某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「えんぴつが一本」-浜口庫之助

2007年03月31日 | ♪国内 -男性


「えんぴつが一本」-浜口庫之助
歌/作詞/作曲/編曲:浜口庫之助

大人だ

本物の大人だなぁ~

そして、洒脱な歌だ

浜口庫之助さん
唯一無二の世界を持った真のアーティストだ。

現代は本当に本物の大人がいない時代だとつつくづくと思う

以前前も書いたが、特に音楽界では「永遠に青春だぁ!」と叫んでいるような、大人に成りきれないアーティストがやたら目立つ。これは「若さ」が絶対的に素晴らしい事だと崇められている世の中と軸を同じにしているのだろう。メディアも若者に媚びたものがほとんだ。

見苦しいと思う。

なぜ年相応を素直に受け入れられないのだろうか・・・。ちなみに自分自身も決して若くはないが、そんな大人にだけはなりたくないな。もっとも大人といっても、「ちょいワル」系みたいな軽薄そうな大人にだけもなりたくないなぁ。中身が薄そうなんだもん・・・(^^;

ハマクラさんがご活躍された時代は、今でも憧れる大人達が沢山おられた。べつにそれぞれが何か教訓を垂れる訳でもないけど、個性的な生き様で何かを教えてくれる人達が沢山いた。ちなみに私は開高健さんも好きだった。週刊プレボーイの人生相談が好きだった(今でも単行本上下巻を持っています(^^)。

昭和の時代は、現代のように若者文化に媚びるような時代じゃなかった。大人がおとなはちゃんと大人で、だから子供は子供でいられた時代。そしてそんな大人達に自分は憧れたものだった。

歌謡音楽の世界でも、たとえばフランク永井さんのように大人の低音で聴かせる人達もいた。歌の内容も大人の恋愛だったりした。でも現代は”高い声を出せば歌が上手い”といわれる勘違いの時代だ。それにこれだけ自作自演の時代なのに、こういった洒脱な歌を書けるアーティストも殆ど見あたらない。それはやはり、「若さ」を絶対視しているので大人の世界を歌えないのだろうし、音楽業界のシステムは過度に商業化しているし、でも何よりアーティストのマインド自体がいつまでも若さを追いかけているので人生の深みを歌える人もいないのだろう。

大人が大人じゃない現代の子供はかわいそうだ。

私はたとえば女子高校生に嫌われるような
昔気質の大人の男になりたいなぁ
このテの子供に媚びるようなやつにだけは絶対なりたくない。
 


 

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