「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

フォーラム子どもの権利研究2013

2013-03-09 13:00:00 | Weblog
標題の研修会に参加をしてきました。今日明日と2日間行われるプログラムのうち、本日が「いじめ解決への子どもの権利:緊急提言」というテーマで、3月定例会一般質問の内容と重なるものでしたので、参加させていただきました。

4名の方の報告・提案と質疑応答、そして緊急提言の発表というスケジュールで会は進んでいきました。

主催団体が、国連子どもの権利条約の理念を、日本の教育行政・児童福祉行政にも反映させていくことを目的としているNGOでありました。よって、報告者・提案者の発言にも、現在の政権下で進められている規範意識の醸成及び加害者指導に重点を置いた「いじめ」対策につき疑問を呈し、「子どもの権利擁護」という視点でいじめに対応していくべきという思想が共通して読み取ることができました。それは即ち、これまで専ら大人から子どもへ「支援をする」という視点で語られてきたいじめ防止策が、「子どもの声」をどう聴くか?「当事者の子どもはどうしたいのか?」という視点に立つ発想が必要とのことでした。

より具体的には、第3者機関の必要性という点が強調されていました。子どもの権利擁護全般に関わることを目的に、兵庫県川西市では「子ども人権オンブズパーソン」制度が設けられていますが、この元調査相談専門員を務めた方からも、相談調査の実際につき報告がなされました。

個別救済を如何に制度改善につなげていくか?事実究明のみならず、子どもの救済(支援?)を如何に図っていくか?そんなところが課題であるとの提起もなされました。

最後に、「自治体に子どもオンブズパーソンの様な公的第三者機関を設置すること」等を盛り込んだ【緊急提言】「いじめ問題の解決に向けて」が主催団体より提案をされ、参加者との協議が行われ、会は終了となりました。