山裕之(うみやま・ひろゆき)さんです。地域の人たちがわいわい集まって、無理なく楽しく働ける場を作りたいと始めました。みんなが主役になれる、地域密着型レストランです。

海山さんがNPOで始めた試みで、各地に飛び火をしており、半田市では知的障害者が働く場として利用され効果をあげていました。

ポイントは
★適度に儲からないこと
儲かると『金』目当ての営利追求型企業との競争に巻き込まれていまう。

★お店を利用するお客様だけでなく『シェフもお客様』
両方のお客様に満足していただくようにする必要がある。
シェフについては、負担をかけないように一日20食以上作ってくれればよく、出番は2週間に一回程度ということです。


売上の70%をシェフに払う代わりに、メニューと仕入れは全てシェフ任せだそうです。シェフは材料費を差し引くといくらも手元に残らない(もしかしたら、材料代で足が出ている人もいるかも知れません。)のですが、構わないみたいです。『自分の存在を認められる場所』があるのだから、本番前には家族に試食もしてもらい盛り付けも研究してくる人もいます。

海山さんは接客と衛生管理以外は口を挟まないそうです。
売上の残りの30%で家賃、光熱費等を払っていくとのこと。
儲け主義でなく『志』がないとやれないことです。


『気合の入った家庭料理』が食べられる店。
シェフの居場所を創り、地域のコミュニティも創る。
趣味以上で金儲け未満の魅力的な取り組みでした。