某ファンサイト管理人の音楽随想記

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「ふるさとは今もかわらず」by新沼謙治

2013年07月12日 | ♪国内 -男性

「ふるさとは今もかわらず」by新沼謙治(作詞:作曲:歌:新沼謙治)

ふるさとは今もかわらず(シンフォニック・バージョン)
新沼謙治
日本コロムビア

専門的な目から見れば、この曲は格別に新しいものではないし、正直「どこかで・・・」といった雰囲気もあるのかもしれません。
でもそんな事を圧倒するものがあります。それは新沼さんの歌声/歌い方であり、曲に込められた深い思いです。

最初に聞いた時、なんだか分からないけれど真っ直ぐ心に沁みこんでくるものがありました。それは歌声/歌い方に込められたであろう
深い想いだとすぐに気づきました。その時は新沼さんの個人的な事情は一切知りませんでしたが、深い魂からの想いが溢れているのは、
その歌い方からすぐ直感しました。それまでは「演歌の」という肩書で新沼さんを見ていましたので、きっとこの清冽な歌の背景には
何か事情があるのだと感じましたが、それが自作曲と知ってとても驚いた反面・・・妙に納得した不思議な感覚も覚えております。

その後新沼さんの抱えたご事情も知る事になるのですが、この曲は私のように予備知識がない者にとってもその思いが伝わってくる、
まさに明唱・名曲だと思います。

現在の演歌ジャンルは「売るための曲」、即ち商売の気で溢れかえっているように感じます。カラオケ用に買ってもらうために曲が作ら
れていると聞きました。でもこの曲は、新沼さんはジャンル分けされているその「演歌ジャンル」から一番遠く、本来歌が持っていた、
計算のない”気高さ”も感じ取ることができると思います。この曲が話題になっている事を知り、日本にはまだまだ「いい曲」に反応で
きる人達が沢山いる事も知りました。後はこの曲が、もっともっと世の中に広く伝わっていく事を、音楽を愛する者の一人として願っています。

(補足:上記は私が某レビューサイトに書いたものと同じ内容です)

 

 

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