「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

平成26年度蕨市災害図上訓練

2014-07-12 13:30:00 | Weblog
蕨市民体育館で開催された、蕨市主催の標題訓練に、南町2丁目自主防災会の一員として参加しました。

蕨市では、本年2月に避難所運営訓練(HUG)を実施したところであり、今後は7月に災害図上訓練(DIG)を、2月にHUGを実施していく予定の様であります。

講師に、橋本茂氏(NPO法人日本防災士会常任理事)をお招きし、DIGの目的と手法につきご講演をいただき、参加者をグループに分けて、実際に図上訓練を体験いたしました。講師は、防災士制度の創設にかかわり、現在では地域防災力向上に向けて年間約100回、全国各地で講演や演習指導に当たった実績をお持ちとのことでした。

講師からは、「人はイメージできない災害やリスクには対応できない。平時において災害をリアルにイメージする手法として図上演習は有効な訓練である」という趣旨のお話がありました。具体例として、東日本大震災における津波からの避難に成功した事例と、残念ながら失敗してしまった例を対比しながらその有効性につき、分かり易いお話もございました。

図上訓練は、最初に自らが居住する地域の現状把握(避難所の位置、避難経路として使用可能な幹線道路、公園の位置、水路の位置等)するところからはじまり、ハザードマップを参考に想定される被害度合(地震、浸水等)を把握いたしました。

次に、災害時に被害を避け軽減するための対策につき、参加者がポストイットに書き出し模造紙に貼り、最後にグループごとに発表をするという作業で訓練は締めくくられました。

東日本大震災以降、災害への備えが必要であるという意識は普及してきたとお思いますが、具体的に何に取り組むべきかということについては、中々イメージが湧きづらい現状にあるのではと考えます。今回の災害図上訓練は災害への備えを地域特性も加味し、具体的にイメージする手法として有効なものであると感じました。

自主防災会関係者、町会・自治会関係者以外にもこうした機会が広まることが必要であると考えます。