「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

2012年もお世話になりました

2012-12-31 20:29:08 | Weblog
間もなく2012年が終わろうとしております。当方は、本日より現在の実家である長野県駒ケ根市に帰省しております。首都圏に比べると、やはり寒さは厳しく、余り積雪のない長野県南部ではありますが、積もった雪を至る所で見ることができます。それでも違和感を感じないのは、なんだかんだと言いながらも、やはり自分の故郷だからでしょうか。

さて、本年は最後にまさかの衆院解散・総選挙という我々民主党員も驚きの出来事がありました。民主党政権の3年3か月の成果を問うのみならず、我が国の憲政史上初めて「公約の実現度を測る」選挙戦となりました。民主党への超逆風は下馬評通り、議席へと反映されました。09年の政権交代選挙においては300を超える議席をいただきましたが、今回は57議席。埼玉県内でも候補者を擁立した14選挙区中3議席のみの当選という結果に終わりました。そして、埼玉県第15区(さいたま市南区・桜区、戸田市、蕨市)より4度目の挑戦をさせていただきました「高山さとし」も、4万9千票余のご支持を頂戴しながらも、望む通りの結果を出すことができませんでした。選挙の一画を担った者として、私も忸怩たる思いを感じざるを得ませんでした。

選挙期間中に、駅頭で活動をしていると、とある通行人の方から、「このままいくと、自民党が勝ちそうな流れだけども、政治姿勢が余りに“右が掛かって”いて正直怖い」という趣旨のご意見をいただきました。選挙後、年末のご挨拶に伺った先でも、「生活者・納税者目線の政党として民主党には残ってもらいたい」という声も頂戴しました。我々の立ち位置である「リベラル」、そして主張してきた「分厚い中間層をつくる」という点は決して間違ってはないとの思いも新たにいたしました。

民主党は25日に代表選を実施し、海江田万里衆院議員を代表に選出をいたしました。衆院選の総括について、代表選の持ち方について等私も諸々思うところがありますが、最早党内の争いに時間を割いている余裕は私たちにはないはずです。党の再生に向けて、私も一人の党員として心機一転活動にまい進していきたいと思います。

蕨市議会でも今年はターニングポイントとなる年であったと思います。

2月には、議会改革推進特別委員会が設置をされ、議会改革の推進、とりわけ全国の自治体議会で制定が進められている「議会基本条例」の制定に向けた議論が開始されました。私も、委員会メンバーとして選出をいただきました。

これまでの自治体議会では、市長以下行政当局が提案をしてきた条例や予算を審議するということに重点が置かれる余り、議員同士で議論をし、政策提言をしていくという機能は極めて弱かったと認識をしています。

本来、地域や様々な属性の有権者を代表して市議会に選出されてくる議員は、そのニーズ実現を議会で図っていくべき存在のはずです。

おりしも地方分権が進んでいく現代において、自治体においても地域にあった政策を自分たちの手で考え実践していく必要に迫られてくることになります。

また、議会と市民の間でも、もっとコミュニケーションを深めていく仕掛けが構築されるものと思われます。これまでの、議員個人と後援者とのコミュニケーションに加えて、議会という組織体として議会報告を行い、より多くの市民から市政へのニーズを集める取り組みが期待されます。

07年の市議会議員選挙において、私は「議会改革」を提唱しました。しかしながら、民主党は蕨市議会18名中、僅か2名という少数会派ゆえ、その実現に6年もの歳月が必要となりました。いや、実現ではなくまだ議論がスタートしたばかりです。

「提案・提言する議会、市民のために働く議会」の実現を目指して、2013年も精一杯働いてまいります。

本年も、至らない点の多い私に、温かいご支持・ご理解、厳しくも愛情のある叱咤激励をいただいた全ての皆様に感謝申し上げます。